​名作を名作とする舞台

 

今日は

東京宝塚劇場へ

 

 

宝塚歌劇団が

魅せてくれる

グレート・ギャツビー

です

 

 

 

 

レオナルド・ディカプリオの

あの映画も

忘れられませんが

 

 

宝塚歌劇団は

1991年に

グレート・ギャツビー

世界で初めて

ミュージカル化

 

 

天才演出家ホント

と言われる

小池修一郎先生が

脚本・演出

 

 

今回

宝塚歌劇団としては

時を経て

3回目の

上演となりましたが

 

今回のギャツビー役

月組トップスター

月城かなとさん

計算された

ギャツビーの

バランス

には

唸りました

 

 


立ち姿

発声

スーツの着こなし

歌唱

表情

化粧

手の動き

息遣い


 

ひとつひとつに

無駄がありません




 

 

宝塚的な青いシャドーは不使用

プログラムより

 

 

大きな舞台というと

 

少し大仰に演じないと

後ろの方のお客さまには

よくわからない

 

とは

言われますが

 

結局、演じる人が

大仰にしなくても

 

演じる人の

内面の充実によっては

 

後ろの席の観客にも

きちんと

届くものがあるのだ

それを再認識させられた

舞台でした

 

 

原作者

F・スコット・フィッツジェラルド

 

愚かな生き方をした

偉大な男への讃歌

(プログラムより)

 

 

過去2回の作品以上に

切なく

美しく

胸に響いたのは

 

 

今は

 

溢れるほどの情報の中で

フェイクも本当も

大仰であることが

溢れた時代

だから

…かもしれません

 

 

 

愚かなほど

一途な愛

 

…なんて

 

電磁波が慌ただしく

情報を

飛ばしている街に

生きている

身には

 

心がざわつくような

危うい美しさ

…にしか見えませんでした

 

 

女ひとりを

愚かなほど愛する

男と

 

何も考えない

おバカさんとして

生きた方が幸せ

だから

バカな女として

生きようとする

 

 

その両方の想いが胸に響く

名作

名作として

演じ切った

月組のみなさんの

バランスも

また

絶妙でした

 

 

 

こういう作品は

1人で観るか

女友達と観るか

…がいいでしょうね

 

 

だって

主人公の

ジェイ・ギャツビーが

あまりに純粋に

一途にひとりの女を愛し

生きているので

 

夫婦や

恋人どうしだと

いろいろ考えさせられてしまう

…かも?

しれませんから、ね

 

 そう…

だから私は

 

失敗しました~

(;´▽`A``

 

右は夫の笠井信輔

 

 

☆宝塚歌劇月組公演 グレート・ギャツビー☆

2022年9月10日~10月9日

@東京宝塚劇場