​やっと会えました

 

 

今日、ついに

夫の笠井信輔と親しい

 

《ダウン症のイケメン》

これがご本人のキャッチフレーズ

あべけん太くん

 

会えました

 

 

 

私は

テレビ東京勤務時代に

港区にある企業の

CSR(社会貢献事業)の担当者

による《みなとネット》

という会に

参加していました

 

そのため

主催している

港区の社会福祉協議会の

みなさんとはご縁があり

 

今回はこの

港区社会福祉協議会が主催する

 

ボランティア活動をするうえで

障がい者への

理解を深めるための

港区ボランティア養成講座 

に、なんと

 

あべけん太くんが

講師なので

いらっしゃいませんか?

 

とお誘いいただいたのです

優しい社協のみなさん

ありがとうございます

 

 

笠井と私は

けん太くんを

びっくりさせようと

こっそり講座を受講しました

 

 

遺伝性はなく

どんな両親からも

生まれる可能性がある

ダウン症

 

染色体の突然変異で

21番目の染色体が

通常2本なのにたいし

1本多くなっている状態で

その多くは

先天的な疾患や

知的な発達に遅れがある

と言われています

 

どこの国でも

800人から1000人に

1人の割合

誕生するそうです

 

 

けん太くんが生まれた時

ダウン症であるという説明を

医師は

 

いわゆる知恵遅れです

 

話したことを

けん太くんのお父様は

明に覚えているそうです

 

しかしながら

同じ年の子よりも

ゆっくりだけれど

けん太くんはかなり

 

人として優れた男性

 

です

 

ダウン症児の特徴でもある

目標に向かって

頑張り続けること

誰もがなかなかできないことです

 

たとえば、けん太くんは

運転免許を取得するとき

実技はすぐに受かったものの

学科試験は難しく


周囲が

もうあきらめてもいいのでは?

と言っても

けん太くんは

 

絶対に運転免許を

取りたかったから

 

と、10か月ぐらいかけ

55回目で合格

その真剣さや根気強さには

脱帽です

でも運転は怖いからしないそうです(笑)

 

そのうえ

絵画やレスリング、ボクシング

テレビのニュースに天気予報

じつにいろいろなものに

小さな頃から興味を持ち

 

それらと一生懸命

向き合っています

 

今は35歳になり

1人暮らしをする

いう夢も

実現しました

 

 

《障害を理解し

こころをバリアフリーに》

 

というタイトルの講演は

けん太くんが生まれてから

現在の35歳に至るまでを

本人のパワポによる解説と

お父様のお話で

構成されていました

 

 

ダウン症のイメージを変えたい

と、積極的に

メディアやイベントでも

素敵なキャラクターを発揮

 

ダウン症のイベントでは

毎年

笠井信輔よりも味のある

良い司会をしています

(;'∀')

 

そう…

笠井が悪性リンパ腫で入院して

このイベントの司会が

初めてできなかったときは

けん太くんが

 

笠井さんの分も

頑張る!

と言って

ちゃんと立派に

やり遂げてくださり…

本当に嬉しく

笠井とともに感謝したものでした


 

 

今は、もう社会人


24歳の時に

12社目で内定した会社の

総務部で

しっかり勤務中です

 

 

11年前、けん太くんの就職が決まった直後

61歳という若さで他界されたお母さまは

きっと今でもけん太くんの近くで

微笑んで応援していると感じます

  

けん太くんは絵も上手いんです

 

 

講座のあとお父さまもいっしょに

4人で撮影するのは初めてのことでした

 

 

それにしても

講演でのお話は

ボランティアをするために

障がい者のことを

理解するためのものでしたが

 

どれも

ハッとするお話ばかりでした

 

 

ダウン症とわかった時

悩み

 

だから人前から隠す

…のではなく

 

どんどん外に連れて行って

そこでたくさんの人の

言葉のシャワーを

体感させることにした

 

というお話などは

コミュニケーションが

大事な時代を

生きていくために

必要な力を

けん太くんに備えさせる

教育になりました

うちの子にも欲しい力…

 

 

またダウン症児は

みんなに

迷惑をかけてはいけない

と思う性質

があるそうで

 

よけいにたくさんの人と

接する中で学ぶことは

大きいと思いました

 

私も友人に

ダウン症で生まれてきた

お子さんをお持ちの方が

何人かいます

不自由に思うこともある

と思いますが

みなさん

外に向かって出ていく

素敵な親子ばかりで

私はいつも自分の子育てを

励まされる思いでいました

 

 

けん太くんの

お父さまとお母さまの

その前向きな育児の姿勢

 

どんなお子さんを

育てている人にとっても


どんなお子さんと

関わる人にとっても


学ぶべきことが

たくさん詰まっていました

 

すべての人に

聞いていただきたい

お話でした

 

 

 

 

私が

けん太くんを

本当に素敵な人

だと思ったのは

 

講演終了後の控室でのこと


社会福祉協議会の方から

 

こんなボランティアあるんですよ

 

 

港区に7000人近くいる

一人暮らしの高齢者に

暑中お見舞のはがきを

書いて送る

ボランティアを

勧められたときのことです

 

 

家にあるはがきを利用して

暑中見舞いを手書きし

そのはがきを社協に送ると

一人暮らしの高齢者のみなさんに

送ってくれる

という

一人暮らしの高齢者の

心の支援活動

なのですが

 

そのはがきを受け取った

高齢者のみなさんが

とても喜ばれることを

社協の方から聞いて


けん太くんは

 

高齢者のみなさんを

喜ばせてあげたい

と思い…

 

 

一生懸命、自分の

スケジュールを

スマホで

確認しながら

 

〆切までに自分が

ちゃんとはがきを書けるか?

無理かなあ?

いや!ここで頑張れば…

うーん…

 じっと考え

 

しばらくしてから

 

やります!

頑張ってみます 

 

瞳をキラキラ

させたのです

 

 

なんて素敵!

優しい!

 

 

この

相手を思いやる

気持ち

ダウン症のお子さんの

特徴でもあるそうです

 

そう、今回の講座の中で

お父さまに

ダウン症の子どもの特徴

教えていただきましたが

 

まさにけん太くんです

(笑)

 

 

苦手なこと

 

効率よく物事を覚えること

 

臨機応変に対応すること

 

整理整頓をすること

 

 

得意なこと

 

人を思いやり、

優しく接すること

 

努力をすること、

物事を継続すること

 

自分に素直になり、

純粋でいること

 

 

 

そして、けん太くんは今

 

福祉も勉強して

たくさんの人の役にたちたい

 

そう考えているそうです

 

なんだか

私は

自分の息子のように

誇らしく嬉しく

思いました

 

 

 

 

けん太くんは

YouTubeもやっていますし本も書いています

 

 

そうそう

ダウン症のイケメン

と言う

キャッチフレーズですが

これはあるテレビ番組で

なんと紹介したらいいかを

司会者から聞かれたときに

けん太くんが自分で

ダウン症のイケメン

とその場で話したそうですが

 

このイケメンは

イケてるメンタル

と言う意味です

 

と、笑顔のお父さま

 

…面白い

(*≧∀≦*)

 

それに

人間として

イケてるメンタル

ってとても大事

みんなが欲しいもの

です

 

それを持っている

けん太くんって

やっぱり優れた

素敵な人だ

と思いました

 

 

けん太くん

いつでも

応援していますね

 

普通の顔をしてみて

と言ったらこんなポーズでした

なんで?(笑)