見せかけでなく本当のこと
私は
小さな頃から
動物が好き
です
そして
亡き母が遺した
毛皮も
好きです
誤解がないようにと思いますが
動物愛護の精神は
小さな頃から
溢れるほど
持っているつもりです
けれど私は
動物愛護のために―――
牛肉も、豚肉も、鶏肉も、
あらゆる魚も
食べない
革製品は
使わない
毛皮は
許せない
…という
徹底した
動物愛護の方
とは
ちょっと違います
私は
牛肉も、豚肉も、鶏肉も、
あらゆる魚も
食べますし
革製品も
使いますし
毛皮も着ます
特に
動物愛護団体からの
風当たりが強い
防寒最強の毛皮は
サステナブル
Sustainable
アップサイクルして
長く長く着ることができ
最後の最後は
必ず土に還る
地球に優しい
Circle of Life
だと思っています
毛皮のように見えて
毛皮ではない
エコファーが
最近では
いろいろなブランドからも
販売されていて
お洒落ですね
土には還らないけれど
お洒落だからと
こうしたエコファーを
素敵だと思う人は
それを選べば良いように
サステナブルで
温かくて
お洒落だからと
毛皮を
素敵だと思う人は
それを選べば良い
誤解がないようにと思いますが
毛皮を着る着ないで
動物愛護うんぬんいうのは
やはり違うと
思うのです
毛皮ブランドの
《CHIE IMAI》
デザイナーの
今井千恵さんは
働く女性として
憧れる人の1人です
その昔
毛皮といえば
お洒落なものは少なく
重い
を
軽くて
ファッショナブルなものに
変えた
素敵な女性です
SDGsが浸透してきた今
個人的には
そろそろ
毛皮が
動物愛護の精神から
離れたもの
という見え方
から
毛皮は
長く時代を越えて
着ることができ
アップサイクルもでき
最後はちゃんと土に還る
地球に優しい
サステナブルなもの
と
見られるようになるといいな
と、願っています
私は
母の形見の毛皮を触って
母が遺した世界を感じ
そして
母にも与え
今、私に与えてくれる
毛皮を通しての
自然の営みの尊い温かさ
に
感謝しています
風の時代
本質を見極める時代
選びたいように
選ぶことが
認め合える
自然な時代
になっていくと
信じています