​正門前に長蛇の列

 

 

3年前の春

我が家の次男は

新型コロナウィルスの

感染拡大を受けて

卒業式が中止

になりました

 

宅急便で届いた

卒業証書を

私が良い声で読み上げ(笑)

手渡ししました

 

やはり

味気ないですね

 

次男は可哀想でした

 

社会人になっても

自宅待機が続き

 

せめて英語力を

上げておくか

…と

まるで大学生みたいに

家に籠り

TOEICの試験勉強に

明け暮れていました

真面目な男なんです

 

卒業式という大きな節目を

奪われて

なんだかズルズルっと

社会人になっていったような

そんな次男が

可哀想に思えました

 

 

さて、本日は

三男の節目

大学の入学式でした

 

コロナのことがあるので

保護者は

正門前までしか近寄れず

 

新入生たちは

正門前で写真を撮るために

門の中、学校の敷地内に

列を作って

さながら

ビッグサンダーマウンテンに

乗るかのように

ずらーっと

並んでいました

 

我が三男も

50分待ち

 

なんとか

撮影できました

 

 

ちなみに

色々な大学で

正門前に

長蛇の列ができていたので

…これが

今年の

入学式の風景

なのかもしれませんね

入学式ができただけで

感謝です

 

 

私は、3人目にして

初めて

大学の入学式

…いえ

入学式には参列不可

なので

正確には

入学式の日に

学校の前まで

行きました

 

 

親子3代

大学の正門まで

いらっしゃった

ご家族の姿も

見受けられました

 

これを

少子化だから

とか

過保護だから

とか

いう方も

もしかしたら

いるかもしれませんが

 

私には

違って見えました

 

 

修学旅行も

文化祭も

運動会も

様々な高校生ならではの

イベントを奪われてきた

子どもたちの

久しぶりのイベントだから

家族みんなで

喜んであげたい

という気持ち

…なのかなと

 

人生の節目や

青春の躍動を感じられる

高校生活での

イベントの中止は

目には見えないけれど

彼らには

大きな傷跡を

残しています

 

 

そうした中で

受験勉強し

晴れて大学生活を

スタートさせる今

 

家族3代で…

というのは

決して過保護とかではなく

温かく

素敵なことだな

と思いました

 

 

 

緑の葉と桃色の桜のコンビネーション

ギリギリ、お祝いしていただけた気持ちです

 

 

新入生のみなさんが

たくさん

自分らしい花を

咲かせられますように

 

 

 

桜のそばに

濃い緑色の松の葉

人生の桜咲く日を待つ

ですね