アナウンサー朗読会

 

今日

東京北区にある

飛鳥山

を通りました

 

 

 

あいにくの

雨模様の東京ですが

 

飛鳥山といえば

江戸の花見

 

 

 

徳川幕府8代将軍

徳川吉宗が

江戸の花見の名所

として

作り上げた場所

 

晴れていたら

車を降りて

見上げたかったです

 

それにしても

懐かしい!

 

 

 

実は今日まで

飛鳥山に来たことがない私

なのに

懐かしい

と思うのは

三男がお腹にいるときに

 

テレビ東京アナウンサー

による朗読会

東京日本橋の

三越劇場で開き

 

私は

出演、そして

プロデューサーも

務めさせていただいたのです

 

じつはその朗読会で

読んだ作品の一つに

 

藤沢周平さん作の

《飛鳥山》

があったからです

 

いつか飛鳥山で

桜を見たい

 

などと

思っていたのですが

すっかり日々の忙しさで

そのことすら忘れてしまい

(p_-)

 

今日、たまたま通りかかり

ふいに実現しました

 

車窓からなので雰囲気だけですが

なんとも壮大でした

 

 

藤沢周平さんの飛鳥山は

 

子どもを産めず

夫と別れ

1人暮らしてきた女

母を亡くした幼い女の子

飛鳥山での

華やかな花見の宴の

賑わいの中で

出会い

 

人さらい

さらわれる子

となり

 

そして

その両者が

幸せを感じる

・・・

 

いつ読んでも

胸の奥をじんとさせる

作品です

 

 

親子は

血が繋がらなくたって

いいじゃないか

と、私は思うのです

 

つまり

誰かを愛することの

尊さ

それこそが

素晴らしいからです

 

この作品では

主人公の女は

人さらい

ですから

許されるものではありませんが

 

それでも

この二人に

逃げ切って欲しい

と、思わず

願ってしまいたくなります

 

それはなぜなのか?

 

 

私は以前

養子縁組

取材をたくさんする中で

 

血が繋がっているとか

いないとか

関係なく

 

魂の結びつきこそが

大事

 

互いを思う気持ち

これこそが大事

 

そう、強く実感したのです

 

だからこの作品は

余計に

 

主人公の女も

子どもも

幸せになって欲しい

幸せになれるに違いない

 

そう思ってしまう

のかもしれません

 

 

ペットしかり

養子縁組しかり…

すべて

 

つながりを得たことは

幸福なこと

だと思うのです

 

愛せる存在を持つこと

やはり素晴らしいです

 

 

《飛鳥山》

華やかな春の日にこそ

また

声に出して読みたい

1冊だと

 

飛鳥山の桜を見上げて

思いました

 

 

我が家はアーニャが

中心にいます

愛せる存在がいることは

家族みんなにとって

本当に幸せなことです