言霊力に敬意を表して

 

人は

人の言葉に

左右されるもの

 

良かったね

と言われれば

晴れやかになり

 

陰口が聞こえたら

どよんとするものです

 

言葉にはそれだけの

力があるのです

 

だから

アナウンサーが

正しい言葉を使おう

とするのは

母国語を

大切にして残していく

と同時に

 

言葉の正しい力を使う

 

ためだと

思っています

 

 

やはり

美しい言葉で

話した方が

聞いている人の心に

正しく、しかも優しく

真意が伝わる

と思うのです

 

 

ですから

美しい日本語で話すために

 

ニュースを読む前には

どんな時でも

どんなにベテランになっても

 

アナブースと呼ばれる

ナレーションなどを

録音するブースで

 

外郎売りを

超早口で話してみたり


口や顔の

ストレッチをしたり


新聞記事を

驚くほどの大声で

読み上げたり…


話す準備を

地味にいつもやっています

 

これはすべて

テレビの向こう側に

いらっしゃるみなさまに

 

きちんとした日本語で

お伝えしたい

…から、ゆえです

 

 

 

言葉には本当に

力があります

 

たいしたことない子でも

可愛い可愛い

と言って育てていれば

可愛い子になるのよ

 

言霊の力

教えてくれたのは

私の亡きママです

えっ?!って感じになる私

(・・;)

 

そして

嫌な言葉は

なるべく口にしないこと

 

嫌なことを

口にしていると

嫌なことが起きます

 

空気の学問の

気学でも

 

悪い方位に行くと

悪いことが起きる

 

というのは

聞いたことがありましたが

 

悪いことが起きると

また悪い方位に呼ばれて

また悪いことが起きる

 

ことを

学問として学び

どっきりしました

 

 

一方で

良い言葉を

話していると

幸せになるようで

本当だと

体感しています

 

 

夫の笠井信輔が

悪性リンパ腫で

入院しているときも

 

私は


一度も悪い言葉を

話しませんでした

 

もしかしたら

ダメかもしれない

 

という想いが

笠井の頭には常に

あったそうでしたが


私は決して

マイナスの言葉は

言いませんでした

 

入院中

検査結果を

聞きに行くとき

 

私はあえて

 

楽しみだね


と言いました

すると、笠井は


なんで?!


いつも不安な顔をしてみせます


私は


だって

絶対良くなってるから

 


すると、笠井はいつも

 

いや…さすがに俺は

そんな風には

思えないけれど

 

と、肩を落とし

苦笑してから

 

いや、そうだね

大丈夫

…楽しみだね

 

力なく答えたものでした

 

言葉には

力がある

 

だから

利用しない手はない

のです

 


…なんて言いながら

 

ついつい息子たちに

 

お馬鹿さん

とか

だめねー

とか

言いたくなります

言ってます

 

ここは堪えて(笑)

カッコいい!

優しい!

素敵!

賢い!

天才!

…などなど

良い言葉を

浴びせてみよう

思春期は難しいけれど

大実験続けてみますね

 

 

 我が家の猫アーニャの頬に

虹色が反射して光っただけでも

幸せをいただいた気持ちになる私です