​落ちたからこその幸せ

 

私には

3人の男の子がいます

 

3人の子どもを育てると

そこには

それぞれの

お友達がいるので

かなりの数の

子どもたちの

成長と行方

見守ることになります

 

小さな頃

とても優秀で

有名な大学を出ても

就職が上手くいかず

ニートの様になる子もいれば

 

ギリギリの成績で

後ろの方で

いつも走っていた子が

上場企業でイキイキと

働いていたりする

 

不良だった子が

お父様の跡を継いで

立派な社長さんになり

家業を

大きくする子もいれば

 

頭が良くても

就職先で上手くいかず

何度も仕事を変えて

結局、大学や大学院に

戻って

社会で働くことを

先延ばしにしよう

とする子もいる

 

いま、受験が終わって

良い結果

悪い結果

日本中で

悲喜こもごも

…だと思います

 

落ちたらダメで

受かったら良い

では、ない

ことは

 

たくさんの

子どもたちを見てきて

つくづく思うことです

 

この瞬間は負けた

けれど

その意味は何なのか?

 

それを思って

次に向かって欲しいです

 

負けたのは

この瞬間だけ

のこと

です

 

そして

落ちたからの

出会いや人生

そして

自分らしさの気づき

も、あると思います

しっかりそれを

見つめて欲しいです

 

*****

 

 

今から12年前

うちの次男は

中学受験

失敗しました

 

受験の日

寒い雪が降りしきる中

早朝

受験に行く電車の中で

 

きっと落ちるなぁ

 

と、私にはわかりました

何となくはっきり(笑)感じました

 

その時、私は

受かるつもりで

このまま試験会場に

行かせてはいけない

と思い

 

隣に座っている

小さな

背がとても小さかったのです

小さな

小学6年生の次男の

手を握って

言いました

 

あなたは、ね

絶対に幸せになれるのよ

だから

受かっても落ちても

あなたは幸せになれるから

大丈夫だからね!

あなたの人生は

幸せだから

 

 

次男は

私の手をぎゅっと

握り返すと

幼い笑顔を浮かべて

 

ボクは

絶対に幸せになるんだね

良かった!

 

と言いました

 

次男は確かに落ちました

 

けれど、落胆する

おとーさんや

おばあちゃまの前で

次男は言ったのです

 

大丈夫だよ、おばあちゃん

ボクは落ちても

絶対に幸せになるから

大丈夫だ、って

お母さんが言ってるから

 

おばあちゃんは

笑顔で

涙を浮かべてくれました

 

あのあと

公立中学に進んだ次男は

中学受験に

失敗したからこそ

高校受験も体験し

 

進学した高校で

大切な

先生や友達に

出会えました

 

私も保護者として

同じように

大切なママ友や

先生方にも出会え

幸せな時間を

もらえました

 

 

そして中学まで

背の順で

ずーっと1番前だった

次男は

どんどん成長して

今では

180センチをゆうに超える

大きな青年になりました

 

何かにぶつかりながらも

幸せになる

その通り

周りの人に恵まれ

幸せな毎日だと思います


 

何が起きるかわからない

けれどきっと


自分らしい道を歩むために

その失敗があるのではないか


と感じることは

多いものなのです

 


受験シーズンが終わる

ここに記しておきますね

 

 

受かっても落ちても

受験生のみなさん

自分らしく

胸を張って

歩んでくださいね

 

これは

あなたが

幸せになるための道

である

 

そう

私は信じています

 

 

そしてきっと

 

あなたのご両親や

周りの方々も

口には

しなかったとしても

そう

信じているはずです

 

大丈夫です

 

 

 

先日、次男は24歳になりました

元気にここまで育ったこと

感謝です