遺族側弁護士さんと、阪急側の同時刻の会見から一夜明けて。
やはりご意見は大きく二分される。
ひとつは、こんな会見で許されない。
もうひとつは、やっと宙組さんが動き始める。
もちろんワタクシは後者です。
待ち望んでいましたから。
それでも、望むことは二つ。
ひとつは、有愛さんを追い詰めた空気感の解消。
もうひとつは、歌劇団のトップが信頼を得ること。
前者は、全ての組が同じ歩調で歩むことで解消されるだろうし、後者は、今回のことをきっかけに変わっていくと信じたい。
パワハラについての認識の浅さもちゃんと見つめ直して欲しい。
この時期の締結は、ご遺族側の配慮が大きいと思われ。
宙組さんが動き出せるように…という。
これは、簡単にできることではありません。
自分の娘が、同じ目にあったらと思うと、関係者の土下座でも許せるものではありませんから。
それでも、姉妹が愛してやまなかった宝塚歌劇団。
宙組がこのまま幕が開けられなくても知ったことやない…とはできなかったんだと思うと、もう、感謝しかありません。
だからこそ、お名前の挙がった10人だけでなく、心ある劇団員さんたちは、みんなこの機会に、自分の思いをご遺族に伝えるべきでした。
謝罪文がきちんと10人分提出されなかったことが、すごく引っかかる。
てか、今日も、宙組さんの人事や、演目についてのニュースはありませんでしたね。
それこそまどかちゃんのミュサロを経て、何か動きがあるのかも。
それにしても、YouTubeとか、報道で使われる芹香斗亜さんのお写真、酷くないですか?
二番手が長かった芹香さん。
まあ、自然と敵役が多くなるわけで。
その極悪な写真を使って、いかに酷い人なのか、盛大に作文する。
許せん!
芹香さんの、あの冷たい三白眼は、お稽古の賜物。
素敵な笑顔もたくさん見せてくださるんですからね。
お茶目で、笑いをとりにくるタイプなんですからね。
てか、笑顔といえば、有愛さんは、弾けるような笑顔しか思い出せません。
お母さまの言葉通り、頑張り屋さんだったのに。
パガドの初日、彼女の演技はどんなだったのでしょう。
幕が開けたのに、新人公演の準備ができていなければ、どれほどのプレッシャーがあったのでしょう。
聞けば、新公のPDも、彼女に任せきりだったのだとか。
上からも下からも責められたと思えば…。
頼れる同期もいないし。
なんなら中止でもよかったのに。
無理って言えばよかったのに。
でもやっぱ、親より先に死んだらあかん。
てか、これまで取り上げられへんかったけど、宙組さんの組子さんたちだって、彼女の死とちゃんと向き合えているのかどうか。
もちろんちゃんとケアされているとも思うけど、世間はそういうところも考えて欲しい。
ちゃんと知りもしないで、クソ雑誌やSNSの批判を丸ごと信じて、宙組さんを責めるのはやめてくれ。
もちろん、ワタクシも含めて、やけどね。
でもワタクシは宙組さんの幕が上がったら、全力で応援する。
実母を見送った後の言葉にできない息苦しさを軽くしてくれたのは、紛れもない宙組さんのお芝居やったから。
それだけ。