ぴーすけくんのメモリーズ

宝塚大劇場千秋楽挨拶

びっくりするくらいしっかり眠る。

でも目覚ましより早く目が覚める。

皆さまが待ってくださっている真っ白な光景が不思議な感じ。

それをみて、卒業を実感する。

思わず琴さんを抱き上げてしまう。

あんなに愛に溢れた場所は他にはない。



TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~

みんなが笑顔になれる作品。

仲間たちも、「これぞ星組」のメンバー。

天飛華音くんとか、稀惺かずとくんだったり、これからの星組を支えてくれるふたり。

一緒に過ごせて、自分の積み重ねてきたものを伝えられたらと思う。

礼さんとともに過ごさせてもらうお役。

配役を見て嬉しかった。

これまで琴さんと敵対するお役はほぼなかったので、最後も琴さんを追いかけることができてしあわせ。

初めてセリフや歌のある作品をご一緒した谷先生とはいろいろ思い出話をしながら。

ぴーすけの挨拶、泣いたわ…と言ってくださる。

先生の作品で卒業できることを光栄に思います。


VIOLE TOPIA

花婿として登場する場面の青いコートは、まさかの、天海祐希さんのコート。

在団中に着たいと願っていた天海祐希さんの衣装。

最後に夢が叶ってしあわせ。


中詰は自由な感じなので、千秋楽の日は、みんなが近づいてきてくれて、抱きしめてくれたり、抱きしめたり。

星組の温かさを感じてしあわせ。


客席降りでは、ハイタッチに命をかける。

できるだけたくさん。

できるだけ力を込めて。

東京も頑張ります。


ご縁の深い指田先生の場面は、ザ宝塚なトレンチコートの場面。

男役として突き詰めてきたことが指田先生との場面のにつながって、うれしい。

競り上がる瞬間からのたくさんの拍手。

胸が熱くなりました。

飾りすぎずに、素直に自分が出せたら…。

カサブランカをつけたいと思っていた。

美織先生の素敵な振り付けと演出。

うれしい。


退団者の場面。

スポットを浴びながら、ここで踊るのは最後なんだとしみじみ思う。


エトワールをやると聞いた時は驚く。

歌はずっと課題だった。

毎日心して歌う。

千秋楽も割れんばかりの拍手を送ってくださり、しあわせだなと思う。

神聖なあの場所に、自分の声だけが響く。

すごいことだと改めて思いながら、エトワールをさせていただきました。


ご挨拶

階段を降りながら見る、みなさまの表情がすごく暖かい。

それを見て安心する。

なつこさん「素敵だよ」

ありちゃん「かっこいいよ」

花束は、誕生花の桔梗、紫陽花、えりか。

えりかは本名。



男役、天華えまは終わりではないので、宝塚大劇場への感謝を伝えるつもりで。

私の気持ちはまだまだ皆さまに届きますよ。



初舞台 宙組 クライマックス



大空祐飛さんのかっこよさに驚く。

特に背中。

凰稀かなめさんに憧れていたので、まともに見られない。

センター口上の時はかなめさんにお化粧してもらい、ドキドキ。

同期みんな一緒で楽しかった。


眠らない男・ナポレオン

新人公演

琴さんに向かって、琴さんの歌を歌う!

本当にごめんなさいって感じ。

スター口さんの中に入って踊ったり、舞台上で一人で歌ったり、一気にいろんなことを経験。


全ツ 風と共に去りぬ

正純先生に、思ってもいないことを言うな!と怒られる。

ウィリーくんの気持ちが全然わからない。

芝居の基本の「キ」を教えていただく。


宝塚巴里祭2016

一生続いて欲しいと思えた作品。

新人公演とか、悩みが多かった中、巴里祭に呼んでいただけて、嬉しかった。

お客さまとも近く、しあわせな瞬間を共有するってこういうことなんだと感じる。


桜華に舞え 新人公演

ターニングポイント。

みちこさんから、「そんな普通な半次郎じゃないのが見たい」と言われる。

自分が演りたい半次郎をやらなきゃだめなんだと気付く。

齋藤先生ともケンカしながら稽古に励む。

相手役の小桜とも夜な夜な話しあったり、お稽古のDVDを見たりしてダメ出しし合う。

青春!


阿弖流爲

ずっと心に残っている作品。

「琴さんとわたし」みたいな役柄。「俺が連れて行ってやる」という琴さんの台詞。

本当に、この人が、星組をいろんなことに連れて行ってくれると思えた。

今本当にそうなっている。

飛良手の生き様は、自分がこうなりたいと言う姿。


霧深きエルベのほとり 新人公演

すごく悩み、壁にぶち当たる。

人の欠点を演じた方が良いと気付かされた役。

嫌だなと思う部分が人間らしさを作る。

フロリアンはAIみたいないい人。

その中にいろんな葛藤をみつける。


龍の宮物語

難しい役柄。

瀬央さんにたくさん助けていただく。

清彦と山彦の関係。

山彦を演じてから、何かを考えて演じることがなくなった。

基本の芯が作れたら、あとは自由にその人として生きる。

お芝居の楽しさをさらに学べたお役。


ロミオとジュリエット

「死」とマーキューシオを役代わりで。

どちらも、本当に苦しみました。

踊りで表現する役がやりたくて、そういう役を演じられたら辞めてもいいと思っていた。

今まで演じてこられた方にとらわれていたが、新しく生み出せばいいのだと気付く。

自分にしかできない表現を追い求めなければ意味がない。

マーキューシオは知れば知るほど奥が深い人。

役として生きられて楽しかった。


婆娑羅の玄孫

大好きな轟さんのラストステージ。

まさかの親友役に緊張。

背中を叩いて励ましてくださる。

その延長で、公演のない時も連絡させていただいたり、イシさんとの貴重な時間をたのしむ。



Stella Voice

思い出がたくさん。

憧れていた「ME AND MY GIRL」の楽曲にも触れられる。

森先生の振り付けで踊るコンテンポラリーダンスが実現。

嬉しすぎて、決まった時踊り狂いました。

しあわせで贅沢な空間。

お衣装も、体に合わせて作ってくださる。

これからの星組を担う若手に、少しでも何か伝わるものがあるようにしなければと思う。

終わってからみんなの楽しかったという言葉がうれしい。


男役として

目標は天海祐希さん。

作り込まなくても、男の人に見える。

立ち姿も美しい男役さんになりたい。

役者として、いろんな役に染まれる男役になりたいと思っていた。



星組

みんなのこと好きだなぁって。

ただただそう思う。

星組じゃなかったら、こんなにいなかったと思う。

あったかくて、元気で、パワフルで。

前に進む力がとても強い組。

それを琴さんが先頭に立って引っ張ってくださる。

それがまたみんなのエネルギーになる。

星組にいれてしあわせです。


宝塚人生を振り返って

両手でバンザイして、しあわせだったーと叫べます。

辛いこと苦しかったこと、壁にぶち当たったり、自分が嫌いになることもたくさんあった。

でも、負けん気が強く、うじうじしている自分が大嫌い。

そういうのも含めて、全部自分自身だと思える。

そう思わせてくれる宝塚に在籍できていることが人生の宝物。

今の自分が好きだと言えるのは、周りの皆さんのおかげ。

宝塚歌劇団のおかげ。

心から感謝。


宝塚とは

青春。

ここにいなければ壁にぶつかることも、感情がエモーショナルになることもなかった。

バレエは一人で戦うことが多かった。

こんなに仲間と支え合うこととか、いろんな方に感謝することとかを教えてもらう。

いろんなことを教えてもらう。

この学びはこれから一生役に立つし、明るい未来に走って行けると思える。


宝塚を愛する皆さまと、わたしを応援してくださる皆さまに出会えたこの奇跡に、心から感謝しています。

そのみなさまにこれからも精一杯の恩返しができますよう頑張ってまいりますので、東京公演もよろしくお願いします。




滋賀県出身ということで、勝手にシンパシーを感じていたぴーすけくん。

ぴーすけくんが紹介していたお肉屋さんのかコロッケ、ホンマに美味しい。


でも、近江八幡の水郷巡りはちょっと。

あまりに長閑すぎて眠たくなる。

東京からのお客様をご案内しましたが、みんなして水鳥の名前をたくさん覚えましたぜ。


てか、初舞台の口上のお化粧、かなめさんがしてくださったのね。

憧れの方にお化粧をしてもらうなんて、聞いているだけでドキドキ。


ぴーすけくんは卒業後どうされるんでしょうか。


寂しいけれど、楽しみでもある。




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