昨日に続いて、組長さんと、トップさんの公演情報です。
風が吹く
主題歌が、これまでの宝塚ミュージカルの主題歌とは違う風が吹いている。
有りそうでなかった、聴いたことがあるようでなかった曲。
メロディーラインとか。
でも柚香光さんは聴きたかった曲。
素敵な楽曲。
柚香光さんはJAZZが好きなので嬉しい。
そのJAZZの場面はきっとお客さまもスイングしちゃう。
ラテンの場面もある。
ココナッツの太鼓を腰につけて、たたきながら男性ダンサーたちが踊る。
またその踊り出す状況がドラマティック。
あとは、劇団員たちの物語にも注目。
稽古場風景とか、楽屋裏の場面。
それは、ジェンヌさんたちの日常とも重なる。
振付を受ける場面とかも見どころ。
フィナーレ。
まだ、どうなるんだろうとワクワクしているところ。
KAORIalive先生の振り付け。
何やら力を入れてくださっている気配がぷんぷん。
想いを込めて作りますので、どうぞ楽しみになさってください…と、柚香光さん。
この公演は、れい、まどか、あと退団者がいますけれど…と、美風組長。
今はお客さまに喜んでもらえる舞台を作りたいという思いしかない。
お言葉をかけてくださったり、お客さまのお手紙から、卒業するんだな…と実感が重なる部分があります。
でも、何よりも、こんな舞台に出会えてよかった、こんなシーンが観たかったと思っていただけるような作品作りができるようにという思いが強い。
美風さんが泣けてくる光景。
日頃から、一番たくさんの振りを覚えなければならないれいちゃんが、いつも周りに目を配り、まどかちゃんやみんなに的確なアドバイスをする様子。
上級生に教えていただいたり、声をかけていただいたりするのは、こんな自分を見てくださっているんだという悦びが、次の舞台に向かって背中をおしてもらうことにつながっていたと、上級生になればなるほど思う…と美風さん。
なので、今のれいちゃんの姿は、もう、拝みたくなるくらい。
好きなんです、わたしも。
…とれいちゃん。
頑張りかたとか意識の仕方とかをちょっと変えるだけで、自分が変わっていく発見が重なった時の、みんなの高揚感が、わたしも嬉しい。
その子の魅力がより出たりするのを見ると、とても幸せでパワーをいただく。
まどちと向き合って話をしているれいの姿は、マルセルの役とも重なる…と美風さん。
まだ若いマルセルは自分のことでいっぱいいっぱいで、周りにきつく当たったりもするけれど、彼は彼の中で成長を遂げて、協調性を身に付けていく。
マルセルの相方、舞月さん演じるジェラールとの関係性も面白い。
とっととアメリカにいっちゃう役。
帆純くん演じるロベールにあとを託す。
そのあたりも、退団者の皆さんが役とつながっていく。
帆純くんと、れいちゃんは、いつも一緒に残って練習する仲間。
最後に2人でそういうお芝居ができるのも楽しい。
まどちとも、卒業公演でありながら、こんな初々しい関係を作っていただいて嬉しい。
何気ないけど、ドキドキするお部屋の場面が好き…と、れいちゃん。
日常を切り取ったような場面をお楽しみください。
退団するみこちゃんと美里さんの劇団員としての可愛い姿。
フリードリッヒとアネットカップルを、きゃいきゃいいいながら見守るお芝居が、たまらなく可愛いので、お見逃しなく。
お客さまの目が忙しくなりますが、そういうお芝居をしている場面も注目してください。
最後に、意気込みを。
お客さまに喜んでいただける舞台をお届けできるように、心を込めてお稽古して参りたいと思います。
わたしの舞台に対する思い、お客さまへの感謝の思い、ご恩を感じる気持ちが、マルセルという役につながる部分がたくさんある。
マルセルという人物を深く掘り下げて熱くも、厚くも作っていけたらいいなと思います。
全員で舞台を作るということを慈しみながら、感謝しながら、一日一日を重ねていきたいと思います。
楽しみ。
でも、やはり退団される皆さまのことを思うと、ホンマつらい。
毎回なんですけどね。
集合日に発表される退団者の皆さま。
お稽古が始まり、いろんな情報が出てくるけれども、どんどん高まる期待感と、寂しさ。
これが110年続いているんですからね。
110年続いてきたものを、時代に合わせて思い切って変革することも大事ですが、変わらないものの方をより深く愛したい。
で、今日のタカニュは、花より男子の場面が流れる。
優波くんも、くりすちゃんも、華雅りりかお姉さまも、冴月さんもいたはったな〜。
城妃美伶ちゃんとのコンビ、素敵やった。
んで、元気いっぱいのれいちゃんの眉間のシワはまだ深くはない。
ここ3年ほどの余計な憂いを取り払って、やんちゃで元気なトップさんとして駆け抜けていたら…
とも思いますが、明日海りおさんから引き継いだあと、このコロナ禍になったのにもきっと何か理由があるんですよね?
小林一三先生。
この公演は東京のラストまで何事もありませんように。