新・オスマン帝国外伝
影の女帝キョセム
シーズン2 第82話
暗闇の哀哭のあらすじと感想です。

ネタバレしております。


キョセム、ピンチ!

発砲しない約束でイェニチェリが侵入したのに、皇帝妃トゥルハンの手の者が発砲。

約束違反だ!と門に迫る軍団。


こんな時助けに来るのが、この人なんですね。


ケマンケシュ!

世界皇帝の処刑を求めるとは何様だ!

処刑されたはずのケマンケシュが生きていたのですからみんなびっくり。

そしてケマンケシュ率いる一団の絵面。


キョセム母后様に忠誠を誓っている!

…と宣言。

母后の介入を正当化。


ドヤる母后。


しかし、将校スィヤウシュが反論の声を上げる。

大宰相でもないお前がなぜ我らの前に立つのか?




そこで、我が意を得たり!と、ズイッと前に出る皇帝妃トゥルハン。


策略に乗ってはダメよ。

母后さまは、ケマンケシュは死んだと見せかけて皆を騙した。

また母后と組んで二人で統治しようと企んでいるのよっ!


軍団の同意を得て、さらに調子に乗るトゥルハン。


メフメト皇子を玉座に就け、母后は旧宮殿に行くべきよ!


ふふっ。勝ったな…と言わんばかりのトゥルハンにキョセムがささやく。


私なしで、お前の息子メフメトが玉座に就けると?

お前の息子は今どこにいる?


ガビーン


メフメト皇子は、宦官ハジュが抑えておりました。



キョセムの方が一枚上手。

ってことで、キョセムが偉大なる母后大母后として摂政に任命される。









そして、ケマンケシュがイブラヒムの元に遣わされる。

イブラヒムもアティケも、生きていたケマンケシュの姿に驚く。

ルメリ軍法官カラチェレビザーデが法学者としてイブラヒムに最後通告。


そして、前皇帝として幽閉されるイブラヒム。

皇帝妃ヒュマーシャーは、クロテンの毛皮をもたせる。


運命を受け入れ、感謝するイブラヒム。

ムスタファ叔父が暮らしたカフェスに幽閉される。





てか、メフメト皇子の手を引き、即位のために向かうキョセムの様子は、まんま、サフィエですやん。







わたしの純真さや清らかさは、力を持つことで失われた…

…と、いきなり始まるキョセムの最期。


散らばった思い出の品々。

そこここに倒れる宦官や女官たち。

キョセムを守って死んだ人々。


側女たちに宝飾品をむしり取られる、冷たい廊下に横たわるキョセムの姿。


人は人生の終わり方で記憶されるとか。

本当にそうだろうか。

わたしは後の世でどう説明されるのだろう。

アフメト皇帝の目にとまり島からさらわれた無垢な娘?

皇帝家に4人の皇子を授け、国の庇を支え、救貧院で毎日二万人の空腹を満たす、慈善家の強い母后?

国を統治するため子供達にすら哀れみを向けぬ野心のために正気を失った残酷者?


はあ…

これが、キョセムの最期なのね。






カフェスには暗闇が怖いと泣き叫ぶイブラヒムの姿がある。

てか、暗いし、水の滴る音がするし、地下牢か?ってくらいの酷いクォリティ。

こんなところに一生閉じ込められるのなら、いっそ死んだ方がマシ。


そこに、イブラヒムを助け出そうと、アティケがやってくる。

宦官に扉を壊させようとするのですが…


そこにキョセム大母后登場。

未遂に終わる。

すべきことをやろうとした…とアティケ。

いつか外に出たイブラヒムの勅命で最初に処刑されるのはあなたよ…と、母親に叫びながら連行される。


扉の向こうから、助けを求める息子の声が響く。

その声を背に、立ち去る大母后キョセム。











救貧院に向かう大母后キョセム。

民の声はいつもと違い、息子である皇帝イブラヒムの幽閉に反対する声。


救貧院には高官たちが集まっている。

高官たちも民の声を心配する。


宰相キョプリュリュは、民だけではなく騎士隊の中にも動揺が広がっていることに懸念を示す。

軍団将校スィヤウシュは、アティケ配下の騎士隊の動きを警戒する。


トゥルハンの意を汲む二人は、イブラヒムの処刑を望んでいるのだ。


二人だけでなく、大宰相ソフ・メフメトもアナトリアの不穏な動きを報告する。

海軍提督デリ・フセインも、帝都の不穏な動きが飛び火すれば騒乱になる…という。


それでも息子の命は奪わないと、キョセム。

イスラム法上でも適切ではない。


…が、法学者たちも口を開く。

長老たるアブドゥルラヒムからのファトワーをキョセムに渡す。


帝国に賄賂や不正で混乱をもたらした皇帝への処刑を許可するもの。


追いこまれるキョセム。










後宮でも、皇帝の妃たちが、幽閉されるイブラヒムがどうなるのか心配している。




そんな妃たちをヴァリデスルターナとして呼び出すトゥルハン。

全員を旧宮殿に追い払う。

皇子がいても関係なしに。

まだ乳飲み子であるオルハンの母、ヒュマーシャーも例外ではない。

同じ母親なのに、その無慈悲な仕打ちに異を唱えるヒュマーシャーですが、問答無用。

燭台を手に殴りかかろうとして宦官スレイマンに制止されるヒュマーシャー。


連行されながら、イブラヒムが出てきたら、あんたもキョセムも処刑される!と叫ぶヒュマーシャー。

まさにそれを警戒するトゥルハン。




…で、この女は、息子である皇帝の名前で、父親である先帝の処刑への勅命をしたためる。





ケマンケシュも、イブラヒムをカフェスから出すことを勧める。

イブラヒムもカフェスの中にはいたくないだろう。

その泣き叫ぶ声で、宮殿の人々も疲弊している。

再び玉座に就けるか、処刑するかはキョセム次第だと。

現状は理解しているものの、どうしても息子の命を諦められないキョセム。











そして、こいつ。


女装して逃走を図るも、あえなく見つかる。

…で、買収を試みるも…



あえなく逮捕。






で、デリ・ムスタファの前に連れてこられても、まだ、買収しようと悪あがき。


最後はケマンケシュの

キョセム様がよろしくの言葉に見送られ、亡くなる。


しぶとかったな。


てか、お金の隠し場所は聞き出せたのかしら。











…という、第82話。



あの、キョセムの最期。

ショックでした。

偉大なる母后の最期があんな感じやなんて。


まだあと2話ありますけどね。


なぜ、引退できないんやろね。


イブラヒムを処刑できないのはわかるけど、ジンジに踊らされて、あれだけのことをやったんやから、処刑もやむなし。


メフメトを玉座に就け、トゥルハンに母后を譲り、妃たちを引き連れて旧宮殿でのんびり暮らせばよかったやないの。

あとは慈善事業にいそしむとかさ。


まあ、無理かな。

トゥルハンにしたって、キョセムが生きているだけで脅威やからね〜。


で、皇子メフメトがなかなかドライな奴でびっくり。