何かと意見が衝突するイスラムの長老と、元イスラムの長老。
アヒザーデ・フセインは、息子の法官セイイドを使って、ヤフヤのことを調べさせる。
そんな中、陛下に呼び出されるアヒザーデ・フセイン。
呼び出された部屋にはヤフヤの姿もある。
イリヤスのことで呼び出されたのだ。
処刑すれば反乱につながるとし、師が保証人となったイリヤスが、反乱の旗を揚げたのだ。
言い訳を試みるけれども、あれだけ自信ありげに言い切ったのだ。
結託を疑うムラト皇帝。
ムラトは反乱のおり、反乱者が求める保証人として自分の前に立ちはだかった長老のことを許し難く思っていたのだ。
陛下をお守りしたかった…という言葉を遮り、
お前は何様だ!と、ムラト。
これで許し難い行為は二度目。
三度目はない…と、帰されるアヒザーデ・フセイン。
これはヤフヤが何か皇帝に入れ知恵したに違いないと思い、ヤフヤを待ち伏せする。
もちろん否定するヤフヤ。
イリヤスのことも今初めて聞いたのだ。
皇帝に、イリヤスとフセインの関与を聞かれても、正直にわからないと答えておりますしね。
これ以上自分の邪魔をすればただではおかない…と、立ち去るフセイン。
その様子をチラチラと盗み見る、国璽尚書兼宰相シナン。
キョセムの管財人、エステルに呼び出される、太刀持ち兼小姓頭ムスタファ。
別れを告げるために来たのだ。
二度とここへは来ない。
理由を聞いても、とにかく別れる…というムスタファ。
エステルは夢中にさせたまま別れるなんて許さない…という。
その太刀持ちに愛を告白された皇女ゲヴヘルハン。
太刀持ちの気持ちは本当だとわかったと女官エルフに言う。
でも彼は妹アティケの意中の人。
もしもアティケに知られてしまったら?
時が解決する…とエルフ。
アティケは、カスム兄上のことが心配で、食事も喉を通らない様子の双子の弟イブラヒム皇子を心配する。
宦官長ハジュと後宮出納官ラーレザールも、皇子たちを心配する。
カフェスに閉じ込められたカスム皇子も衰弱している模様。
イブラヒム皇子も部屋にこもったまま。
母后さまを悲しませまいと、ハジュは皇子たちの様子を内緒にし、お元気だと報告する。
母后さまの体調が心配なのだ。
糖尿病って診断されたばかり。
でも、その嘘は、イブラヒムを心配するアティケによってすぐにばれてしまう。
もちろんその足でイブラヒムの部屋に向かうキョセム。
イブラヒムは、自分もカフェスに入れられると恐れる。
そして兄上にいつか殺されるのだと。
そんなことはさせない…と、抱き締めるキョセム。
ムラト皇帝と王女ファリア。
ハーインはイエズス会と関係があったことを話すムラト。
更にアナトリアで反乱が起こり、制圧に向かうことも。
共に戦いたいと言うファリアですが、妊娠中の今はダメだと言われる。
凄まじい食欲のファリアを嬉しそうに見つめるムラト。
ムラトは皇帝家のものだけが持つことを許される短刀をファリアに贈る。
仕事で宮殿を訪ねたエステルを呼び止めるアティケ。
太刀持ちムスタファとの関係を知っている…と。
関係を断たなければ母上が知ることになるわよ。
エステルは否定する。
今日のガラタ塔の2人のわちゃわちゃタイム。
発明家ヘザルフェンの翼作り。
エヴリヤは、コーネリウスの最後の恐ろしい光景を話して聞かせる。
いよいよ形になってきたヘザルフェンの翼。
実際、ふんわりと飛行してみせる。
…が、まだまだだと、ヘザルフェン。
問題は着地と翼のクォリティ。
陛下から思わぬ叱責を受けたアヒザーデ・フセインは、キョセムに相談。
陛下は誤った提言について警告しただけだろう…と、キョセム。
そんなことでいちいち呼び出すな。
開き直るアヒザーデ・フセイン。
ならば、どうぞお好きに。
陛下はヤフヤ師の提言をお聞きになればいい。
私よりもヤフヤの方がお好きなんでしょ。
…と、立ち去る。
その様子を盗み見る、ギュルバハル妃と宦官ゼイネル。
このことをシナンに伝えるよう、ゼイネルに命令するギュルバハル。
書類を持参したエステルも、長老の様子を不審に思う。
で、即アヒザーデ・フセインを訪問するクソ野郎シナン。
昨日の陛下の対応がおかしいと嘆いてみせ、自分とギュルバハル妃は師の味方だという。
ギュルバハル妃との密会を持ちかけるシナンでしたが、アヒザーデ・フセインは、陛下の誤解を受けてはいけないと断る。
エステルの様子に、何か話があるのか?とキョセム。
エステルは太刀持ちムスタファとのことを打ち明ける。
しばらく親しい関係にあったこと。
そして皇女アティケと秘密の関係があること。
もちろん、アティケを問い詰めるキョセム。
否定するアティケ。
キョセムはゲヴヘルハンを呼ぶ。
アティケとムスタファの関係について聞くキョセム。
もちろんゲヴヘルハンも否定する。
太刀持ちと娘を結婚させるなんて万に一つもないと言い切り、立ち去るキョセム。
アティケはおそらくエステルが母上に告げたのだろうと姉に言う。
エステルを問い詰めるというアティケを止めるゲヴヘルハン。
また母上の知る所になるだけだから。
太刀持ちにもエステルにも近付くなと言われ、頷くアティケ。
ゲヴヘルハンはムスタファの部屋へ。
キョセムが、ムスタファとアティケのことを知ってしまったと話す。
アティケはエステルが耳に入れたと言っていたことも。
母上が知ってしまったら放置しない…と、うろたえるゲヴヘルハン。
もし、母上が、自分とムスタファのことを知ってしまったら?
アティケの思いはどうなる?
障害ばかり。
今なら後戻りできるというゲヴヘルハン。
一緒にはなれないわ。
皇子アフメトと、皇女ハンザーデ。
二人は兄弟ができると聞き喜ぶ。
良きパパムラトも、まさかこのおバカさんが、ファリアが娼婦だと市中に広めているなんて考えもしないのでしょうね。
ムラトの元にアナトリア軍政官アフメトからの書簡が届く。
目を通したムラトは、母上の情報通り、イリヤスが蜂起したと言う。
アフメトが制圧に向かっているとのこと。
先に、主馬頭デリ・フセインを送ることとなる。
準備が整い次第我らも出発する。
粛々と神に祈りを捧げ、母上に別れを告げ、出発するムラト。
そんな中、まだこんな怪しい集団が残っていたのね?
…と思ったら、
シナンやんけ。
…という第24話。
シナンの気持ちがわからない。
オスマン帝国の宰相でありながら、怪しげなイエズス会の秘密結社のチーフにおさまる…って。
ムラトが祈りを捧げる崇高な姿との対比が面白い。
で、ファリアが娼婦だという噂を広めて、どうするつもり?
何かあれば、金で雇われた連中はすぐにゲロしてしまいますぜ?
わからないといえば、ムスタファもですよね。
ついこの間、エステルんちでラブラブやったですやん。
わからんわー。