新・オスマン帝国外伝
影の女帝キョセム
シーズン1 第69話
心を病んだ皇帝のあらすじと感想です。
ネタバレしております。
ハリメとディルルバは、何事もなく終わるように塔の上から祈る。
やはり現れる「ピンハン」。
ムスタファの不安をかき立てる。
あの棺の中にアフメトは本当にいるのか。
子どもの頃のあの日のように、いきなり兄上が現れるのでは?
急に立ち上がり、先帝の棺を開け、確認するムスタファ。
ダヴドに促されて玉座に戻るけれど、その奇行を目にして驚く高官や兵たち。
その最中、後宮では、ハリメ付き女官メネクシェがドヤ顔で宦官を指揮し、キョセムの皇子たちを幽閉するべく動く。
オスマン皇子は、師父オメルとともに、宮殿の外へ。
キョセムが自分を後継に選ばなかったのは、やはり実子ではないからだと不満を口にする。
そこに合流する近侍頭ズルフィカール。
何とか無事に即位式が終わる。
キョセムはハリメに、母后になったことを祝い、責任を持った行動を取るように提言する。
もちろん。
心配いらないわ。
私は必要なことをする
…と、キョセムに旧宮殿に退くよう命令する。
だってそれが慣例なんだも〜ん。
取引は無効よ
皇子たちを抑えているから、とっとと消えな!とディルルバ。
オスマン皇子は外にいて無事だ。
自分の地位を取り戻すために戻る…と、キョセム。
ところが、馬鹿息子メフメトが、ジェンネトからオスマンの行き先を聞いて、ダヴドに漏らしていたのでした。
…。
エイジャンとメレキーの抵抗も虚しく、連れ去られる皇子たち。
オスマン皇子の元には衛兵を率いたダヴドが。
師父オメルとズルフィカールが皇子を拉致した罪に問われないために、ダヴドに従い連行されるオスマン。
メフメトと同じ部屋に閉じ込められる。
他の皇子たちはら別の部屋へ。
皇子たちの危機を、大宰相ハリルに連絡するべく、キョセムの命を受けて走る宦官長ハジュ。
キョセムの追放と、皇子たちの幽閉を知った高官や兵たちは驚く。
キョセムや皇子たちの解放を求めて門に詰め寄る。
ダヴドは「何のこと?」ととぼけてみるけれど、通用しません。
キョセムと皇子たちの処遇は、御前会議で決められたこと。
絶対に処刑なんか許されない!と、長老。
そんなことになれば、宮殿を潰して皆殺しだ!と叫ぶ兵たち。
その声が、耐えきれず、現れた皇帝ムスタファ。
誰も殺さない。
触れもしない。
だから僕を殺さないで…
…と、ママのところへ逃げ込む。
ダヴドも現状を報告に来る。
想定内!と、ディルルバ。
従わないものは皆殺しよ!
時期尚早と、ダヴド。
とりあえず、キョセムの追放と皇子たちの幽閉で十分。
は?時期尚早だって?
処刑人はいつでも送れます。
師父オメルは、ジェンネトに、なぜオスマン皇子が選ばれなかったのか聞く。
まあ、ムスタファの玉座は長く続かないから、とにかくキョセムに付かず、オスマンの側で見守ることにしよう…と。
皇子たちをエイジャンと、ハジュに託し、旧宮殿に退くキョセム。
2階から見送るハリメ一派。
それまで皇子たちをしっかり守れ。
アフメトに贈られた、あのイヤリングを奪おうとする宦官を目力で撃退。
正義は勝つ。
覚えとけよ!
旧宮殿。
キョセムと皇女たち。
宦官ギュルブズが迎える。
そしてもちろん太皇太后サフィエ。
この時を待っていた。
旧宮殿にようこそ…と、アヒル口。
新母后に頭を下げるビュルビュル、ハジュ、ジェンネト。
後宮出納官の印章をジェンネトから取り上げ、メネクシェに渡すハリメ。
キョセム妃の時代は終わった。
私の時代の到来よぉ。
キョセム妃に奉仕するものは首をはねる。
ハリメを信じるなんて、ばっかじゃねえの?と、サフィエ。
すぐに宮殿に戻るというキョセムに、私もここに来た日にそう思った…と。
あなたと違って、王朝を守るために追放されたのだと言い返すキョセム。
子を失う悲しみを、今度はお前が味わうのよ。
思い知れ!
同じ部屋に閉じ込められたオスマンとメフメト。
母上が助けてくださるというメフメト。
オスマンは、その母上が叔父様を玉座に就けたからこんなことになったのだと言い返す。
オスマンが戻ったと知り、駆けつける側女メレキシマ。
会うことは許されない。
二人のやりとりを苦々しく見つめるメフメト。
ジェンネトはメレキシマを連れ去る。
自宅に戻ったズルフィカール。
皇女ヒュマーシャーは、夫を問い詰める。
なぜオスマンではなく、ムスタファだったのか。
後宮をハリメに渡すなんて。
誰が皇子たちを守るの?
イエニチェリと騎士隊、後宮の宦官や女官たちも。
みんなキョセム妃の味方だから心配ないというズルフィカール。
甘いな
取り返しのつかないことになるわよ。
…ちょっと不安なズルフィカール。
旧宮殿の、母と娘たち。
必ず宮殿に戻れるからね…と、励ます母。
まんまとハリメにしてやられたハジュとジェンネトをdisるビュルビュル。
キョセム妃が戻られるまで、ハリメとは穏便に過ごし、託された皇子さま方を守るだけだと、ハジュ。
それにしても…と、メネクシェをこき下ろしているところに、御本人登場。
でも、メネクシェはジェンネトにはかないません。
あえなく、撃退。
母后となったハリメを訪ねる、太皇太后サフィエ。
幽閉生活が終わり、自由に出かけられるようになったらしい。
イスケンデルをアヤ・ソフィヤに埋葬することを頼みに来たのだ。
もちろんNO.
ハリメのサフィエに対する恨みは深い。
冷たい態度でサフィエを追い返すハリメ。
上等よ…
…という第69話。
これまた、怒涛の展開。
ハリメ一派がこうなることは火を見るよりも明らかでした。
まあ、ムスタファの天下は続かないでしょうけれど、どうなるのでしょう。
まだまだ権力者の入れ替わりはありそうです。
てか、ハリメ、ディルルバ、メネクシェのドヤ顔三羽烏。
一番腹立たしいのは、メネクシェの顔。
大したこともしてへんのに偉そうに。
てか、頼りにならんわ〜、ズルフィカール。
すごすごとおうちに帰ってる場合やないやろさ。
アフメトも死んでも死にきれませんな。
こんなことじゃ。