新・オスマン帝国外伝
陰の女帝キョセム
シーズン1 第40話
幼帝の即位式のあらすじと感想です。

ネタバレしております。




ドキドキが止まらない、一番長い夜。
キョセムの運命はいかに…



幼帝ムスタファの即位式の準備が進む。

現皇帝アフメトの留守を狙ってのクーデター。
てか、太皇太后サフィエの中では、皇帝アフメトは暗殺されたものとなっている。


弟の晴れ姿に、クソ皇女ディルルバはうっとり。

帝位に就くのは男だけ。
でも、男たちをその地位へ導き、とどめておくのは女なの。…と太皇太后サフィエ。



孫や子どもの気持ちを考えない、あんたみたいな女は、心が石でできとんねん!…と、精一杯毒付くキョセム。

そうよ。
石でできているの。
ダイヤモンドよぉ。
おーほほほほほ。


陛下が戻られたら、みんな処刑される!というキョセムですが、だとしてもその時にはお前はもういない。


…と、ビュルビュルにこの女を始末しろと命令。

ビュルビュルの手下の宦官バフティヤルに連行され、首に縄をかけられるキョセム。

ピンチ!






即位式に向かう幼帝と、その後ろに控える太皇太后に頭を下げる、衛兵たち。

お前らは、ほんまに…
すぐ寝返るんやから…






即位式が始まる。
小さな覗き穴から見守るサフィエ。
皇帝の椅子に座ると、足が下につかないほどのちびっ子皇帝。

裏切り者の高官たちも頭を下げる。



そこに乱入する、小姓頭ズルフィカールと、王子メフメト・ギライ。

皇帝は戻られる。
不届き者にだまされるな!

皇子への忠誠の誓いは反逆だ!

あわてる宰相フズル。
二人を捕まえるように言う。



連れ去られる二人。
満足そうなサフィエ。


ところが…

そこに

デストゥール、
スルタンアフメトなんちゃらかんちゃら…
の声が響き、登場する皇帝アフメト。


サフィエガビーン…

で、ムスタファに頭を下げていた兵たちは、皇帝アフメトに頭を下げるんだな…これが…



兄上…と駆け寄るムスタファを無視。
なんやこれは!
ハーインどもめ!
駆け寄る宰相フズル。
崩御の知らせを受けたので…

もちろんその場で首を刎ねられる。
ザマァ。



ヒュッレム妃の指輪を見つめて…
逃げ出すサフィエ。



皇帝の剣幕に怯える高官たち。

アフメトは、西方司令官クユジュ・ムラトに命じる。

自分が生きており、玉座も世界も自分のものであることを周知させよ!




毒をあおろうとする太皇太后サフィエ。
アフメトはそれを阻止。

衛兵の手で牢に入れられる。
死は解放にしかならないから。
生きて思い知れ!




ムラトの指示で並べられ、首を刎ねられる裏切り者たち。
首は見せしめに晒される。





ズルフィカールは、裏切り者バフティヤルを捕まえ、キョセムの所在を確かめる。

サフィエの命令で処刑されたと答えるバフティヤル。

怒りと絶望のズルフィカール。
その前を連行されていくサフィエとビュルビュル。




姿を見せたズルフィカールに怒りをぶつける皇帝アフメト。

何しとってん?

みんながサフィエに買収されており、こんな事態に…と、ズルフィカール。
そこに崩御の知らせがあり、みんなサフィエの側に。


家族の無事を確かめるアフメト。

母后と皇子たちは安全な場所に匿われて無事と聞き、ほっとする皇帝。

でも、マフフィルーゼが殺されたこと。

さらにキョセムは…


玉座と皇子たちを守るために奮闘したけれども、サフィエの命令で処刑された…



‼︎


きっと最後まで抵抗を…というズルフィカールの言葉は耳に入ってこない。

遺体も見つからないと聞き、側女たちの遺体の中を涙にくれながら探し回るアフメト。


ボスポラスかもしれない…とズルフィカール。

もう涙を堪えきれないアフメト。
ズルフィカールの胸で泣き崩れる。


ズルフィカールの言葉に気を取り直し、母后と皇子たちの元に急ぐアフメト。
メフメト・ギライも同行する。






その頃、ムスタファの母、先帝妃ハリメは…

皇女ディルルバに見守られながら、まだ隠れていた小部屋にいる。

そこにムスタファが戻ってくる。

おかえりなさい。陛下。
…と、ディルルバ。

兄上が来て陛下になれなかったと話す、ムスタファ。


⁉︎






アフメト一行は、少女メレキーの家へ。


メレキーの知らせを受け、その扉から出てきたのは…

キョセム!
喜び抱き合う二人。

ズルフィカールも嬉しそう。


縄を切って、逃がしてくれたのは…

ビュルビュル!

母后や皇子たちとも、喜びの再会。



今回大活躍の、ズルフィカールとメフメト・ギライに笑顔で礼を述べる皇帝。

なんでも望めと言われた二人ですが、二人とも、陛下とご家族がご無事なのが何より…







ハリメとムスタファの元に向かうアフメト。

何をしたのだ、ハリメ。
息子を玉座に就けようと?

被害者だ…と、ディルルバ。
ハリメも反逆者に息子を連れ去られたのだと言う。
その時、私はハーインに刺されました…と、被害者ヅラ。


代償は払ってもらう。
皆だ。





あちこち死体や血だらけの後宮の大掃除。

そんな中、戻ってきた宦官長ハジュ。
そういえば…
湯治に行っていたんでしたっけ。



やっと帰ってきた…と、女官長ジェンネト。








アフメトとキョセム。
キョセムの勇敢な行動を聞き、ますます惚れなおすやんかい!なアフメト。

マフフィルーゼとオスマンも救おうとしたものね。
そして、ズルフィカールの株、爆上がり。

ディルルバのせいで捕まったと聞き、許せないアフメトですが、キョセムは庇う。
子どものしたことよ。許すわ。
でも明らかにハリメの影響を受けている。

ハリメの関与を疑うアフメトですが、キョセムは姿を見ていないしわからないと言う。

オスマン皇子も、他の子の隔てなく自分が育てると言うキョセム。






母后ハンダンは、デルヴィーシュを見舞う。
なんだかラブラブな二人。
大丈夫?






後宮では、ハジュが、大変な時に湯治で留守をした詫びを言って、キョセムにからかわれます。

そこに、マフフィルーゼ付き女官フィルデヴスがやってくる。
オスマン皇子が乳母の乳を飲まなくて困っているみたい。


乳母は、甘いヘルバをいっぱい食べたから、お乳も甘いはずなのに…とか、言っております。


キョセムはオスマン皇子を抱き取り、自分の乳を含ませるのでした。





アフメトとムラトは作戦会議。
こんな状況では遠征には行けない。

まずは中枢にいる反逆者を排除しなくては。

その役目は井戸掘りの名を持つ、クユジュ・ムラトに任される。
怪しいものは井戸に投げ込め。

ズルフィカールには内廷の者の身分調査。
一日も早く大宰相を選ばなくては…と、ムラト。

いにしえの法に立ち返らなくては、ハーインたちが玉座をつけ狙う。
つまり、ムスタファの存在だ…とムラト。

考え込むアフメト。









…という第40話。


ハラハラしましたね。

ほんまに長い夜でした。




ハリメとディルルバは、被害者ヅラで罪を免れようと必死ですが、ディルルバのせいでキョセムが捕まったのだし、皇子たちまで売ろうとしたのは明らかですからね。

ムスタファの仮病は、ムスタファ自身も承知。

てか、この皇女ディルルバ、先が楽しみな性悪女。

この状況で、どうやってキョセムが助かるのかな…と思いましたが、ビュルビュルでしたか。

サフィエサイドについているけども、なんかええやつではあります。

この後、キョセムサイドについてくれるとええのやけど。



太皇太后サフィエは、この晴れの日のために、ヒュッレム妃の指輪のエメラルドに合わせたアクセサリーと、衣装のコーディネートでした。

そしてもう一つの指輪には毒が仕込まれていたなんて。

いつでも死ぬ覚悟ができているのは天晴れ。

ちびっ子ムスタファの即位式の衣装までばっちり製作済み。
恐れ入りました。

牢に入れられましたが、なんやかんやで生き残るのでしょう。

ここで死んだら面白くないですもんね。

でも、まだ隠し財産があるらしいし、ほんまは処刑しなければ、おちおち遠征にも出られない。


てか、まだ戦地にいるクソ野郎ナスフの罪はバレずに終わる?





たくさんの宦官や側女の遺体の中にマフフィルーゼの姿を見つけたアフメト。

愛おしそうにそっと額に口付けを。

よかったね。
マフフィルーゼ。

アフメトも大丈夫やからね。