オスマン帝国外伝
シーズン4 第40話
皇帝の病のあらすじと感想です。
ネタバレしております。
タブリーズの野営地のスレイマン皇帝。
病はかなり重く、立ち上がるのもやっと。
それでも甲冑を身につけ、兵たちの前に出る。
遠征が長引き、戦意が緩み始めたイエニチェリに喝を入れる。
…が、兵たちの前で倒れてしまう。
…で、バヤジトとリュステムに付き添われ、ばしゃであ帝都に戻ることに。
でも、帝都に入るときは馬に乗ると言うスレイマン。
馬に乗るのもやっと…な状態。
「おいおい、大丈夫かよ」的な目で見るイエニチェリ長官フエルハトをひと睨み。
イエニチェリってさ、なんかほんま信用ならんな。
すぐに寝返るし、暴れるし。
この日和見長官も腹立たしい。
もっと、精神的にも鍛え上げられた精鋭集団かと思ってた。
…ロクマンは心配そうに見送る。
それが1549年12月。
アレだわ。
以後よく見かけるキリシタンだわ。
アフィフェが息を引き取る前に話した皇帝の病状が気にかかるヒュッレム。
セリムを呼び、これからはお前を次期皇帝として支えていくと伝える。
ミフリマーフはヒュッレムのことを心配する。
スレイマンが帰還するときはいつも嬉しそうなのに、今回は沈み込んでいるからだ。
民はいつものように皇帝の帰還を歓声で迎える。
…が皇帝の顔は苦しそうで、あぶみに足をかけることもできないでいる。
後宮で出迎える家族の前では笑顔を見せるスレイマンだが、皆が下がったあとはロクマンに支えられなければ座ることもできない。
悪化する足の腫れ物に、医師を呼ぼうとするロクマンを制すスレイマン。
この姿を誰にも見せたくない。
寝台まで歩くこともやっと…
しかし…家族たちも皆、スレイマンの異変に気づいていた。
バヤジトとリュステムの姿に、セリムとミフリマーフは面白くなさそう。
早速口論する、バとセに、やれやれ…のミフリマーフ。
ミフリマーフはマフムードの姿を見つけ、
どやねん…と視線を送る。
アルカスの始末の件。
早速リュステムを呼びつけるヒュッレム。
病気のことは知っているから、どんな様子か説明しろと迫る。
兵たちの前で倒れたことを知る。
痛風と熱病のダブルパンチらしい。
リュステムは病のことが知れ渡らないうちに対策を練らなければ…という。
準備をせねば
死んだ後のことを考える…ってことなので、怒るヒュッレム。
陛下は回復される!
私が治して見せる!
ミフリマーフは、マフムードを呼び出し、絶対に帝都に戻さないように命令したアルカス王子がどうなったのかを聞く。
ジハンギルは、バヤジトに、フーリジハンのことを聞く。
キュタフヤで待っているらしい。
どうしてもフーリジハンがやったことを許せないと言うバヤジト。
同時に、彼女を諦めることもできない…と苦しむ兄を慰めるジハンギル。
そこに入ってくるクソ女ファトマ。
一行の中に婚約者アルカスの姿が見えないので聞きに来たのだ。
トルクメンの支持を得られず、王位につけなくなったアルカス王子。
スレイマンに追い払われたことを知る。
ヒュッレムの入室を拒むロクマンに、「私は全部知っている」…と、迫り、スレイマンの寝室へ。
寝台のスレイマンを見て、言葉も出ないヒュッレム。
妻にこの姿を見られたと気付いたスレイマンは焦るが、ヒュッレムは愛と信頼の言葉を紡ぎ、スレイマンの手を取る。
ヒュッレムが病のことをアフィフェから聞いたと知り、秘密をバラしたアフィフェに怒るスレイマン。
アフィフェの死を聞かされショックを受ける。
臨終の際に、看病を託されたのだと。
そして、霊廟に向かう際の落石事故について話す。
ヒュッレムが無事だったのは、神が互いのために生かしてくれたのだと。
アルカスのことが心配で、宮殿の廊下をぶりぶりと歩くファトマ皇女を呼び止めるミフリマーフ。
残念ですわ
何のこと?…のファトマ皇女。
アルカスはイランに残されたけど、いずれ戻ってくるはず。
タフマースブの手に落ち、処刑が決まったとか…
嘘や。信じへんで。
というファトマに、お気の毒ですわぁ〜
二度目の春を謳歌するはずやったのにね〜
ふふっ
セリムとソコルルは、隠されている陛下の病状について話をする。
医師長が頑なに病状を隠すので、かえってその深刻さが推測される。
バヤジトが隠そうとするのは何か企んでいるに違いないというセリム。
リュステムとマフムードも、陛下の病状は隠し切れないだろう…と話している。
とくにイエニチェリに注意せねば。
陛下が倒れたところを目撃しているし、そうなるとムスタファ擁立に走るだろう。
そこに乗り込むクソ女ファトマ。
もちろん、アルカス王子のことを聞きに来たのだ。
ミフリマーフの言う通り、約束を守らなかったアルカスはスレイマンに疎まれ、逃げ出したが、タフマースブにつかまって幽閉される。
おそらく処刑されるだろうと。
残念です。皇女さま…
と顔芸とともにため息をついて見せるリュステム。
嘆きの…ファトマ。
ヒュッレムは、他の者から聞くよりも、自分から説明する…と、子どもたちを呼び、陛下の病状を話す。
熱病は深刻ではなく、必ず回復なさると。
で、こんな時にもバとセの兄弟喧嘩。
セ:黙っていたのは有利に準備を進めるためとちゃうけ?
バ:準備って何やねん。そんな卑怯者とちゃうわ!
そんなこと言うとる場合やないで!
家族しか信じられへん今。
姑息に動くやつは私が許さへんで!…とヒュッレム。
父上が心配で、一目顔を見たいと飛び出すミフリマーフを追いかけるヒュッレム。
今は無理やけど、落ち着いたら必ず会わせると約束する。
それよりも力を貸して。
…と言うヒュッレム。
困難な状況の中、必ず敵が何かを仕掛けてくる。
一瞬の油断も許されない。
兄弟を奪われないために、強くならねば。
残された三人の息子はまたもや言い争い。
リュステムとグルになって騙そうとしていると言われたバヤジトは、父上がこんな時に自分のことしか考えていない兄を非難する。
ジハンギルはムスタファにも知らせるべきだと言う。
うなずくバヤジト。
玉座を差し出すのか?と反対するセリム。
父上が目覚めた時、ここにムスタファがいたらどうなる?
余計なことはするな。
アマスヤ。
アトマジャは、ユスフに弓を教えております。
そこにヤヴズが、ピーリーを連れてやってくる。
ピーリーはムスタファ皇子への謁見を求める。
リュステムのところにやってくるミフリマーフ。
医師に聞いても何もわからず、やってきたのだ。
備えなければ…と言うリュステム。
死は神の御命令。
我らは祈るしかない。
弱気なことを口にするスレイマンを励まし、甲斐甲斐しく世話を焼くヒュッレム。
‥という第40回。
心配ですね、スレイマン皇帝。
痛風と熱病。
てか、痛風であんな腫瘍ができるの?
熱病ってよく聞くけど具体的にどんな病かわかりませんし。
でも、ヒュッレムが看病することができて良かった。
スレイマンもほっとしていることでしょう。
きっと快方に向かいますよ。
みんな、「次」を考えるのは不謹慎やけど、自分の将来に関わることやから、微妙な感じになっております。
てか、アルカスはほんまにタフマースブに処刑されたのでしょうか。
また登場することはある?
ファトマ皇女、目に涙を溜めてかわいそうやけど、これまでの態度が態度なだけに、ザマア…ってところ。
てか、あのにやけ男のこと、そんなに真剣やったのね。
ヒュッレム襲撃計画が、すっかり事故になっており、なんだかなぁ…って感じです。
あんなところに石が積んであるの、どう考えてもおかしいでしょうよ。
てか、ヤヴズは「やった」って感じで現場を離れましたが、ヒュッレムが元気なことは伝わっているのでしょうか。
いろいろ心配。