オスマン帝国外伝
シーズン2 第79話のあらすじと感想です。

ネタバレしております。


側女に襲われ、首を絞められるギュルフェム。

「マヒデブラン妃を脅すなんて、何様のつもり?」

危ういところに…

やっとスンビュル登場。





マヒデブランは、ヒュッレムに、ギュルシャーを追い出すように命令する。

お前こそ、私の部屋から出て行け。
ギュルシャーは私に仕える。…と負けていないヒュッレム。

陛下に告げ口してやるからっ!






最大のピンチのイブラヒム。
ハティジェから責められ続け…

ニギャールとはとっくに終わっており、妊娠も知らなかった…といい訳してみる。

その上原因はあなただ…と、逆ギレ。

私を誰だと?
あなたの職務は我が家族への奉仕。
私こそ至高の帝国よっ!

ハティジェに、あの言葉を投げつけられた日から、愛や忠義の意味を失ったのだと。

忘れようとして虚構の海で溺れた(浮気)。
でもそのあと真実の岸辺(本妻)にたどりついた。



言い訳は通用しない。
どんな理由でも裏切りだ。
私から愛を奪ったあなたとは二度と会わない

一番許せないのは失った子どもの喪に服している間にニギャールと…。

で、ベイハンにアゴで追い出される大宰相。

庭の彫像の前をとぼとぼと歩く。






趣味の宝石細工に励むスレイマンに、ギュルフェム妃が襲われたと報告が入る。

痛々しいギュルフェムの姿。

誰に襲われたかはわからないけれども、その者が何様のつもりでマヒデブラン妃を脅すのか…と申しました…と、スレイマンに報告。

なぜ、マヒデブランが?







部屋に戻るスレイマン。
そこには、いろいろと言い訳やら告げ口やらをしようと待ち受けるマヒデブランが。





ギュルフェムを見舞うヒュッレム。
「誰がこんな非道なことを?」と聞くヒュッレムに、ギュルフェムは首をかしげるだけで答えない。
そのかわり側に控えるスンビュルが、襲撃犯が口走ったマヒデブランの関与を話す。





ギュルフェム襲撃の件でスレイマンに責められるも、しらばっくれるマヒデブラン。
襲撃犯が名前を出したのも、陥れるワナだと言い張る。

後宮の借金もウソか?

……………。

お前に後宮を任せた時、予感はしていた。だが機会を与えたかった。
正しくやり直すためのな。
お前はそれを無にした。
残念だ。
解任だ。部屋に戻れ。



とぼとぼと廊下を歩くマヒデブラン。
イブラヒムの姿を見つける。

ヒュッレムにやられた。
ひどいワナにかかって汚名を着せられたの。

(…って、おいおい。何も反省してへんやん!)

何とかしてっ!…と泣きつかれても、自分のことでいっぱいいっぱいのイブラヒム。

お黙りください。
聞きたくありません。

行動に伴う結果は受け入れねば。(自分もね)
長年のお世話に疲れました。

去る。




スレイマンの部屋に入るイブラヒム。

マヒデブランがギュルフェムを襲わせたのは、お前にも責任があると言われる。
お前とムスタファに免じて許してきたが、忍耐もこれまで。
私の宮殿にいて欲しくない。
マニサに送る。
命があるだけ幸運だ。
イスケンデルに、借金を返済させよ。




なぜここにいるのかと聞かれ、遠征前の準備ですと答える大宰相。

思い詰めた顔だから、悩みがあるなら話すよう言われる。


皇女さまが心配で…。(はあ?)

スレイマンも最近様子がおかしい妹のことを心配している。

お許しください…と口ごもるイブラヒム。

しっかりしないと闇に飲み込まれるぞ。








泣きべそをかきながらとぼとぼと廊下を歩くマヒデブラン。
もちろん、それを見逃すヒュッレムではない。


お前の仕業ね?
ワナでしょ

…って、
ええええっ⁉️

また、マヒデブランったら人のせいにして…

と思いきや、ほんまに、ヒュッレムのワナでした。


ギュルフェムを襲った側女は、スンビュルに金貨で雇われていたのでした。

ひゃ〜っ、恐ろしい。



否定はしない。
そうよ。
隙だらけだから楽勝だった。


おめでとう。
成功ね。
解任されたし、追放だと思う。



私のせいじゃない。
辞任しろと警告したのに。

傷が浅いうちに消えな!


マニサで息子と平穏に暮らせ…というヒュッレムに、お前が後宮を支配しようとしても、イブラヒムが許さない…と、マヒデブラン。


あいつの許可は無用
首が危ない男やんけ







マヒデブランを残して歩み去るヒュッレムの次の標的は、イブラヒム。

宮殿で夜を過ごすようね
皇女さまに追い出された?


「お前のような成り上がり者はすぐ転がり落ちる」…と、何年も前に、ここで言ったことを覚えている?

私が「蹴落としてやる」と言ったら、「やってみろ」と答えたわよね?



手練手管はお見事。
でも、私は生きています。

私は軍人で、手に刀を持っているなら負けてはいない…と言います。
私があなたの立場なら、まだ勝利は祝いません。



お前は泥沼にいて、もがけばもがくほど沈んでいく。
何より私は自由な女で、お前は奴隷よ。




黙ってヒュッレムの前から去るイブラヒムは、大好きなテラスで、例の
「私はイブラヒム…」を始める。

今回は短い。



そのころ、ハティジェも、眠れずに、物思いに耽る。





朝。

中庭の東屋のハティジェに、少しでも眠るように声をかけるベイハン。
「彼なしで生きるなんて耐えられない」
というハティジェに、
「他の道もある」
と答える。
大宰相も悔いているのだから、別れなくても良いと。
少し時間をあげて、償わせなさい。

よかったね、こんな時にベイハンが側にいてくれて。




イブラヒムには、マトラークチュが。

「皇女さまは大宰相を尊敬しているし、怒りが収まったらうけいれてくれるさ…」

でも、ヒュッレム妃から陛下のお耳に入るから、そっちの方が問題。

役職や地位など失ってもいい。
懸念はハティジェと、彼女の傷ついた心だけ。


ニギャールのことはどうするのかと聞かれ、答えられないイブラヒム。


そこに、ハティジェが会いたいと言っていると宦官が知らせに来る。


よかったじゃん…と、マトラークチュ。
仲直りしてこいよ。






ニギャールの元に向かうハティジェ。
ひたすら詫びるニギャール。

でも、信じてください。
私が望んだことではないと…。

(おいおい)


お前は連行される…とハティジェに言われ、命乞い。

まずは出産。
そのあとお前を処罰する。







スレイマンとギュルフェム。
心配をかけたが、もう大丈夫だと言うギュルフェム。

マヒデブランがマニサに送られると聞き、心を痛めるギュルフェム。

後宮を運営するものをどうすれば良いか、相談される。







子どもたちと、朝の食卓を囲むヒュッレム。
スンビュルが呼びに来る。
陛下がお呼びだと。
ギュルフェムも一緒だ。


「まさか、バレたんとちゃうやろな」
「ちゃいまっせ、もっとええ話とちゃいまっか?」







恐る恐る自宅に入るイブラヒム。
恐る恐る陛下の御前に立つヒュッレム。




一晩悩んだハティジェの下した決断。
ギュルフェムと相談して決めた皇帝の決断。




ご決断が何であれ、最後まであなたを愛します…と言うイブラヒム。





思わせぶりな台詞の末、ハティジェの下した決断は

離婚



皇帝と出納官の下した決断。
後宮の運営者は

ヒュッレム

で、詩人ムヒッビー登場(スレイマンのペンネーム)。
ヒュッレムのたぐいまれな美しさを讃える。


こんな風に毎日褒め称えられていれば、妻も美しくいられると思うの。


で、ヒュッレムまで始めましたよ。
「わたしはアレクサンドラ・ラ・ロッサ…」
廊下をのし歩きながらこれまでの半生を振り返る。


なぜかもうみんなが、ヒュッレムの天下になったことを知っており、皆が居並ぶ中を、スンビュルとギュルシャーを従えて歩くヒュッレム。


二階から皆を見下ろし、鷹揚に微笑むヒュッレム。
その頭上には、ギュルフェムによって冠が載せられる。

自分で作らせたやつやけど。



その奥をとぼとぼと追い出される、マヒデブラン一派。











という、シーズン2最終話。


面白かった。



ラストのヒュッレムのどや顔ったら…

なぜかギュルシャーもどや顔。

なんやかんや言うて、ギュルフェムもなかなかにしたたか。
結局生き残ったわけやし。

でも、これで自分の天下かと思いきや、そうはいかへんのですよね。

シーズン1が終わって放置されたときに、youtubeで続きを確認したのですけれど、語学力のなさに、勘違いしていた部分もたくさん。

それがやっと修正されました。


で、シーズン3も、ざざっとyoutubeで確認。
後宮に、ヒュッレムも、あのダイエでさえも叶わない「やりて」の女官?が現れたり、スレイマンが紫の布を投げる相手が現れたり。

マニサに去ったとはいえ、マヒデブランやムスタファの存在も。

ハティジェとの激しい対立とか。




そういえば、このシーズンの初めにはサドゥカや、イザベラがいたし、オーストリア遠征とかも面白かった。

イザベラが消えてから、急に、ヒュッレムへの愛が深まったように思えるスレイマン。





戦闘シーンもシーズン1よりもパワーアップしておりました。


てか、オスマン帝国外伝のレポートを書くようになり、ブログを読んでくださる方々増えました。
「宝塚ファン」ブログにいるので、目障りに思われる方がおられましたら、ごめんなさい。
その辺、考えなあかんとは思てます。
オスマン帝国外伝はしばらくお休みです。




ヒュッレム贔屓のワタクシの拙文を読んでくださり、ありがとうございました。
その分、イブラヒムやマヒデブランのことはボロクソ…。

弱いものに居丈高になるイブラヒム、嫌い。
スレイマンに許されたとき、「勝った」みたいな態度だったイブラヒム、嫌い。
自分のことしか考えない、しかも一手先さえも読めない単細胞のマヒデブラン、大嫌い。




母后とダイエが去ったのは寂しい。
ダイエのその後がどのように扱われたのかが気になるんですけど。



てか、みんな、ヒュッレムから歩み寄ったときに、もう少し受け入れていれば、こんなことにはならへんかったやろに。

難しいですな。
人間関係。





続いてシーズン3が視聴できるといいのですが、また時間がかかるんでしょうね。

待ち遠しいです。