オスマン帝国外伝
シーズン2 第69話のあらすじと感想です。

ネタバレしております。




側女たちにテキパキと指示を出すニギャールに、ギュルから知らせが入る。

母后がお目覚めになったと。

驚くニギャール。
喜ぶ側女たち。




目覚めたものの、まだ意識がぼんやりとして、横たわったままの母后。
ハティジェとギュルフェムは再び涙にくれる。






慌てて荷物を持って出て行こうとするニギャールは、スンビュルに呼び止められる。
陛下がお呼びだと。




母后が目覚めたという知らせに喜ぶヒュッレム。
マヒデブラン妃が後宮の支配者なのかと問うミフリマーフに、ここは私たちの宮殿だと答える。



目覚めたものの、どこか様子が変だと話すマヒデブランとファトマ。
ヒュッレムが母后側に付いた今、母后が回復すれば、マヒデブラン派は窮地に立たされる。




恐る恐る、陛下の御前に進むニギャールに。
「少し前に知った」
「私は心が痛い…」
…と、スレイマン。





母后が目覚めたことで、後宮支配の夢が敗れたマヒデブランに、嫌味をかますヒュッレム。

マヒは、そう簡単に母后さまと自分の間には入れないという。
お前が奴隷市場にいるとき、母后は我が息子をお抱きになっていたのだから…と、母后との歴史の長さを強調。

うだうだと嫌味の応酬をしているところに、ニギャールが知らせを持ってやってってくる。

陛下は序列を鑑み、マヒデブランに後宮を託されたのだと言う。

「!」のマヒデブラン。にんまり。
「!」のヒュッレム。がーん。
勝ち誇り、鼻の穴を膨らませるくそ女。





宮殿の門をくぐったところで出会った料理長シェケルから、母后が目覚めたことを聞くダイエ。
神に感謝する。

喜ぶダイエが見たのは、目覚めたものの、首から下に麻痺が残る母后の姿。
話すこともできない。
医女も匙を投げたのだと。

母后に命を捧げると言うダイエを心強く思う、ハティジェとギュルフェム。





早速、スレイマンに文句を言いに行くヒュッレム。
母后が回復するまで、マヒデブランに後宮を任せるのは規則通りだと言うスレイマン。




ムスタファは母を祝福する。
正義が微笑んだと言う母親に、正義は万人に微笑むもの。ヒュッレム妃と距離を置いてくださいと忠告する。
何言うてんねん。お前に毒を盛った女やで?…と、これを機会に仕返しする気満々のくそ女。





スレイマンは過去を水に流し忘れるように言う。
この決定は後宮のみに関わることで、ヒュッレムや皇子たちの人生に影響はないと。

絶対に受け入れられへん。
もし何かされたら倍返しやからな…と息巻くヒュッレムは、スレイマンに叱責される。

ウンザリだと。

スレイマンを睨みつけながら下がるヒュッレム。





ニギャールは自ら後宮出納官の地位をマヒデブランに返上するが、マヒは再びニギャールを後宮出納官に任命する。
そのかわり、今後はマヒだけ忠誠を誓うようにと。

出納官は自分だと思っていたファトマはがっかり。
でも、密かに皇子ムスタファを視線の端でロックオン。





目を開いた母后を囲む、ヒュッレムやハティジェたち。
ダイエも側に付いている。


その頃くそ女マヒデブランは、側女や女官、宦官たちを並ばせて、自分の権力をひけらかす。

母后の見舞いから戻るまで、そのままで待てと。



母后はマヒデブランに付いて入ってきたニギャールの姿を見て顔を硬ばらせる。
ダイエは目ヂカラで、出て行けと言う。



マヒが戻るまで、整列させた側女たちの間を、踏ん反り返って歩くファトマ。 

ギュルシャーから、後宮出納官になれなかったことを指摘されて、自分はそんなものよりも皇子の妃になると宣言。



ハティジェとギュルフェムから、職務を適正に果たすように言われたマヒデブランを、ムスタファも誇らしげに見つめる。

「無能が頂点に」と口に出すヒュッレムもハティジェから諌められる。




整列させた宦官や側女たちを前にして、偉そうに説教を垂れるくそ女マヒデブラン。

ギュルやニギャールも従わざるを得ない。




マヒデブランは、まずヒュッレムの側近を排除する。
エスマも配置換え。

大部屋のニサたち、ヒュッレム派の側女までも旧宮殿に追いやられることに。

ギュルは賄賂を受け取り、側女を脅したことで罰を受け閉じ込められる。


もちろんそれを知ったヒュッレムは、誰も何処へもやらないと、マヒデブランの部屋に怒鳴り込む。
騒ぎを聞きつけて、ハティジェが間に入る。
なんとかヒュッレム付きの女官は残ることに。

越権行為を注意されたくそ女は、皇女さまもヒュッレム派になったのかと言い、皇女の怒りを買う。
ただでさえ悩みが多いのに、今度騒ぎを起こしたらマヒデブランの責任だからね、と言い置いて、ハティジェ、去る。




スレイマンは、母后の世話を、ギュルフェムとダイエに任せる。
一番信頼できるからだ。

ダイエは恩赦の礼を述べる。

スレイマンは母后が倒れることになったきっかけが何なのか、ダイエに問う。
知りながら話さないのは、斬首に値する罪だと言われる。


それでも話さなかったダイエは、ニギャールを責める。
それでも母后と、ニギャールのお腹の子のことを心配するダイエ。







書記官シェラールザーデは、財務長官イスケンデルに、オーストリアとの協定の写しを渡す。
目を通したイスケンデルは陛下への目通りを願い出る。





テラスでスレイマンと話すムスタファ。
イブラヒムに合流したいと願い出るが、すぐに戻るので、遠征に一緒に行くこととなる。
延期されている地方に行く件も相談する。

そこに、皇子と入れ違いにヒュッレム登場。

マヒデブランの件。

マヒもお前も好きにしたらええやん…て感じ。

ヒュッレムは、こんな悲しい時につまらないことで騒いでごめんなさいと言う。

気分転換に乗馬でも…と誘ったところに、財務長官イスケンデル登場。






斬首を言い渡され、スンビュルに連行されるギュル。
誇り高く行くといいつつ、目隠しをされ、大騒ぎ。
目隠しを外されたのは、マヒとファトマの前。

助ける代わりに、条件がある…と言われる。







イスケンデルは、オーストリアとの協定の文書の写しをスレイマンに見せる。

そこに書かれていたのは、イブラヒムの何様発言。
使節の前で自分を陛下と同等だと発言した内容。


スレイマンはその権限は至高の帝国のために自分が与えたものだから心配いらないと言う。

イスケンデルは僭越だとは思うが…、と、イブラヒムが自邸に玉座まで置いたことを報告。
玉座の両翼に獅子を従えていることも。


イスケンデルを帰し、考え込むスレイマン。




もちろんヒュッレムはイスケンデルの報告をテラスから盗み聞き。












…という今回。


ひたすらマヒデブランにムカつく。

母后の病の間に託された権限なのに、早速後宮に波を立たせ、騒ぎを起こすくそ女ぶり。

わけのわからん「したり顔」もひっぱたいてやりたい。


息子がなぜ、何を心配するのかも理解しようとしない。

ってか、ムスタファのにやにや笑いもなんだか腹立たしいわ〜。

エフスンの件があるから仕方がないけれども、くそ女の息子はくそやったって感じよね。



イブラヒム排除に、クローズアップされるイスケンデル。

あの金ピカ椅子は玉座ってことなのね。
イブラヒムめ。
獅子=皇帝やから、その獅子を両脇に従えるイブラヒムはそれ以上の存在ってこと?


ハティジェを裏切り、さらに陛下からの信頼を裏切る行為。

これはもう…あかんわ。


てか、微妙にまだバレへんニギャールとイブラヒムの関係。
引っ張るよね〜。