オスマン帝国外伝
シーズン2 第64話のあらすじと感想です。


ネタバレしております。





マヒデブランに妊娠がバレたエフスン。
掟の通りに、堕胎されそうになる。

そこに駆けつけるムスタファ。
スンビュル、グッジョブ。

ムスタファは自分の子を殺すのかと母親に迫る。

なんとか母后に報告せずに済ませられないかと頼む。

宮殿にいる限り、妊娠は公になるし、ムスタファにも害が及ぶ。








ダイエに呼び止められるニギャール。

チャタルジャに、ヒュッレム妃からもらった農場があるから、そこに行くように言うダイエ。
そこなら自活できるし、そのうち自分も行くからと。

ニギャールはダイエのことを母のように慕っているけれども、今は別れられないと答える。

その話に聞き耳をたてるくそギュルシャー。







エレニカの酒場。
マトラークチュは、イブラヒムに文句を言う。
マルコチョールが斬首されることに反対を唱える。
色恋が若者を狂わせたのだと言うイブラヒムに、見事なツッコミを見せるマト。

「色恋には詳しいやろ?」

皇子が決定を下したので、今更どうにもできないという。



なかなか顔を見せないマルコチョールを心配し、エレニカが声をかけ、イブラヒムに追い払われる。



さらに、グリッティが声をかけてくる。

フェルディナンドとカールは和平を望みながらも、ハンガリーのサポヤイに圧力をかけていると言う話。

で、どうしろと?と言うイブラヒムに、自分に王位を与えてくれるなら、協力して欧州に帝国の門を開くと言うグリッティ。

近く、使節に会うので、検討しておくと答える。



その様子を見張る、皇女の密偵、イドリス。

ハティジェに、酒場に長居して、酒場の女と話をしていたと報告する。








くそ女ギュルシャーは、ダイエの部屋に忍び込み、鍵のかかった箱をこじ開け、土地の登記簿を見つける。

このために母后を裏切ったのか…と、登記簿を持ち出す。






ムスタファは、エフスンに、お前も赤子も自分が守ると言う。
出産までエディルネに匿うつもり。
で、マニサに赴任が決まれば、一緒に行く計画。







翌朝、処刑のために引き出されるマルコチョール。

母后の部屋で祈るアイビゲ。

処刑に向かうムスタファ。

首をはねて威厳を示せというくそマヒの言葉が脳裏をよぎる。恐怖で支配しろと。

処刑場。

皆が見守る中、首を処刑台に乗せるマルコチョール。

女性たちは塔の窓から見守る。

ええ〜っ、アイビゲも見るんだ!


刀が振り上げられたその時、ムスタファの声が響く。

処刑は中止し、命を助けると。

恩赦だ。

喜ぶアイビゲとヒュッレムを睨みつけ、立ち去るくそ女マヒデブラン。

マトラークチュもホッとする。




結果をスレイマンに報告する、ムスタファ。
この決断は…正解やったみたい。
正しい決断をしたと褒められる。

世界皇帝でなければ下せない決断で、皇子の身分ではまだ早いこと。
翻すのにも勇気が必要なこと。

…ってことかな。







ハティジェに呼び出されだマトラークチュ。

イブラヒムのことで知っていることを話せと迫られる。

ハティジェが知りたいのは、昨日の酒場の件だとわかり、マルコチョールの処刑の件と、グリッティの訪問の件を伝える。

何か隠していると分かったら、こらしめてやるさかい、覚悟しときや…と睨まれる。







スレイマンに呼び出されるマルコチョール。

先に自分に話してくれていれば…というスレイマンに、自分で気持ちを持て余していたと答える。

故郷に帰り、忠誠を尽くしたいというマルコチョールに許可するスレイマン。 




クリミアに帰ることになったアイビゲは、皆に別れを告げる。
ひとりアイビゲを無視し、顔を背けるくそマヒ。

恋する少女、ミフリマーフは久しぶりに顔を見せたマルコチョールに喜ぶが、故郷に帰ると聞かされ、涙…。

この小さな恋の物語、可愛らしいんやけれども、この女がなかなか曲者なのを知ってしもたから、素直に見守れへん…。






フェルディナンドの使節と面会する前に、スレイマンに報告するイブラヒム。
東方遠征の前に、和平交渉を進めておかなければならない。
グリッティのハンガリー王座要求も伝える。
情報漏洩にも関わっているのなら、望むものを与えておけと言われる。




イブラヒムは、ここのところ機嫌が悪く見える理由を陛下に尋ねる。

昏睡していた間に、過去に戻っていろんな場面を回想したことを伝えるスレイマン。

自分も遺言を書く必要があるかと聞く。

まだ必要ないというイブラヒムに、自分に何かあった時は、子どもたちに正しい道を示すように頼まれる。
あの子たちの手を血で汚さないようにと。

逆に、自分が早く死んだら、子どもたちをお願いしますと言う。







ギュルフェムにマトラークチュとの会話の件を報告するハティジェ。
やはり酒場通いで、商売女と楽しんでいるらしいと。
まだ何か隠しているのではないか…と話す。






すれ違ったギュルシャーの不自然な態度を思い返すダイエ。

箱の鍵が開けられ、登記簿がなけなっていることに気付く。

ギュルシャーを問い詰めて、逆に脅される。

職を辞して出て行けと。
さらに農場も名義を自分の名前に書き換えるように。



ニギャールと対策を練るダイエ。
母后に正直に話して罰を受けると言うダイエに、そんなことをしたら敵に塩を送るだけだと言われる。

母后からもらった土地が、ベイコズにあるので、それを使って動くつもり。






側女の中で孤立するエフスンに声をかけるギュル。
公平なお妃になるとか、冠を作るとか言ってヒュッレムの逆鱗に触れた話をするギュルに、「実は…」と打ち明け話をしようとして、スンビュルに止められる。







スンビュルは医女にもう一度口止めをして、エフスンに同行してエディルネに行き、出産するまで面倒を見るように頼む。

もちろん、その話を盗み聞きしたギュルは、即座にヒュッレムに報告。

一石二鳥で片付きそう…

と、ギュルに褒美を渡す。



あの女は陛下の死を願い、私の子どもたちを追い出した。
あがくのを見てみたい。








翌朝、使節に会うために向かうイブラヒムを呼び止めるマトラークチュ。

ハティジェに呼び出され、質問責めにあった件を話す。
酒場にいたことも知っていたと。
明らかに尾行されている。
政務だと答えたけれど、疑い始めている。
気をつけるようにと。





その頃、スレイマンとムスタファは、変装して市場の視察。
東方遠征の計画をムスタファに話す。

市場でサンシュユとロクムを勧められる二人。
最新の景気を聞いてみたり…。

何か言いたそうなムスタファを促すスレイマン。
結婚はなくなったが、早めに地方に赴任したいと話す。
そこから出征すると。







使節が「カール皇帝…」と言うのを遮り、「カール王」と言いなおさせるイブラヒム。

カールからジュラ城の鍵を贈られる。
フェルディナンド大公に、和平の件を一任されたと言う使節。

対イタリアの艦隊準備に1億銀貨を用意したと言うイブラヒム。

なんか、この辺の話、よくわからへん。

我らを非難するキリスト教徒より残忍ではない。
女子どもが捕虜にならぬよう、ハンガリーから連れてきたし、突撃隊も私にならった…云々。

とりあえず返される使節。

グリッティはハンガリー国王になる準備をするように言われ、喜ぶ。







いつ出て行くねん…と声をかけるくそギュルシャーに、「何を偉そうに」と言い返すダイエ。

お前には屈服しない。
告げ口すればいい。
運命に従う。
母后さまのご命令なら出て行く。




その足で、母后にチクリに行く、クソ女。

ダイエもやってくる。


この女は母后さまを裏切りました…と、ギュルシャー。

得意満面に、登記簿を母后に渡す。

ところがその登記簿は、母后がダイエに与えたベイコズの館のものだった。


ガ〜ン…のギュルシャー。

少ない脳みそで考える。


久しぶりにダイエのドヤ顔炸裂。






ギュルシャーが爆睡している間に、ニギャールが取り替えていたのだ。
クソ女が隠す場所なんて、賢いニギャールにはすぐにわかる…ってわけ。


ダイエを中傷した罪で、母后付きの女官を解任。
とっとと消えろと言われる。

お世話はお任せくださいとばかりにテキパキ働くダイエ。






マヒデブランの指示で、産婆とともにエディルネに向かうことになったエフスン。







ショック満開のギュルシャーに追い打ちをかけるニギャール。

その様子を見たヒュッレムも、ダイエの復権を知る。




母后を訪問するヒュッレム。





宮殿を去ろうとするエフスンはダイエに阻まれる。





マヒデブランに相談するギュルシャー。
勝手なことするからやん…と叱られているところに、母后登場。

マヒデブランに
「何様のつもり?」…をぶちかます母后。

エフスンの話を聞いたと。  


息子のためだと言うマヒに、「お前の仕事は規則に忠実な息子を育てること」だと言う。


「母后さまこそ陛下にどんな教育を?」と言い返すマヒデブラン。
くそギュルシャーもびっくり。


「お前なんかに、何年も同情して損した。今夜にでもとっとと子どもを始末しろ!」と言い捨てて、母后、去る。






執務室にニギャールを呼ぶイブラヒム。
しばらく会うのはよそうと言う。

見張られているから、しばらくは慎重にと。

正しいご判断です…といいつつも、寂しそうなニギャールのアゴに手を伸ばそうとした時、いきなり入ってくるハティジェ。

うまくごまかして、ニギャール、去る。


うだうだと恨みごとを言うハティジェ。
心からの愛の言葉でもあり、心を動かされそうになったイブラヒムに、

私を裏切っていたなら莫大な代償を払わせる

と、言ってはいけない一言を言ってしまう。







エフスンの子どもはダイエの監督の元、堕胎される。
出血が止まらず、焦る産婆とダイエ。
そこにムスタファが現れて、エフスンを連れ去る。
産婆は流産だと答える。




意識が朦朧とする中で、エフスンはムスタファに警告する。
ヒュッレムに近づくなと。
毒を盛るように命令されたが、できなかったと話す。



が〜ん…のムスタファ。










…という今回。

面白かったんやけれども、ヒュッレムの出番が少ないのでね…。



マヒデブランの壊れっぷりが面白い。

でも、母后こそどうなの?っていうのはある意味正論。
母后が心ならずも、スレイマンに好き勝手させてるわけやからね。


で、あっさりと消えたマルコチョールとアイビゲ。

この後、まだ出番はあるのでしょうか。

軍人としても優秀な男やし、東方遠征も始まるし、又会えることでしょう。



で、マヒにも勝るとも劣らない、ハティジェの変貌。
…ってか、今更か。
結局、自分が一番可愛いハティジェ。
皇女と結婚したイブラヒムの気持ちを思いやる余裕もない。

ニギャールの件がバレるのも時間の問題。

そうなった時に、どう動くのか。



人間関係だけでややこしいのに、オーストリアだの、ハンガリーだの。




で、ニギャール、グッジョブ!

出て行けと言われたギュルシャー。
どうなるのか。



毒薬問題が、エフスンの口から漏れる。

まあ、ヒュッレムのことやから、うまく切り抜けると思うけれども、二回目に渡した現物は、エフスンが持っているんやったっけ?



う〜む。



てか、エフスンが心配。
あんなワイルドな感じで堕胎だなんて。