オスマン帝国外伝 シーズン2 

第3週、15話まで視聴。

シーズン1のヒュッレムの成り上がり物語が面白かったから、なんだかだるい展開。



それでも、オスマン帝国とバチカンとの戦いや、ヨーロッパ進出など、興味深い見所がたくさん。
ヨーロッパがゴタゴタしているところに強大な帝国が領土を広げて行くのをみるのが楽しみ。

イェニチェリや騎馬隊、砲兵隊などや野営の様子も興味深い。

シーズン1の戦いの場面よりも格段にスケールが大きくなったのも面白い。

今回はアナトリアの反乱を鎮圧するためにイブラヒムが派遣される。
これもまた、同じムスリムでありながらも派閥があるらしく、いろいろ大変。



悩めるスレイマン
勢力を拡大し、帝国を発展させる皇帝でありながら、そんな自分を諌める場面が面白い。
自分の中にある凶暴な部分を理性で抑え込む…的な。
母后にはいつも従順な息子であったけれども、イブラヒム邸の彫像については初めて母后に逆らう。
母后にも冷酷な面があることを指摘される。
王女イサベラをどうするつもりなんやろ?
単なるヨーロッパ征服の駒かと思いきや、アクセサリーを作りつつ彼女を思い浮かべたり…。
いきなりキスしたかと思えば激昂したり。
あの「おすまし顔」の意味がわからん。
彫像をイブラヒムに下賜しておきながら、イブラヒムの独白を聞いたことで彼への信頼が若干揺らぐ。





正妃マヒデブラン
ほんま、性格の悪い女。
長子ムスタファが成長し、マヒデブランにも国庫から予算が与えられる。
…で、水場や浴場を作るんやけれども、民のためというよりかは、ヒュッレムに自慢したいがため。
王女イサベラの出現でヒュッレムが動揺するのを喜ぶ。
かつて自分が味わった激しい嫉妬をお前も味わえってところ。
ハティジェのところに王女が滞在していることを知り、わざとヒュッレムと引き合わせたり…。
相変わらずの意地悪モード全開。
つまり、自分が寵愛を得ようという気は無くなったってこと?
今はムスタファが地にの跡を継ぐことだけが生きがい。
マニサにいるときは親子3人仲良く暮らしていたわけやからわからんでもないけれど、正妃として側女たちを束ねていく器量はない。
子分ギュルシャーも健在。





皇妹ハティジェ
今シリーズ、1番不安定なのが彼女。
シーズン1ではマヒデブランとヒュッレムの間に入り、2人を諌めるなど穏やかな存在やったのに、最近はとにかくヒステリック。
イブラヒムとの間に占いの通りに男の子が生まれる。死産か…と思われたけれども、ヒュッレムが機転をきかせ、喉に詰まっていたものを除き蘇生させる。
狩猟の館が火事になったため、王女イサベラを自宅に住まわせることに。
ヒュッレムが動揺するのを楽しんでいる節もある。
でも、王女がイブラヒムに馴れ馴れしくするのを見て眉をひそめる。





王女イサベラ
カスティーリャの王女。
囚われの身。
助けに来てくれるのを待っているけれども、自らの放火で死んだことにされ、助けに乗り込んで捕まった婚約者フリードリヒも国に帰される。
スレイマンの前に全裸を晒すもいなされ、プライドを傷つけられた結果の放火。
スレイマンを「野蛮人」と嘲る。
言葉を覚える気もなかったけれども、助けが来ないことを知り、態度が変わり始める。
ヒュッレムに喧嘩を売られたことで、逆にスレイマンに近づくことに。




ヒュッレム
3人目の皇子が生まれ、安泰かと思いきや、立場は相変わらず微妙。
男の子を3人も産んでも、母后は相変わらず自分の味方にはならない。
対マヒデブランも、鷹揚に構えていればええのにいちいち突っかかる。
メフメトよりもマヒデブランの子ムスタファが優遇されるのが我慢ならない。
何かと邪魔なイブラヒムを排除するために、ヤクップ師の力を借り、イブラヒムの手帳に毒を仕込む。
その手帳を触った手で、イブラヒムの子に触るため気が気ではない。
王女イサベラの存在を知り、マヒデブランの思惑通り激しく動揺。
とうとうイブラヒム邸に乗り込み、直接対決するも、どうやら逆効果。
今の所何をやっても墓穴を掘る結果に。





大宰相イブラヒム
ヒュッレムとの対立を深める。
ブダからの戦勝の品、彫像を庭に設置。
偶像崇拝は忌むべきことで、ハティジェも動揺する。
巷でも許せないことだという噂が広まるも、詩人の前で皇帝から下賜されたものだと自ら宣言。お金も配って沈静化させる。
1人彫像を見ながら、つぶやいているのをスレイマンが目撃。
父親になったばかりだし、本来ならマルコチョールが派遣させる反乱の鎮圧に生かされる羽目に。
それでも見事鎮圧し、帰国。
皇帝の信頼も取り戻す。




ニギャール

ハティジェが出産し、落ち着くまで誰か家を取り仕切るものが必要ということで、母后に命じられ、ハティジェの屋敷で働くことに。
イブラヒムへの思いを秘めているので、2人の仲の良いところを見るのが苦痛。
ハティジェがナーバスになっているため、寝る暇もないくらい働かされ、怒鳴られ、ちょっとかわいそう。
王女イサベラがハティジェ宅にいることで、ヒュッレムから情報をもらすよう迫られる。
これをきっかけに、ヒュッレムの信頼が取り戻せるなら…と引き受ける。






他にもギュルとスンビュルの対立とか、マルコチョールの一目惚れとか。
マルコチョールの一目惚れなんてどうでもええやん…と思いつつも、アルミンがなかなか美しく聡明な感じで、2人の行く末も気になる。

王女イサベラには食卓がなく床に座って食事をとることがどうにも野蛮で我慢のできないことらしいんやけれども、お料理はほんまに美味しそう。

ミフリマーフが食べたいと言っていたロクムとか食べて見たい。
スンビュルが料理長シェケルにちょっかいを出しながらつまむお菓子も美味しそう。




ま、この後もヒュッレムとイサベラとのいざこざが続くのでしょうね。