出ました。
花組さんの稽古場レポート。
天真氏と桜舞氏は、この公演をもって退団…。
桜舞氏によると、最後の立ち回りの場面が完成したとのこと。
桜舞氏演じる赤星宗帆とは、天草の大矢野島に住む元武士で、実在の人物。
年配で、冷静で落ち着いた役。
天真氏演じる田中宗甫とは直接戦わない。
華優希ちゃん演じる小平は渡辺小左衛門と福の息子ということで、7歳の男の子。
子どもたちのリーダー。ガキ大将。
アノ、瀬戸かずや氏の息子ってことですね。
立ち回りは二回。
たまった鬱憤から乱が起こるところと、江戸幕府との決戦。
総勢80人くらいの激しいものとなる。
天真氏も今まで見たことがないくらいの大立ち回り。
大階段を使うので、個々の立ち回りが明確に見られる。
小平が四郎と絡むシーンが泣けるらしい。
天草の人々が、四郎をMESSIAHだと讃える歌がすごく素敵らしい。
特に華ちゃん演じる小平に注目…の場面。
桜舞氏は最後の立ち回りを、キリシタン軍として思い残すことなく精一杯戦うので、そこを見てほしい。
華ちゃんは、子どもとしても意志を貫くんだというところを見せていきたい。
子どもたちの遊ぶ場面、四郎との出会い、約束…。
卒業について
桜舞さん
作品を花組の皆さんと作り上げていく過程がもう最後だな…と思うけれども、思わないようにしている。
一瞬一瞬を大事にして、初日に向けて頑張る。
天真さん
目の前の課題をひとつひとつこなしていくのみ。
研1さんから専科さんまで、周りの皆さんの取り組む姿勢を忘れないように目に焼き付けていきたい。
決意
華ちゃん
重く受け止めたい史実がたくさんあるので、その歴史をしっかりとお客様に伝えられる一員になれるよう、しっかりと考えて作っていきたい。
桜舞氏
その時代に生き抜いたキリシタンの一人として、全力で、「ただの百姓一揆」ではないというところを伝えられるように、頑張りたい。
なんか、ついこの間、ゆうるりと…、やったのに、もう博多座も終わり、次の大劇場公演がもうすぐ。
時間の経つのが早い〜。
ってか、年間通してほぼ出ずっぱりのジェンヌさんたちってすごい。
舞台人としては幸せなことですな。
番組では紹介されませんでしたが、鞠花さんが演じるのは、松島家に使える下女、みね。
天真氏は、自分以外は島の人々…と言うてはったから、みねは松島家に使えるものの…って感じ?