東京ライターズバンク会員で
日本文藝家協会や日本ジャーナリスト会議の会員でもある
秋山真志さんより、構成を担当された新刊本のお知らせがありました。
『3.11を越えて― 言葉に何ができるのか』(徳間書店) 1575円
http://www.amazon.co.jp/dp/4198633673/
私も限られてはいますが、一部の被災地に定期的に脚を運ばせていただき
現地との温度差を、さまざまな形で感じてきました。
原発に依存してきた首都圏の人間が、当然の権利のように
「放射能を帯びた可能性がある瓦礫を受け入れるわけにはいかない」と
主張したとき、はたして被災地の方々はどのような感情を抱くか……
そうしたことを浮かべることのできない貧相な想像力は
これから立ち上がろうとする人々を、再び深い悲しみの底に突き落としています。
その発言のすべてを受け入れるわけにはいきませんが
石原慎太郎東京都知事が発した「黙れ」の一喝には、いたく同感しました。
秋山さんの作品紹介の記事を読み、
この非常事態に際して、もの書きができる仕事の危うさと可能性について
深く考え、購読したくなりました。
読者の皆さんも、ぜひお手に取ってみてください。
『3.11を越えて― 言葉に何ができるのか』(徳間書店) 1575円
http://www.amazon.co.jp/dp/4198633673/
以下、秋山さんからのダイレクトメッセージです。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
ノンフィクション作家の佐野眞一さんと福島の詩人・和合亮一さんの
3.11を巡る対談集の構成を担当しました。本日発売。
『3.11を越えて― 言葉に何ができるのか』(徳間書店) 1575円
http://www.amazon.co.jp/dp/4198633673/
構成とは全ての質問を考え、対談を仕切り、本を構成し、
実際の対談原稿を書き上げるという仕事で、この本はぼくの作品ともなっています。
3.11東日本大震災から1年。死者・行方不明者約2万人を数える史上最悪の災害を、
この国の「言葉」はどこまでその有様を伝えることができたのだろうか。
政府の情報隠蔽に加担したテレビ、涙の物語に短絡させて伝えた大新聞。
いたずらに恐怖を煽った週刊誌、呆れ返るばかりの政治家の失言、
訳知り顔で語るコメンテーター……。
メディアに流れる言葉は「3.11」を境に完全に変質した。
この事態を突破するために何ができるのか。
ルポルタージュ『津波と原発』で福島第一原発から1キロ圏にまで迫り、
被災地とこの国の正体を説いたノンフィクションの巨人と、地元福島で被災し、
絶望と不条理の中で記した『詩の礫』で震災と向き合う詩人が語り尽くす――。
出版社からのコメント
佐野眞一(前書より)
「三・一一」以降、私たちは、目に映るもの、耳に聞こえるもの、
つまり私たちを取り囲むすべての世界が、かけがえのないものと感じとったはずである。
「三・一一」で私たちが得た最大の財産は、こうした“切実感”だった。
だが、「三・一一」から時日を経るに従って、
“切実感”は薄れ、被災者の身の上を思いやる想像力は枯渇していった。
私流に言えば、“精神の瓦礫”状態が日本中に広がっていったのである。
和合亮一(後書より)
ドキュメントが先なのか、詩が先なのか。そのことは、もうどうでもよかった。
とにかくありのままを、そのままに記録したかった。
ツイッターという仕組みは、記録媒体として私を導いてくれた。
一四〇字という枠には、日付と時刻とが付されることが約束されている。
それは震災の時間の記述となり、その字数枠は明確な縛りをもたらしたが、
同時に記すことの継続力が自然と与えられていくのが不思議と分かった。
![$クラブ会員がこんなお仕事してますけど……](https://stat.ameba.jp/user_images/20120326/16/masukomi-kakekomi/2a/1e/j/t02200220_0300030011875815723.jpg?caw=800)
ちなみに、これまでの拙著はこちらです。
『職業外伝』(ポプラ社)
http://www.amazon.co.jp/dp/459108597X/
『続職業外伝』(ポプラ社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4591093913/
『寄席の人たち』(集英社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4420310162/
『昭和 失われた風景・人情』(ポプラ社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4591104265/
『一冊でわかる落語ガイド—読んで、寄席で楽しむユーモアあふれる噺の世界 』(成美堂出版 )
http://www.amazon.co.jp/dp/4415306896/ref=sr_1_5?ie=UTF8&s=books&qid=
*******************************
えんぴつ倶楽部 日本文藝家協会会員 日本ジャーナリスト会議会員
秋山真志 鎌倉はなし会席亭
以上
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創意工夫をこらし、
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秋山真志さんより、構成を担当された新刊本のお知らせがありました。
『3.11を越えて― 言葉に何ができるのか』(徳間書店) 1575円
http://www.amazon.co.jp/dp/4198633673/
私も限られてはいますが、一部の被災地に定期的に脚を運ばせていただき
現地との温度差を、さまざまな形で感じてきました。
原発に依存してきた首都圏の人間が、当然の権利のように
「放射能を帯びた可能性がある瓦礫を受け入れるわけにはいかない」と
主張したとき、はたして被災地の方々はどのような感情を抱くか……
そうしたことを浮かべることのできない貧相な想像力は
これから立ち上がろうとする人々を、再び深い悲しみの底に突き落としています。
その発言のすべてを受け入れるわけにはいきませんが
石原慎太郎東京都知事が発した「黙れ」の一喝には、いたく同感しました。
秋山さんの作品紹介の記事を読み、
この非常事態に際して、もの書きができる仕事の危うさと可能性について
深く考え、購読したくなりました。
読者の皆さんも、ぜひお手に取ってみてください。
『3.11を越えて― 言葉に何ができるのか』(徳間書店) 1575円
http://www.amazon.co.jp/dp/4198633673/
以下、秋山さんからのダイレクトメッセージです。
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ノンフィクション作家の佐野眞一さんと福島の詩人・和合亮一さんの
3.11を巡る対談集の構成を担当しました。本日発売。
『3.11を越えて― 言葉に何ができるのか』(徳間書店) 1575円
http://www.amazon.co.jp/dp/4198633673/
構成とは全ての質問を考え、対談を仕切り、本を構成し、
実際の対談原稿を書き上げるという仕事で、この本はぼくの作品ともなっています。
3.11東日本大震災から1年。死者・行方不明者約2万人を数える史上最悪の災害を、
この国の「言葉」はどこまでその有様を伝えることができたのだろうか。
政府の情報隠蔽に加担したテレビ、涙の物語に短絡させて伝えた大新聞。
いたずらに恐怖を煽った週刊誌、呆れ返るばかりの政治家の失言、
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メディアに流れる言葉は「3.11」を境に完全に変質した。
この事態を突破するために何ができるのか。
ルポルタージュ『津波と原発』で福島第一原発から1キロ圏にまで迫り、
被災地とこの国の正体を説いたノンフィクションの巨人と、地元福島で被災し、
絶望と不条理の中で記した『詩の礫』で震災と向き合う詩人が語り尽くす――。
出版社からのコメント
佐野眞一(前書より)
「三・一一」以降、私たちは、目に映るもの、耳に聞こえるもの、
つまり私たちを取り囲むすべての世界が、かけがえのないものと感じとったはずである。
「三・一一」で私たちが得た最大の財産は、こうした“切実感”だった。
だが、「三・一一」から時日を経るに従って、
“切実感”は薄れ、被災者の身の上を思いやる想像力は枯渇していった。
私流に言えば、“精神の瓦礫”状態が日本中に広がっていったのである。
和合亮一(後書より)
ドキュメントが先なのか、詩が先なのか。そのことは、もうどうでもよかった。
とにかくありのままを、そのままに記録したかった。
ツイッターという仕組みは、記録媒体として私を導いてくれた。
一四〇字という枠には、日付と時刻とが付されることが約束されている。
それは震災の時間の記述となり、その字数枠は明確な縛りをもたらしたが、
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『職業外伝』(ポプラ社)
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『続職業外伝』(ポプラ社)
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『寄席の人たち』(集英社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4420310162/
『昭和 失われた風景・人情』(ポプラ社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4591104265/
『一冊でわかる落語ガイド—読んで、寄席で楽しむユーモアあふれる噺の世界 』(成美堂出版 )
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