小学生の後半、私は、広島で過ごしました。
学校の授業では、平和への祈りの歌を沢山歌ったり
千羽鶴を飾るようになったきっかけのお話を聞いたり
平和を考えることがとにかく多く、貴重な経験でした。
その中でも、
夏休みの宿題の文章を読むという課題で知った
広島にある、小さい島で毒ガスを作っていたという話
は、とても衝撃的でした。
そういえば、この前テレビで、知ったのですが、
戦争の記憶を後世に残そうという取り組みがあるんだそうです。
残念ながら、私の周りには戦争を経験した大人の当事者は、
20年くらい前に亡くなった祖母くらいしかいなかったのですが、
この祖母が元気なときに、戦時中のことを聞いても、
いつも嫌な顔をして、教えてくれなかったことが多かったです。
それでも、あるとき、
祖母の弟が、戦時中、兵隊として呉で
働いていたことや、呉の町から、広島から昇る
原爆のきのこ雲を見たことをぽつりと話したことがありました。
戦争は、遠い昔の歴史ではないということ、
どこかで、自分と繋がっているということ
忘れないように、
こどもたちに伝えていけるように
この平和が長く続くように
自分に今、何ができるのか考えなければいけないなと