他の分野を批判する前に(下線は加筆部分) | masukoderatukusuのブログ 

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自閉症&知的障害(重度)の中学生のこどもがいます。

※大幅に加筆しました。加筆前に、いいねつけた人すみません。

 

応用行動分析の本は、他の療育を批判的に書いてあったりするけど、この応用行動分析こそ 様々問題多く、特にこの研究をしている人たちの中に、きちんと、学問を理解しないまま、使い、また、自身もよく分かっていないのに一般人に広めている人(臨床心理士)が少なくない。用語を知っているだけで偉いと勘違いし、どこでどう使うかよく理解もできていないのに、使うような方がいる。
例えば、明らかに、課題があっていない(幼稚園の子がいきなり高校の授業受けるような感じな)のに、、「消去バーストだから」と無理矢理課題をさせ、結果、課題を嫌いにさせるとか、「正の弱化」だから嫌がっても無理矢理着席させるよう、療育機関にアドバイスする、極めつけは、「フリーオペラントでいきます」と言われ、部屋を追い出され、こどもが泣き叫ぶから心配になってかけつけたところ、下着同然の格好で、こどもを組み敷かれたこともあった。

また、この分野は心の奥底まで考えなくていいから、といいからと、本当に表面の薄っぺら-いとこしか見てないため、

毎日看ている親が違うといってもまったく聞く耳もたないような人もいた。
それと、そもそも自閉症のこどものことを、実験動物としか考えていないような考えの方もいる。

それはご褒美を使うことをいっているわけではない。

(どうせ障害者だから)別に失敗しても構わないとか、研究だから当たり前だとか、合わなかったというネタができればそれで

よいというやつのことだ。

ちなみに、親の会に話をしたところ、研究はそんなもので、合えばラッキー、合わないとさっさと逃げるべきみたいなことを言われてしまったが、そうやって甘やかしているから、ここの療育は全然変わらないんだと私は思う。


応用行動分析というのはトレンドなんだろう。この療育こそが一番と言っては、他の分野をいろいろ文句つけるのは別に構わないが、

それなら、それを学ぶ者に、キチンと指導できるような人材育成をしてほしい、また、本ばっかり見ないで、まずは、こども自身と向き合ってほしい。また、どの研究者も、倫理的なところはしっかりしてほしい。良い人も同じカテゴリーに入れられるのは堪らないので、研究者、心理士は変わっているからと割り切らないでほしい。きちんと臨床研究していただきたい。そうでないと、違う療育の分野から、ずっと昔の間違った療育を言われるままだと思うし、私も、これからずっと批判すると思う。

 

それでも、ごく少数だが、本当に良い方で、研究でも、こどもや家族のためにならないと意味がないとおっしゃってくれる人がいらっしゃった。

その療育は、とても穏やかでとても楽しく、癇癪の多いうちの子でも、まるで魔法を使うように、言うことを聞いているのを目の当たりにして、こういうことかと思った。家では無理かもしれないけど、学校とか決まったパターンで動いていく場面ではとても取り入れやすい療育だと思った。また、課題の一部も家ですぐ取り組むことができるものであった。 応用行動分析自体はすばらしいところは沢山あるにも関わらず、使う人を選ぶ。しっかりと子ども自身を見てくれる人、また、その人の人間性もしっかりしていないければ、言い方悪いが、いじわるや虐待のようにもなってしまう、とても危うい療育だということだから、はっきりいって公的資金を投じることも、インクルーシブといって発達障害の子を囲うだけで療育していると言い張ることも、学校作ったりするのは大反対したいと思う。