由比、興津、江尻にちなんだ短編をあつめた一冊!
あとがきによると
清水市が静岡市と合併することになり、清水の市名への哀情を込めて作った本とのこと。
書き下ろしが一点。
作者はいわゆる旧静岡市出身。
でも祖母の実家(次郎長さん関係)が清水にあったので、清水にもよく遊びに行ったそうだ。
由井正雪
次郎長さんの妻、二代目お蝶
次郎長さんの子分の大政
興津にいた西園寺公望(書き下ろし)
といった方達のお話
上のメンバーには入らない、架空の人達の話らしいものはなかなかにエグくておそろしい。
諸田さんが書いた初めての小説だそうな。
どれも、ピリッとスパイスが効いていて読み応えがあった。
諸田さんといえば
好きなのは「お鳥見女房」のシリーズだなあ。
かなり昔に読んだからそのことを書いた昔のブログはデーターが消えてしまったけれど、
最後の一冊はこちらだったよ
そして坐漁荘見学のブログも貼っておこう