VERIART_真のアート思考を通じて、次世代のイノベーターを育成

VERIART_真のアート思考を通じて、次世代のイノベーターを育成

現代社会は「VUCA時代」に突入し、イノベーションが求められています。子どもたちの特異な才能を見つけ、磨くVERIARTプログラムを提供するVERIART代表取締役CEOのブログです。

はじめに

生成AIの進化は、私たちの暮らしや働き方だけでなく、「学び方」そのものを根底から問い直しています。
これまでの偏差値や学歴中心の価値観は、AIに代替されるタスクが増える中で、すでに過去のものになりつつあります。

では、これからの時代に人間が持つべき“生き抜く力”とは何か。
         ──その答えのひとつが、創造力です。


AIによって「正解のある力」は代替される

ChatGPTをはじめとする生成AIの進化によって、これまで「安定」とされていた多くの職業構造が揺らぎ始めました。
事務職や分析業務、さらにはライティングやプログラミングなどの知的労働まで、すでにAIが代替可能な領域は広がっています。

この変化は、単に「職業がなくなる」という話にとどまりません。
教育、ビジネス、芸術、行政といったあらゆる分野で、“ゲームのルールそのもの”が書き換わっているのです。


教育の価値軸が「正解から創造へ」と変わる

とくに教育においては、これまでのような「正解を早く出す」能力よりも、
「そもそも問う」「考え直す」「新しく創る」力が求められています。

これは、
✔ クリティカル・シンキング(批判的思考)と
✔ クリエイティブ・シンキング(創造的思考)という、
これからの時代に欠かせない2つの軸として注目されています。


NASAの調査:創造力は、育つが、失われる

この“創造力”が、いかに人間に本来備わっていた力であるか──
その証拠となる研究があります。

NASAがかつて行った調査(ジョージ・ランド博士)では、
4歳児の98%が「創造の天才」であると評価された一方で、
25歳になるとその割合はわずか3%にまで低下したという結果が報告されています。

これは、子どもたちが本来もっている創造力が、教育や社会の中で失われてしまうことを意味しています。

つまり、「創造性」は特別な才能ではなく、環境によって保たれるか失われるかが決まる能力なのです。


「美意識」や創造力が、これからの価値を決める

独立研究者の山口周氏も、
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』の中で、

「論理や数字だけでは導けない価値の創出には、創造力や美意識が必要だ」

 

と述べています。

これは、AIでは代替できない“人間性の力”への注目が、
すでに経済や経営の領域にも広がっていることを示しています。


VERIARTが目指す「創造力の育つ環境」

私たちVERIARTは、こうした時代の転換期において、
幼少期から創造力を育むための教育プログラムを提供しています。

自然とアートを融合させた体験型ワークショップは、
ただ「アートをする」だけではなく、
自分の問いを立て、創造を通じて表現する力を育てることを目的としています。

  • 何もない場所から創造する

  • 森の中で五感を使ってアートジャーを創作する

こうした「自ら創る」体験を通じて、子どもたちは創造のプロセスそのものを身体で学び、思考の筋力を鍛えていきます。

そしてその伴走には、アーティストは勿論、
親や地域の理解・共創が不可欠です。
創造は孤独な才能ではなく、共に育まれる環境から生まれます。


おわりに──創造し続ける力が、未来を拓く

創造力は、“未来の当たり前”をつくる力です。
AIが進化するからこそ、人間にしかできない「創る力」をもう一度取り戻す必要があります。

VERIARTは、その“原点”となる学びの場を、子どもたちと共につくっています。

生成AIの時代に問われる「人間の価値」とはなにか。
その答えのひとつが、「創造し続ける力」であると、私たちは信じています。


参考文献

  • George Land & Beth Jarman (1992). Breakpoint and Beyond: Mastering the Future Today. HarperBusiness.

  • George Land (1968). NASA Creativity Research(創造性テストによる年齢別創造力の変化)

  • 山口周(2017)『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』光文社新書

AI時代を生きる子どもたちへ

― 創造性と共感力が未来を切り拓く ―


「AIに仕事を奪われる時代が来る」と言われて久しいですが、
実はその時代は、もう“始まって”います。

では、私たち人間にできることって何だろう?
そしてこれからの子どもたちに、本当に必要な力ってなんだろう?

世界経済フォーラム(WEF)の『仕事の未来レポート』が伝えてくれるのは、
そんな疑問に真正面から向き合うための、大切なヒントです。


✅ 子どもたちに本当に必要な、3つのコアスキル

WEFが2020年に発表した『The Future of Jobs Report 2020』では、
2030年に向けて「最も重要なスキル」として以下の3つが挙げられています。

  • 複雑な問題解決力(Complex Problem-Solving)

  • 批判的思考力(Critical Thinking)

  • 創造性(Creativity)

“Top skills in 2025 include analytical thinking, creativity, and complex problem-solving.”
— World Economic Forum, The Future of Jobs Report 2020

— World Economic Forum, The Future of Jobs Report 2020

これらは、正解のない時代において「自分で考え、選び、創り出す力」。
まさに、子どもたちが未来を自分の力で生き抜くための土台となるスキルです。


✅ AIに代替できない、2つの“人間力”

テクノロジーがどれだけ進化しても、
AIに“真似できないもの”があると、世界の識者たちは語ります。

それが、**創造性(Creativity)共感力(Empathy)**です。

“As AI takes over routine tasks, skills like creativity and empathy remain uniquely human—and essential for thriving in the future of work.”
— World Economic Forum, Reskilling Revolution Platform

— World Economic Forum, Reskilling Revolution Platform

★人の気持ちを感じ取る力。
★誰も思いつかないアイデアを生み出す力。
これらは、どんなにAIが進歩しても、人間にしかできない“唯一無二の力”なのです。


✅ 未来のリーダーに必要な資質は「創造性」

WEFが引用している、IBMのCEO調査ではこう語られています。

“Creativity is the most important leadership quality.”
— IBM Global CEO Study, 2010

IBM Global CEO Study 2010: Capitalizing on Complexity

世界中の企業トップたちが、「創造性こそがリーダーにとって最も重要」と答えたこの事実は、
大きな変化が前提となる時代において、「正解をなぞる」よりも「新しい正解を創る」ことが重要であるという、
時代の価値観の変化を物語っています。


💡 AI時代だからこそ、「人間らしさ」が未来を切り拓く

たしかに、AIは優秀です。
でも、AIには“夢”も“痛み”も“想い”もない。
五感がないのです。

だからこそ、私たち人間が持つ「創造する力」や「共感する力」、「感じる力」は、これからの時代においてますますその価値を高めていくのです。

これからの教育は、知識を詰め込むことよりも、
**「人間らしさの育成」**にシフトしていくべきではないでしょうか。

未来をつくるのは、私たち自身。
そして未来を託す子どもたちが、「自分らしい未来」を描けるように。
いま、私たちにできることを考え続けていきたいと思います。


📚 参考出典

  • World Economic Forum, The Future of Jobs Report 2020

  • World Economic Forum, Reskilling Revolution Platform

  • IBM Global CEO Study, 2010

  • OECD, Social and Emotional Skills Framework

 

 

子どもの98%が「創造的天才」だった


なのに、大人になる頃には3%に。
創造性が失われる現代に、私たちはどう立ち向かうか?

1968年、NASAの依頼でジョージ・ランド博士が行った研究は、私たちに強烈な問いを突きつけました。
4〜5歳の子どもたちの98%が「創造的天才」と評価された一方、
同じ子どもたちを10歳で再テストすると30%、15歳では12%、そして25歳になる頃にはわずか2〜3%しかその創造性を保っていなかったのです。

“Non-creative behavior is learned.”
— George Land, Breaking Point and Beyond, HarperBusiness, 1993

つまり、創造性は失われていくものではなく、奪われているのです。
学校教育や社会環境、暮らしのスタイルの中で、子どもたちがもともと持っていた創造性が“機会の喪失”によって減退しているという現実。

2011年には、キム・キョンヒ教授による研究でも、創造性スコアが1990年以降、急激に低下していることが報告されています。

“The scores on the Torrance Tests have decreased significantly since 1990, especially in kindergarten through third grade.”
— Kim, K. H. (2011). The Creativity Crisis, Creativity Research Journal, 23(4), 285–295.
 

いま、創造力を鍛え直すべき【5つの理由】


1. VUCA時代を生き抜くために

変動性(Volatility)・不確実性(Uncertainty)・複雑性(Complexity)・曖昧性(Ambiguity)に満ちた時代では、「問いを立て、自ら創る力」が生きる力となります。

2. AI時代の人間の役割は「創造」にある

生成AIが当たり前になった今、知識の再生産はAIに任せる時代へ。人間にしかできないのは、価値の創出=創造的思考です。

3. 社会課題の複雑化と「多様な視点」へのニーズ

環境・教育・地域・ジェンダーなど、正解のない課題には、共感と発想の切り替えが必要です。創造性はその源泉です。

4. 子どもたちの創造力は、刻一刻と失われている

前述の通り、4〜5歳の98%が創造的天才。これは“もともと持っている”力であり、いま守り、育てることが求められています。

5. 創造性は仕事・教育・地域すべてに通じる

ビジネスのイノベーションも、教育現場での試行錯誤も、地域活動も。創造力は「人がよりよく生きる」ための共通基盤です。


しかし、創造力を鍛え直すのは簡単ではない

社会的な“阻害要因”が立ちはだかっています。

1. 教育の画一化

「正解を出す力」が重視される一方で、「自分の問いを見つける力」は評価されづらい。創造性は“育てにくい”とされ、置き去りにされがちです。

2. 自然体験の喪失

都市化により、土・水・風・火といった自然との触れ合いが減少。感覚や身体を使って遊び・創る環境が不足しています。

3. AIによる“思考の委託”

生成AIの普及で、検索すればすぐ「答え」が出る時代。人は「考えなくても済む」誘惑に弱く、創造力のトレーニング機会が失われています。
 

VERIARTは、創造力を鍛える場を社会に取り戻す


こうした背景から、VERIARTは立ち上がりました。
自然 × アート × 問い × 親子共創を柱に、子どもたちが本来持っていた創造性を再び呼び覚ます体験を提供します。
• 「問いを立てていい」
• 「間違えてもいい」
• 「試して、作って、壊してもいい」

そんな環境の中で、子どもは自らの創造性を信じ、自分なりの表現で未来と向き合っていく力を手に入れていきます。

AI時代の人間力は、「創造力」に宿る。


創造力は、未来を生き抜く“ライフスキル”です。
VERIARTは、それを親子で、遊びながら、深く育む場です。

 

 

 

冒頭の作品は


「蘭陵王」画:益村司
パリ国際サロン 大賞受賞作品

 

己に勝つ — 宮島 舞楽「蘭陵王の舞」勝鬨(かちどき)。
縁起の良い、勝利の象徴として描かれた作品です。


 

2025年3月、両親が14年間運営してきた絵画教室が、その役目を終えました。


有志の皆さまの温かいご尽力により、90名もの方々が集まってくださり、「感謝の会」を開催いただきました。心より御礼申し上げます。

教室のはじまりは、たった一人の孫への指導から


この絵画教室は、私の息子を預けている間に、父が絵を教えはじめたことがきっかけでした。

高校の美術教師だった父は「大人に絵を教えたい」。
保育士資格をもつ母は「子どもたちに絵を教えたい」。

その二人の想いが重なり、いつしか3歳から80歳までが通う教室へと成長しました。
 

全国最優秀賞を20名以上輩出。美大進学者も多数


これまでに全国の絵画コンクールで最優秀賞を20名以上輩出。美術大学への進学者も数多く育ちました。

当時小さかった息子も、祖父の指導のもと多くの賞を受賞し、パリ・ルーブル美術館での表彰式に招かれるという貴重な経験をしました。
 

そして、3世代で次のステージへ。柳井から未来へ


その孫も、今では20歳となり、武蔵野美術大学で学ぶ学生に成長しました。

これから両親は、山口県柳井市の自然豊かな田舎へUターンし、自然とともにアート思考の独自メソッドをさらに磨き上げていきます。

そして、VERIART株式会社として「創造力を鍛えるイノベーター育成事業」へ。
 

創造力は、誰もが鍛えられる力 — VERIARTメソッドへ


VERIARTメソッドは、自然の中で「観察する力」「問いを立てる力」「表現する力」を育むプログラム。
創造力は、特別な才能ではなく、誰もが鍛えられる力だと考えています。

VUCA時代、生成AI時代だからこそ、人間の創造力が求められる時代。


そしてこの挑戦は、両親、私、息子の3世代で取り組む未来づくりへと繋がっています。

武蔵野美術大学で学ぶ息子も、実務家として活動しながら、VERIARTメソッドの研究者としてもこの事業にジョインします。

柳井から、未来へ。
3世代の挑戦は、これからも続いていきます。



#感謝の会 #絵画教室 #蘭陵王 #益村司 #VERIART #イノベーター育成 #創造力 #柳井市から未来へ #柳井市 #3世代の挑戦

PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)を活用したエフェクチュエーション:複数ビジネスを同時に成長させる戦略

1. はじめに


企業経営において、新規事業を創出しながら成長を続けることは大きな挑戦です。特に、資本力が限られている企業やスタートアップにとって、単独の事業だけに投資するのではなく、複数の事業を並行して運営し、相互に支え合うことで成長を促進することが有効な戦略となる場合があります。

私自身、PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)のフレームワークを活用し、「金のなる木」から「スター」や「問題児」へと資金供給を行うことで、新規事業を育てる手法を実践してきました。本記事では、この手法についての考え方や、その限界について詳しく解説します。

2. PPMとは? 4象限の基本概念


PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)は、「市場成長率」と「市場シェア」の2軸で事業を分類し、資源配分を最適化するためのフレームワークです。

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が提唱し、多くの企業が事業戦略の指針として活用してきました。

PPMの4象限

画像
PPMの4象限

3. PPMを活用したエフェクチュエーションとは?


エフェクチュエーションとは、未来を予測して計画的に動くのではなく、手元のリソースを活用しながら柔軟に進める起業家的アプローチのことです。
PPMのフレームワークを活用しながら、資本力の限られた企業が新規事業を育成する際には、以下の戦略が有効です。

1. 複数の事業を「1つのポートフォリオ」として考える
• 複数の事業を相互に支え合うエコシステムとして管理し、事業間で資金やリソースを流動的に動かす。

2. 「金のなる木」を活用して、新規事業を育成
• 既存の安定した収益源(キャッシュ・カウ)を活用し、将来的に成長が見込まれる事業(スターや問題児)への投資を行う。

3. 「問題児」に選択と集中を行い、「スター」に育てる
• 市場の動向や自社の強みを考慮し、成長の可能性が高い事業にフォーカスする。
• 成長市場でうまくシェアを拡大できれば、「スター」から「金のなる木」へと移行する。

4. 経営者の課題:PPMの視点を無視した業務スリム化が引き起こす「エコシステムの崩壊」


ここまで述べてきたように、PPMのフレームワークを活用し、複数のビジネスをエコシステムとして捉えることで、新規事業の成長と持続可能な経営を実現してきました。しかし、実際の経営においては、この戦略が機能しなくなる局面が訪れることがあります。

私自身、PPMを活用しながら「金のなる木」から「スター」や「問題児」へ資金供給を行うことでエコシステムを維持してきましたが、「業務スリム化」の命令によってこのエコシステムが崩壊する事態に直面しました。

PPMの視点が欠如すると、なぜエコシステムが崩れるのか?


PPMでは、事業の収益性を「単体」ではなく、「全体のバランス」で考えることが重要です。しかし、短期的なコスト削減を目的とした「業務スリム化」の方針のもとでは、これらの事業の相互関係を無視し、単体の売上や利益の評価基準だけで判断されるようになります。

その結果:
• 「問題児」への投資が止まり、成長が見込めなくなった。
• 「スター」の事業が十分なリソースを確保できず、競争力を失った。
• 「金のなる木」に過度な圧縮が行われ、全体の収益バランスが崩れた。

5. 鳥の目で俯瞰する経営:PPMの4象限を活かした持続可能なエコシステム構築


企業経営においては、事業の細分化による収支構造の管理は重要ですが、それだけでは不十分です。
大局的にビジネスを捉え、「鳥の目」で俯瞰することで、PPMの4象限によるエコシステムの全体像が見えてきます。

経営者が取るべき視点

1. 短期的なコスト削減だけでなく、長期的な事業ポートフォリオを考える
2. 事業の相互作用(シナジー)を評価し、単体の売上ではなくエコシステム全体の価値を考える
3. リソース配分を戦略的に考え、エコシステム全体の持続可能性を高める

6. まとめ:PPMを活用した持続可能な成長戦略


PPMのフレームワークを用いることで、企業は単独の事業だけに依存せず、「金のなる木」から「スター」や「問題児」に資源を適切に配分しながら成長を続けることができます。

もっと俯瞰で組織全体のPPMの視点が必要ということになります。

短期的な最適化と長期的な成長のバランスを取ることは難しい課題ですが、PPMを活用しながら持続可能なビジネスモデルを構築することこそが、未来の成功につながる鍵となるのです。

机上理論から実践知へ ー これからの時代に求められる「体験」の価値


世の中には「机上理論」と「実践知」があります。
前者は理論やデータの上で組み立てられたもので、後者は現場の経験や試行錯誤を通じて培われた知識です。

従来の教育やビジネスのあり方は、どちらかといえば「机上理論」を重視し、知識のインプットに偏る傾向がありました。
しかし、VUCA時代と呼ばれるこれからの社会では、実践の中で学び、試行錯誤しながら創造的な解決策を見つける「実践知」がより価値を持つようになります。

今回は、幼少期からの教育のあり方、偏差値教育と個性派育成の違い、そしてこれからの時代に求められる「コーゼーション × エフェクチュエーション」の視点から、新たな学びのあり方を考えます。

① 幼少期からの早期教育と体験の重要性


ドイツの研究:教育政策を変えた実証結果

 1970年代、ドイツで実施された大規模な研究では、遊びを中心とした幼稚園とアカデミックな幼稚園の卒園生を追跡調査しました。その結果、遊び中心の教育を受けた子どもたちの方が、読解力や数学力に優れ、社会的・感情的な適応力も高いことが明らかになりました。この成果を受け、ドイツは遊び中心の幼稚園スタイルへと回帰する政策を採用しました。

詳しくは⬇️⬇️⬇️


私自身、幼少期から自然とアートに囲まれた環境で育ちました。
「知識を詰め込む」のではなく、遊びを通じて「体験しながら学ぶ」ことで、自分の感性や発想力を磨いてきたと感じています。

例えば、子どもが川遊びをする中で学ぶことは、単なる水の冷たさだけではありません。
水流の動き、石の配置、流れを変える方法など、物理の原理を実践を通じて体感しています。

一方で、多くの教育では「水の流れとは何か?」を机上で学び、公式を暗記させることが主流です。
しかし、実際の問題解決には、現場で試し、手を動かし、体感することが重要になります。

✔ インプット(知識) だけでなく
✔ アウトプット(実践) を通じて得られる「経験知」

「知っている」ことと「できる」ことは違う。
これは、教育においてもっとも重要なポイントです。

② 偏差値教育と個性派育成 ー どちらがこれからの時代に求められるのか?


「答えを知る教育」から「答えを創る教育」へ


長年、日本の教育は偏差値教育が中心でした。
知識を詰め込み、テストで高得点を取ることが評価基準となり、社会でも「正解を出せる人材」が求められました。

しかし、社会が変化し、予測困難な時代においては、単に正解を出せるだけでは足りません。
「自ら考え、創造し、新たな道を切り拓く力」 が必要とされています。

ここで重要になるのが、個性を生かしながら学びを深める「個性派育成」です。

 偏差値教育の特徴
・知識の詰め込み
・答えが決まっている問題を解く力
・正解がある世界での競争

 個性派育成の特徴
・実践と経験を重視
・答えがない問いに対して考える力
・自ら価値を創造し、差別化する力

これからの社会では、個性を生かしながら実践的な学びを得た人材が価値を持ちます。

③ コーゼーション × エフェクチュエーション ー 未来は計画と実践の組み合わせで創られる


未来を切り拓くためには、**計画的に進める力(コーゼーション)**と、**柔軟に対応しながら創造する力(エフェクチュエーション)**の両方が求められます。

✔ コーゼーション(Causation)とは?
• 目標を設定し、その達成のために最適な手段を計画・実行するアプローチ。
• 未来が予測可能な状況で有効(例:資格取得、企業経営計画)。

✔ エフェクチュエーション(Effectuation)とは?
• 現在のリソースを活用し、試行錯誤しながら未来を創造するアプローチ。
• 変化が激しい環境で有効(例:スタートアップ、新規事業の立ち上げ)。

計画だけでは足りず、しかし行き当たりばったりもNG。
コーゼーションとエフェクチュエーションをバランスよく組み合わせることが、これからの時代に必要な思考法となります。

④ これからの時代に求められる「実践できる力」


知識を持っているだけでは何も変わりません。
✔ どれだけ本を読んでも、実際にやってみなければ意味がない
✔ どれだけ計画を立てても、実行しなければ成果は生まれない

重要なのは、
「知っている」から「できる」へ、机上理論から実践知へとシフトすること。

企業においても、個人のキャリアにおいても、
✔ 机上の空論ではなく「試行錯誤しながら学ぶ力」
✔ 既存の正解にとらわれず「新たな解を生み出す力」
が重要になっていきます。

⑤ まずは一歩前へ ー 今日からできるアクション


1. いつもよりも一歩前へ

「あとでやろう」と思っていたことを、今やってみる。

2. 試してみる・チャレンジしてみる

知識を得たら、すぐに何か小さく試してみる。

3. 評論家ではなく実践家になろう


「こうすればいいのに」と考えるだけではなく、自分で実際に行動してみる。

これからの時代、問われるのは「何を知っているか」ではなく、「何を実践できるか」。

あなたは今日、何を試しますか?

【メモ】
新しいことをするために、
その他の作業は徹底効率‼️
AIにまとめてもらったマニュアル
マニュアルはAIに作ってもらうことにしている。。。

Microsoft 365 のツールを活用することで、会議の議事録を迅速かつ正確に作成できます。

✏️ーーーーーーーー⭐️

Microsoft 365 を活用した 
AI 議事録作成マニュアル

✅ Microsoft Teams の文字起こし機能を利用すれば、オンライン会議の音声をリアルタイムで文字起こし可能
✅ Microsoft Word の音声文字起こし機能は、録音データを活用した文字起こしに適用可能
✅ Microsoft Copilot を活用し、議事録を自動生成し、効率的に整理
✅ 最終的な確認と修正は人の手で行い、正確性を確保

✏️ーーーーーーーー⭐️

1. はじめに

本マニュアルでは、Microsoft 365 の機能を活用して会議の議事録を効率的に作成する方法です。
Microsoft Teams や Word の音声文字起こし機能を使用し、そのデータを Microsoft Copilot で整理・要約することで、迅速かつ正確な議事録作成を実現します。

2. 会議の文字起こし方法

会議の音声を文字起こしする方法として、以下の 2 つの手順があります。

方法 1:Microsoft Teams の文字起こし機能を使用

適用対象:Microsoft Teams で開催するオンライン会議
 1. Teams 会議を開始
Microsoft Teams を開き、会議を開始します。
 2. 文字起こしを有効化
 • 会議中に「…(その他のアクション)」をクリック
 • 「文字起こしを開始」を選択
 3. 文字起こしのデータ取得
 • 会議終了後、「…(その他のアクション)」から「文字起こしをダウンロード」を選択
 • 文字起こしデータ(.docx 形式または .vtt 形式)を保存

方法 2:Microsoft Word の音声文字起こし機能を使用

適用対象:対面会議や Teams 以外の会議音声ファイルを使用する場合
 1. Microsoft Word を開く
 • Microsoft 365 バージョンの Word を開く
 • 「ホーム」タブの「ディクテーション」アイコンをクリック
 2. 音声のアップロードまたは録音
 • 「文字起こし」を選択
 • 既存の音声ファイルをアップロードするか、その場で録音
 3. 文字起こしの確認・編集
 • Word 上で自動生成された文字起こしを確認し、修正
 • 必要に応じて発言者名を追加
 4. 文字起こしデータの保存
 • 編集が完了したら、Word 文書(.docx)として保存

3. Microsoft Copilot による議事録作成

Microsoft Copilot を活用して、取得した文字起こしデータを議事録にまとめます。

ステップ 1:議事録の目的・構成を指示
 1. Copilot にプロンプト入力
 • 例:「以下の会議の内容を元に、簡潔な議事録を作成してください。」
 • 追加情報(会議名、日時、出席者、主な議題)を明記

ステップ 2:文字起こしデータを入力
 2. Teams または Word で取得した文字起こしを Copilot に入力
 • 必要に応じて、発言者名や不要な情報を整理してから貼り付け

ステップ 3:議事録の作成を依頼
 3. Copilot に依頼する
 • 例:「以下の文字起こしを基に、簡潔な議事録を作成してください。重要な発言や決定事項を要約してください。」
 • 推奨フォーマット(議事録に必要な要素を指示)
 • 会議名
 • 日時
 • 出席者
 • 議題
 • 主要な発言・議論内容
 • 決定事項・アクションアイテム

4. 議事録の確認・修正

Copilot による自動生成の議事録を、人の手で最終確認・修正します。
 1. 要点が適切に整理されているか確認
 • 重要な決定事項やアクションアイテムが明確になっているか
 • 文脈が適切に整理され、意味が正しく伝わるか
 2. 誤字・脱字、文法の修正
 • Copilot の出力をチェックし、必要に応じて修正
 3. 最終フォーマットの調整
 • 社内のフォーマットに従ってレイアウトや見出しを調整
 4. 関係者へ共有
 • OneDrive や SharePoint を活用して関係者と共有
 • 必要に応じて PDF 形式に変換して配布

「あなたの仕事や挑戦には、結果を出すための明確な方法がありますか?」


私が新規事業部門に異動して、人も予算もない中で新規事業を立ち上げることになった時に先輩が教えてくれた一言があります。それが「TTP」でした。

「TTPって何ですか?」と尋ねた私に、先輩は笑顔でこう答えました。
「TetteiTekiniPakuru(徹底的にパクる)だよ。」

15年前の先輩の言葉です。

一見シンプルに聞こえるこの言葉。しかし、その本質は、徹底的に観察し、本質を掴み、自分の形に昇華するという強力なアプローチでした。この言葉は、アスリートとしての経験と、未来のビジネスをつなぐ接点をつくってくれたのです。そして、どんな分野の人にも活用できる普遍的な方法論だと私は信じています。

幼少期:観察力を育んだ日々


「観察力は、すぐに身につけられるものではありません。」

私が幼少期に育った環境は、観察力を育む上で特別なものでした。父がアーティストだったため、私は日常的に何かを「観察し、それを絵に描く」ことを繰り返していました。たとえば、風景や動物、人々の表情を注意深く観察し、それを自分の手で表現するというプロセスです。

この習慣によって、目の前の物事を「ただ見る」のではなく、その背景や細部、全体のつながりを意識して見る癖が自然と身につきました。
この経験が、後のアスリート時代やビジネスにおける「観察、思考、表現」の原点となったのです。

中学時代:テニスで学んだTTPの原点


「どの視点から物事を見ていますか?」

私が「TetteiTekiniPakuru」を初めて具体的に実践したのは、中学時代のテニス経験でした。勝つためにただ練習するだけではなく、テニスコートの模型を自作し、相手の動きをシミュレーションして戦略を立てました。

この模型を使った分析のポイントは、まるで『鳥の目(Bird’s Eye View)』のようにテニスコート全体を俯瞰して見る視点を養ったことです。この「俯瞰的視点」を得ることで、相手の動きや戦略を広く捉え、以下のような洞察が得られました:
• 観察:相手がどの位置からどこにボールを打つのかを見極める。
• 思考(分析):相手の癖や弱点を考え、自分の戦略と組み合わせる。
• 表現:最適なポジション取りや、空間を使った誘導を実践する。

幼少期から育まれた観察力を応用し、「コート全体の状況を広く見渡す」ことで、勝利への道筋が見えてきたのです。

会社員時代:フリースタイルスキーでの挑戦


「失敗を重ねながら、何を学んでいますか?」

広島テレビに入社後、私は広島テレビSCとしてフリースタイルスキー・モーグル競技に挑戦しました。競技経験ゼロの状態から3年で国体入賞を果たせたのは、TetteiTekiniPakuruの力によるものでした。

徹底的な観察と模倣

ワールドカップの映像を擦り切れるほど繰り返し観察し、以下を徹底的に研究しました:
• 観察:トップ選手の身体の角度や重心移動、ターンやジャンプのリズムを見つめる。
• 思考(分析と応用):観察した内容を基に、自分の弱点を特定し、取り入れるべき動きを考える。
• 表現:模倣から最適化を繰り返し、自分のスタイルを確立する。

メンタルトレーニング

もう一つ大きなポイントは「イメージング」です。頭の中で「自分が成功している姿」を具体的に思い描き、そのための準備を徹底しました。これを読んでいるあなたも、自分のゴールを鮮明に思い浮かべてみてください。それは驚くほど強いモチベーションとなり、次の一歩を後押ししてくれるでしょう。

AmazonのハーベストループをTTP

Amazonのハーベストループは、ビジネススクールのゼミで学びました。

Amazonのハーベストループは、創業者のジェフ・ベゾスがナプキンに書いた簡単なスケッチから始まりました。このスケッチは、顧客満足を軸にした循環モデル(フライホイール)がどのようにビジネスの成長を加速させるかを示しており、後にAmazonの戦略の核心となりました。

Amazonのハーベストループの流れ


1. 顧客満足を向上
• 低価格、利便性、豊富な品揃えを提供することで、顧客満足度を高める。
2. 顧客数が増加
• 満足した顧客がリピート利用し、口コミを通じて新しい顧客を引き込む。
3. 売り手が増加
• 顧客数の増加により、売り手にとって魅力的なプラットフォームとなり、出品者が増加。
4. 品揃えが広がる
• 売り手の増加によって商品ラインナップが充実し、さらに多くの選択肢を提供。
5. 低価格を実現
• 規模の経済が働き、運営コストが削減され、さらに低価格を提供可能に。
6. 顧客数がさらに増加
• 低価格と豊富な品揃えの魅力により、さらなる新規顧客を引き込む。

この循環が加速し、持続的な成長を生み出します。

このAmazonのハーベストループを参考にしつつ、TTPの精神を取り入れて、テレビ局アプリに応用したモデルを構築しました。このモデルでは、「ユーザー満足」を軸に以下のような循環を作り出しました。

テレビ局アプリハーベストループの流れ
1. ユーザー満足を向上
• 番組と連動したクイズや投票、「今しか体験できないワクワク」を提供し、視聴者の満足度を高めました。

2. ユーザーが増える
• 満足したユーザーがリピート利用や口コミでアプリ利用者を増やし、視聴者エンゲージメントが向上。

3. 連動コンテンツを増やす
• ユーザーの声を徹底的に反映して新しいコンテンツを企画・提供。たとえば、「クイズで順位を知りたい」「放送時間を調整してほしい」などの要望に対応しました。

4. ユーザー満足がさらに向上
• 新たな連動コンテンツがユーザーの期待を超える体験を提供し、さらなる満足度向上を実現。

5. さらに多くのユーザーを引き込む
• 魅力的なコンテンツが口コミで広がり、新規ユーザーを引き込み、アプリ全体の利用者が増加。

6. 収益を再投資して改善
• 増加した収益を新たな技術やコンテンツ制作に再投資し、さらに質の高い体験を提供する。

チームの力に感謝を込めて


このハーベストループを構築し、テレビ局アプリを成長させることができたのは、一人の力ではなく、多くのチームの協力があったからこそです。
• 番組制作チームが、ユーザーの声を拾い上げて新しいアイデアを形にしてくれました。
• データ分析で視聴者の行動データをもとに的確な仮説を立て、次の戦略を導き出しました。
• 技術チームが、アプリの機能を改良し、ユーザー体験を向上させる仕組みを構築しました。
• 営業チームが広告主との連携を強化し、収益基盤を安定させてくれました。

このように、多様なスキルと役割を持つチームが一丸となって挑戦した結果、ユーザー満足度を高め、アプリを持続的に成長させるハーベストループが実現しました。

「失敗しないので」と言われるまでの道のり


「お前さんはドラマに出てくる『失敗しないので』という大門未知子みたいだな」と経営者に言われたことがあります。しかし実際の私は、そんな完璧な人間ではありません。むしろ、小さな失敗をたくさん×100以上繰り返し、その都度仮説検証を行い、改善を重ねてきました。
そう、失敗を繰り返して積み上げるので、エフェクチュエーションの方式で進めています。

失敗を恐れず(たくさんの失敗しながら)挑戦し続けることが、結果として「失敗しないように見える」という評価につながったのです。そして何より大切なのは、「諦めずにやり切る」こと。この姿勢こそがTTPの実践における最大の価値だと考えています。

TTPとアート思考で未来を創る


TTPを活用し、さらにアート思考の自分起点で「観察」「思考」「表現」を繰り返すことで、幼少期からの経験をビジネスに昇華させることができました。Amazonのハーベストループを参考に構築したテレビ局アプリの成長戦略のように、どんな分野でも応用可能なサイクルを生み出すことができます。

「未来の当たり前をいま創る」。それを可能にするのは、徹底的に考え抜き、行動し続けるあなた自身です。そして、何よりも支えてくれる仲間やチームに感謝しています。

この考え方を教えてくださった先輩に、心から感謝を込めて。


出産は選べる時代に
ーー東京都が無痛分娩費用を助成へ


 2025111日、日テレNEWS NNNで「東京都、今年10月から無痛分娩費用最大10万円助成へ」というニュースが報じられました。この助成制度は、多くの女性にとって出産時の選択肢を広げる希望の一歩となるでしょう。小池知事も「希望する人が安全・安心に無痛分娩できるよう、ニーズに応じて体制づくりを進めていく」と述べています。

 私は、2004年に31歳で長男を自然分娩で、2018年に44歳で長女を無痛分娩で出産しました。2つの方法を経験したからこそ、それぞれの良さや課題、そして無痛分娩を選んだ理由を深く考える機会がありました。このニュースを目にしたとき、私自身の経験が少しでも誰かの参考になればと思い、この記事を書くことにしました。

2018年に無痛分娩を選んだ理由


無痛分娩を選択する際、安心・安全面の不安や、費用が10万円程度高額になるという懸念がありました。しかし、それを上回る理由がいくつかありました。

1. 
高齢出産のリスク軽減


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歳という年齢では、出産そのものが体力的にもリスクの高いものでした。陣痛や分娩時の痛みを軽減し、体力を温存することが重要でした。

2. 
出産後の体力回復を優先


出産後すぐに介護や育児に対応しなければならない状況では、回復までの時間を短縮することが最優先事項でした。無痛分娩により痛みが少なく、体力を早期に取り戻せる可能性があると考えました。

3. 
家庭状況の影響


出産直前に夫が高次脳機能障害と診断され、障害者認定を受けたばかりでした。この時点で、私が家計の大黒柱として仕事復帰を目指しながら、育児と介護を並行して行うことが確定的でした。無痛分娩は、体力的な負担を軽減するだけでなく、心の負担を軽くする選択肢でもありました。

当時、痛みを伴ってこそ出産。という声もなかったわけではありません。2004年にはなかった選択肢が2018年にはありました。同じことをせずに一歩を踏み出すことにしました。

自然分娩と無痛分娩の体験の違い


あくまでも個人的な見解ですが、自然分娩と無痛分娩では体力的な負担が大きく異なりました。


自然分娩の経験(2004年・31歳・長男出産時)


• 11時間に及ぶ陣痛に耐え、無事に出産しました。
• 
痛みと恐怖が大きく、いつ生まれるかわからない不安の中で体力を消耗しました。
• 
出産後も、子宮の収縮による後産の痛みが強く、体力の回復には時間がかかりました。



無痛分娩の経験(2018年・44歳・長女出産時)


• 事前に予定日が決まり、心の準備が整っていました。
• 
麻酔のおかげで陣痛の痛みを感じることなく、冷静に出産を迎えられました。
• 
ただし、出産後の後産の痛みは麻酔が切れた後に感じることがあります。

何よりも大きな違いは、体力の回復速度です。自然分娩では出産後3ヶ月ほどで体力が戻りましたが、無痛分娩では1ヶ月後には自然分娩の3ヶ月と同等の状態に戻る感覚でした。さらに、無痛分娩から4ヶ月後の私は、自然分娩から1年後の自分と同等以上の体力を持っていました。



無痛分娩が私の生活を支えた理由


長女を出産した際、夫の介護と新生児の育児を同時に行う状況は、私にとって心身ともに大きな負担でした。その中で、無痛分娩による迅速な体力回復は大きな助けとなりました。私は出産後わずか4ヶ月で職場復帰し、介護ヘルパーや保育園の力を借りながら、育児、介護という家庭と仕事のバランスを取ることができました。

もし無痛分娩を選んでいなければ、自身の体力のなさから余裕もなく、心が壊れていたかもしれません。無痛分娩の選択が、私の心と体を守り、家族を支える基盤となりました。

女性の選択肢を広げるために


出産は、女性にとって人生の大きなライフイベントです。同時に、出産後の生活や仕事を見据えて自分らしく選択することができる環境も大切です。東京都の助成が、多くの女性たちに選択肢を広げ、出産後の生活の質を向上させる一助となることを願っています。

さらに、こうした助成制度の推進にあたっては、行政側からも安全面をしっかりと担保いただくことが不可欠です。小池知事が述べた「安全・安心な無痛分娩の体制づくり」を現実のものとし、女性たちが安心して出産に臨める社会が実現することを心から期待しています。



当時の様子を書籍化


妊娠中、夫の高次脳機能障害との日々を綴った「逆境のトリセツ」

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恩師からの言葉をご紹介します。
「皆が賛同するアイデアはむしろ危険」


 イノベーションを生み出す道のりは、誰もが賛成する「安全な選択」とは無縁です。むしろ、「違和感」や「反対意見」を伴う挑戦こそが、未来を切り開く可能性を秘めています。
 イノベーター理論に基づき、「賛同が多いアイデアがなぜ危険なのか」を解説しながら、未来を創るための視点について考えてみます。

賛同の危険性をイノベーター理論でひも解く

イノベーター理論の概要


イノベーター理論は、新しい製品やアイデアが社会にどのように広がるかを示す理論で、消費者や支持者を次の5つの層に分けています。

1. イノベーター(2.5%): 新しいものを真っ先に試す挑戦者。
2. アーリーアダプター(13.5%): 他者に影響を与えるトレンドセッター。
3. アーリーマジョリティ(34%): 安全が確認された後に採用する層。
4. レイトマジョリティ(34%): 安定してから動く保守派。
5. ラガード(16%): 最後まで変化を拒む層。


新しいアイデアが成功するためには、最初の「イノベーター2.5%」や「アーリーアダプター13.5%」の支持を得ることが最も重要です。彼らは「違和感」や「未完成さ」に魅力を感じる人々だからです。
この時点で、イノベーターを理解できる人は、2.5%しかいない。97.5%は理解できないということになります。アーリーアダプターを入れても16%。84%は理解ができないんですね。

皆が賛同するアイデアが危険な理由

「誰もが賛成するアイデア」には、以下の3つの問題があります。

1. 独自性の欠如
 賛同が多いということは、それがすでに当たり前になりつつある可能性を示しています。差別化が難しくなり、競争力が低下します。

2. 挑戦の喪失
 賛同が多いアイデアにはリスクが少ないため、挑戦的な要素も少なくなりがちです。イノベーションの本質は挑戦の中にあります。

3. 変革の欠如
 新しい価値を生むためには、既存の枠組みを壊す必要があります。しかし、多くの人が賛成する段階では、その枠組みが温存されてしまいます。

未来を創るための「違和感」の力

イノベーションに必要なのは、「少数派が強く支持する違和感のあるアイデア」です。その違和感が市場の変化を引き起こし、やがて「未来の当たり前」へと進化していきます。

成功例に学ぶ:Appleの事例

初代iPhoneが登場したとき、多くの人が「ボタンがないスマートフォンは使いにくい」と否定しました。しかし、その違和感こそがデジタル革命の引き金となり、現在では「ボタンのないスマートフォン」が当たり前になっています。

違和感は、未来を変える原動力なのです。

未来の当たり前をいま創る

イノベーションを追求する私たちにとって最も重要なことは、「皆が賛成するアイデア」ではなく、「少数派の共感と支持を集める挑戦的なアイデア」に挑むことです。それは時に孤独で、批判を浴びる道かもしれません。しかし、その先には、まだ誰も見たことのない景色が広がっています。

「未来の当たり前をいま創る」——これこそが、私たちが目指すべき道です。