硬膜外麻酔で硬膜外腔に局所麻酔薬を流す方法には、「一回注入法」と「カテーテルを留置する方法」の二種類があります。

無痛分娩では、効果の持続時間を気にすることなく使える「カテーテルを留置する方法」が一般的です。



背中に管を入れるなんて、どんなものが入るのだろう?と誰でも不安になると思いますが、こんなものが入ります。コレ


TOKYO産科麻酔チーム☆ダイアリー

何センチ入ったかわかるようにカテーテルの先端部分には深度マーカーとして1cm単位の目盛がついています。



このカテーテルはとてもやわらかいので、もちろんこのままでは皮膚を通って硬膜外腔まで入れることはできません。


ですから、このカテーテルを通すための針を使って通します。その針が、こちらです。コレ


TOKYO産科麻酔チーム☆ダイアリー



どんな太さか写真ではわかりにくいと思いますが、一般的に使われている18G(ゲージ)という太さの針の場合、外径1.20mmです。


この針をいきなり皮膚に刺すのではなく、この針を刺しても痛くないようにまず皮膚の表面にさらにもっと細い針で局所麻酔をしてから、この針を刺します。


背中の麻酔のときに注射注射が痛かった!という感想をよく聞くのは、この最初の局所麻酔だと思われます。


最近ではかなり細い針を使っているはずなのですが、やはり見えないところに注射をするという恐怖心や不安から痛みを強く感じる方も多いようですね。




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TOKYO産科麻酔チーム