TOKYO産科麻酔チーム☆ダイアリー



鈴木千奈津詩集 「はるのかんじ」 より






お母さん ありがとう         H.11.4.16.


まっててね お母さん 私がくるまで

まっててね お母さん 私ができるまで

お母さん いつまでも いつまでも まっててね

私が何でも言えて 何でもできるまで

お母さん がんばりすぎないで まっててね

いつかは お母さんと一緒に 外に出たり 買い物に行ったりできるよね

大好きなお母さん それまでまっていてね





私のお母さん         H12.6.12


私のお母さんはおもしろい いつも笑っている

お母さんはやさしい いつも私の事 守ってくれる

お母さん いつもがんばり屋さん 私のことを 夜も見ていてくれる

お母さん いつも家族の事を見ていてくれる

皆のこと 大切にしてくれている

お母さん いつもいつも元気でいてね

私の大切な 大切なお母さん ありがとう




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鈴木千奈津ちゃんは、小学2年生のときにくも膜下出血で倒れ、手術を受けて一命を取り留めたものの、全ての機能を奪われて、四肢まひ、言語障害児となりました。


意思の疎通ができないことから、最初は周りの人はみんな千奈津ちゃんは何もわかっていないと思っていたそうです。

しかし、千奈津ちゃんは表現ができないだけで、すべてわかっていました。

そのことにお母さんが気づき、最初は表情や声で、そして、字も書けるようになって、たくさんの素晴らしい詩を作りました。


残念ながら2001年の1月1日に肺炎の悪化で急逝されましたが、2005年にこの詩集、「はるのかんじ 」がお母さんによって出版されました。





鈴木千奈津詩集 「はるのかんじ


発行 CHINATSU HOUSE

発行者 鈴木秀美




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