今年3月に卒寮したAさん、今までもこれからもやりたいことがたくさんあり、少しずつ準備中の日々を送っています。声楽の修行もそのうちのひとつ、本日は師事する先生の門下生の発表会。

モーツァルトの「Alleluja」、繰り返される「Alleluja」の透明な歌声がのびやか響き渡り、跡形もなく潔く吸い込まれていくようでした。

ご自分の発表曲のほかにも、他の門下生のバックコーラスをしたり、ピアニカ伴奏をしたり大活躍。緊張していますと言いつつも、本番には力を遺憾なく発揮できる様子、勉強を重ねていることがよく分かりました。

 

会場は立川市にあるCHABOHIBA HALLです。CHABOHIBAとはチャボヒバ(矮鶏檜葉)、木の名前です。聞きなれない名称ではあるものの、大きな庭のある家でよく見かけますので、一目見れば、あ、これかと思うでしょう。

ホールのある五日市街道沿いには昔からの大きな農家が並び、門からのぞきこむと納屋や作業小屋、蔵がいまだに健在、畑が奥まで広がっているのが分かります。立川駅からモノレールに乗り換えて、「砂川七番」駅で降りて、ホールまで歩いて行きました。この付近は「うど」の産地。うどは地下の「室」で栽培されます。

 

砂川七番のホームには版画風の「ウド室」が。