Kunisaki GIAHS(クニサキ・ジアス) | 増田金物店のインパクトブログ

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推進協が行動計画 国東半島宇佐地域


世界農業遺産に登録されて初めてとなる「国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会」の総会が21日、宇佐市であった。


世界の“お墨付き”を農業振興や地域の自然・文化継承の追い風とするため、安定的な生産体制の確立、ブランド認証制度の構築などの行動計画を決めた。


国連食糧農業機関(FAO)に使用してもらう登録名の英語略称は「Kunisaki GIAHS(クニサキ・ジアス)」とした。

 総会には豊後高田、杵築、宇佐、国東、姫島、日出の6市町村や有識者、関係団体などの会員17人が出席。


行動計画には


▽地域を象徴する農業システムの構築

▽人材育成や消費拡大を推進して安定的に生産できる体制づくり

▽環境保全に取り組む地域活動や伝統行事の継承

▽住民と交流しながら農業遺産に触れる観光事業の推進


―なども盛り込んだ。


林浩昭会長は過去を残す世界遺産とは異なり、農業遺産は関わる人々が主役だ」と強調した。


 6市町村長全員が副会長に就任することも決定。地域一体となって活動を展開する。国東、宇佐両市は既に庁内部局横断的なプロジェクトチームを設置し、農政、観光、産業振興などの分野で具体的な施策を練っている。


 農業遺産は、世界的な食料危機を前に各国の伝統的な食糧生産の仕組みを登録し、知識を共有することを目的にFAOが創設した。


国東半島宇佐地域は「クヌギ林とため池がつなぐ農林水産循環」が評価された。

 2011年に能登半島が登録された石川県は地域振興に活用し、観光分野に波及効果が出ている。農産物の付加価値を高めるブランド力も期待され、協議会はロゴマークの制定や利用のルール作りに着手。ホームページや啓発グッズも作って世界への情報発信を目指す。


 広瀬勝貞知事は「協議会事務局を担う県として、7月に機構改革をして推進態勢を整備する」と述べた。


http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_137186189173.html