【日誌】
拓心武道メソッドの組手講習会における講義の編集をした。これまで講習会および講義は2回に及んだ。また、講習会を行いたい。全ての黒帯が参加するまで。そう思っていても、全ての黒帯が参加しないかもしれない。残念ながら。ゆえに、2回の講義の内容をサイトに記録しておく。道場生には聞いてもらいたい。
正直、拙い講義かもしれない。だが、最期の時まで、自分の考えを更新させ、みんなに伝わるよう、講義の技術と技能を高めて行きたい。自分を更新する。それが生きることなのだから。
さらに拙詩を掲載しておく。詩作は、拓心武道メソッドの一環である。本当は拓心武道メソッドを広めていく中で伝えて行きたい。なぜなら、封建制社会が安定した時代の武士の修養には、武芸のみならず、哲学(儒学が中心)や短歌や俳句などの修行が含まれていた。また、そのような総合的な教養体得の修行が武士道を生み出した。さらに武道という思想、文化を生み出した、と私は考えている。それを真似るわけではないが、私も詩歌の創作により、物事の本質を探求する。私は、そのような修行は、封建時代を生きる武士の武道とは異なる、現代の武道を切り拓き、新しい時代の「武道人」を生み出すことにつばがると考えている。あえて言うが、封建時代の武士に憧れるのではなく、時代に合わせ、武道も人も変わらなければならないと思っている。だが、「人間とは何か?」を見る心眼だけは高め続けなければならない、と考えている。
蛇足ながら、いつか1年で良いから、放浪の旅に出たい。とても贅沢な望みかもしれない。だが、私には必要なことなのだ。我が魂を見つめるために。
五行歌〜子供の頃
子供の頃
いつも山を見ていた
山を見ると
強くなれ
という声が聞こえた
子供の頃
いつも川を見ていた
川を見ると
辛いことも続かないよ
という声が聞こえた
子供の頃
いつも海を見ていた
海を見ると
必ず仲間がいるよ
という声が聞こえた
子供の頃
いつも空を見ていた
空を見ると
神様が僕を見てるよ
という声が聞こえた
心一
