増井です。
奇跡のリンゴを読みました。
不可能と言われたりんごの無農薬栽培を成功させた
青森の農家、木村秋則さんの物語です。
無農薬栽培に取り組み始めた当初は『かまど消し』
(生活必需品であるカマドの日を消すほどの愚か者)
と揶揄された木村さん。
栽培が成功したあとも苦労は絶えず、
大阪の街を単身で売り歩いたといいます。
いまでは各地から公演の依頼が舞い込み、
世界中の有識者が畑に訪れるといます。
農家として、これがどれほどの偉業なのかはわかりません。
しかし、木村さんの姿勢は経営者が示すべき姿勢そのものでもあります。
プロジェクトを成功に導くこと。
困難や問題を乗り越え、目標を達成すること。
ひとに価値を伝え、そして周囲を巻き込み大きな流れにする姿勢…。
経営者を目指しはじめた頃、
『なんにでもなる、できるまでやる』心を刻みつけながら
走ってきました。
木村さんのように周囲からの理解や技術的な困難を乗り越え、
物事の価値を伝えひとの中におおきな流れを作るのが
リーダーの姿勢ですね。
周囲の反対に折れるのではなく、
自身の結果で流れを作る木村さんの姿勢を見習いたいです。