クロネコフォードコッポラ。詳細。 | ブログだそうな。







第25回下北沢演劇祭参加作品
ハイバネカナタ 十周年記念 第十三回公演
『クロネコフォードコッポラ』
脚本・演出:服部紘二
2015年2月18日~22日
@シアター711

■出演
服部紘二、小島有紀子、神谷亜美

安藤理樹(PLAT-formance)、石綿大夢(声を出すと気持ちいいの会)、キジマチカ、楠人、中尾ちひろ(温泉きのこ)、船戸慎士(StudioLife)、升ノゾミ(黒色綺譚カナリア派)、矢島理佐

■タイムテーブル
18日(水) 19:30★
19日(木) 14:30 19:30
20日(金) 19:30
21日(土) 14:00 19:00
22日(日) 13:00 18:00

■チケット料金
前売り:3,000円 当日:3,300円
🍒ペア割:5,000円
★初日割:2,800円 

■WEBサイト
http://haibanekanata.com/


■チケット予約
http://ticket.corich.jp/apply/60142/013/

■劇場
シアター711
東京都世田谷区北沢1-45-15
下北沢駅から徒歩6分

■ストーリー
『石にかじりついてでも物語を引き摺り出す。あたしはシュリーマンになるんだ!』

人は一体どれだけの自分を嫌うのだろう。

大沢サツキはいつも通りの出勤途中、人生で初めて踵を返し、
家へ、必死に家へと向かいながら、呆然とそんな事を考えていた。

たった一匹のクロネコのせいで、突然えも言われぬ孤独と不安に襲われた最悪の朝、
彼女を家へと運ぶその足のステップは、スラップスティックを思わせ、
50mを10秒かける最大船速で、彼女の身を広大な十畳の部屋に潜り込ませた。

地獄のファンファーレが轟く静謐なその場所は、普通の戦争との最前線。
誰にも聞こえないそれらの音楽は、サツキの頭の中で物語を求める声に変わっていった。

ハインリッヒ・シュリーマン。
ただの空想物語を現実に引き戻した男。
彼女は彼の背中を蹴って、一歩、宇宙に向かってジャンプして、今いる場所に着地する。

その日は、冬の空にお似合いの、天井が高い気持ちのいい朝だった。

彼女は、非日常を必死に日常にする。使えるものは全て使って。