サハラに呼ばれた「流され上手」の一人
タナカミノルです。
今日もいままで紹介していない
新しい友人をひとり紹介します。
謎組(自称:K)という、
身体の線が細くて口数の少ない青年です。
彼と知り合ったのは
とある起業塾のグループコンサルティングの年間コースです。
当時の彼は大企業に務めるエンジニアで
起業経験もゼロ、副収入もゼロ、
休日に手品(マジック)の練習をする暗い青年でした。
そのグループコンサルティングの年間コースは
少人数制だったので参加者は基本的に最低年商1000万円以上の
ビジネスを作った経験のある人たちばかりでした。
参加費も会社員から考えればそれなりですし、
起業経験ゼロの会社員の場違い感がはんぱなかったわけです。
グループコンサルティングの場所も講師の都合で
沖縄、福岡etc..と、バラバラなうえ、
参加者は自分の問題を解決したいときだけ参加する傾向があるので
月1回のグループコンサルティングに皆勤したのは唯一、彼だけでした。
もちろん、参加すると
「このアイデアはダメだ。来月までに別の起業の企画を立ててきて」
というような無茶ぶりのようなフィードバックを貰ったりもしてました。
それから3年。
現在彼は、
副業での収入が月100万円を越えて1年しないうちに退職し、
独自のブランドで体験型謎解きサービスを提供しています。
その彼が、今年サハラマラソンを完走しました。
その彼のサハラ体験記を読んで私は、
つい涙してしまいました。
同じように「人生という旅」を歩んでいるあなたにも
なにかインスピレーションになるのではと思ったので、
今日はその内容をシェアします。
以下引用です。
----
こんにちは、Kです。
4月6日から12日に世界一過酷なマラソンと言われる、
サハラマラソンに挑戦し、無事完走することができました。
応援メッセージをいただいた皆さま、
ありがとうございました。
先日の読書会でサハラマラソンのことをお話させて
いただきましたが、限られた時間だったこともあり、
この場をお借りして少しシェアさせていただきたいと
思います。
====================
サハラマラソンに決断はいらない。
====================
サハラマラソンは、最高気温50度、約250kmの道のりを、
水、食料、寝袋など10数キロの荷物を背負って7日間
走る(歩く)レースです。
このようなレースに出場するためには、
並々ならぬ決断とマラソンの実績が必要だと思われる方も
いるかもしれません。
実際、今年出場した日本人選手には、
・月2,000km走行し、ギネス記録を持つ60代男性
・日本国旗に隙間なく書かれた応援メッセージを
ザックに取り付け、風の抵抗を受けながら月300km
のトレーニングをしてきた20代男性
などがいました。
一方、私は、
・気がつくと出場することになっていたので出ることにした。
・サハラマラソン以外のレース出場実績は、
湘南国際マラソン10kmの部
という状況でした。
私がサハラマラソンに出るきっかけとなったのは、
去年の5月、ジッパー(田中実)さん、ちはるさん、
そして、今年サハラを完走したぎんちゃん、オトシさんらと
プーケットに旅行に言ったときに放たれた一言です。
「Kさんは、サハラマラソン出ることになってるから。」
その一言で私の運命は決まってしまいました。
といっても、強制ということではありません。
最終的に出るか出ないかの選択は
その人にしかできませんから^^
プーケットから帰って1週間後、
気がつけば私はトレイル用のシューズを購入していました。
そして、2014年4月2日、
日本から約20時間かけて辿り着いたサハラ砂漠。
その時、私は感じました。
砂漠に呼ばれたのだと。
冒険に誘われたのだと。
守られた日常世界から離れ、異国の地モロッコで、
見渡す限り永遠に広がっているかのような砂漠。
レース前夜、私はその景色を無言で眺めていました。
=======================
完走した実感も達成感もない。
あるのは仲間と一緒に走ったという「体験」だけ。
=============== ========
レース中は、試練、困難、葛藤の連続です。
それも、私たちが映画や小説で見るよりもはるかに
多くの数のそれが自分の心の中で起こります。
それは一人ではとても乗り越えられない強大な敵です。
それでも私が完走できているのは、
一緒に走ってくれる人がいたからです。
「一緒に走る」というのは、
実際に今年出場した仲間もそうですが、
日本で帰りを待ってくれてる人、
応援メッセージを送ってくれる人、
レース戦況を見守ってくれる人、
を含む関わるすべての人だと思っています。
そして、大きな変化が訪れたのはレース最大の難関、
5日目のオーバーナイトステージでした。
81kmを夜通し2日間に渡り進む過酷なステージです。
深夜0時、私は、真っ暗な砂漠を一人で、
歩き続けていました。13時間以上歩き続け、
体力的にも精神的にも限界を越えていました。
左右を見ると、家族、地元の友人、
会社の後輩・先輩、ラボのメンバー
など見慣れた顔ぶれが私の歩くペースに
会わせて一緒に歩いてくれていました。
この時間帯に幻覚を見る人はたくさんいます。
私が見たのもそうだったかもしれません。
その時から、それまで頑張っていた「わたし」は、
「わたしたち」に変わりました。
その後も苦しい状況は続きましたが、
心は穏やかな気持ちでやりきることができました。
そして最終日のゴール地点で
完走メダルを首にかけてもらった時、
気がついたら終わっていたという感覚で、
完走した実感はなく、
やり遂げたという実感もありませんでした。
完走した瞬間よりも、
この7日間の過程で体験したものすべてに価値がある。
そう思ったからかもしれません。
=======================
心の奥底にある、あなたを駆り立てるもの。
それは、あなたを新しい旅へ誘う招待状。
=============== ========
わたしが、幸運だったのは、
恵まれた「環境」の中にあったということです。
もし友人がサハラマラソンの体験談を話してくれなかったら、
冒険への招待状を受け取っていなかったら、
わたしはサハラマラソンへ出ることは一生なかったはずです。
今回サハラを完走した、
ぎんちゃん、オトシさん、そして私の3名が
サハラマラソンの体験やどのような変化があったのかなど
シェア会をさせていただく機会をもらいました。
=====
5/18(日) 15:00-18:00
●会場:都内某所(決定し次第お伝えします)
●金額:500円(会場代として)
★イベント情報の詳細はこちら★
http://www.facebook.com/events/739043102807745/
======
どんな物語も、主人公は自分が元いた場所に還ります。
そして、そこで主人公は異国の地で体験した物語を語ります。
その物語が、また誰かを旅に誘う招待状となります。
わたしも砂漠を冒険し、日本に還ってきました。
そしてあなたにこの体験をシェアすることで、
素晴らしいインスピレーションを得られるかもしれません。
当日、あなたにお会いできるのを楽しみにしています。
★今後、写真やレポート等もアップされる予定です。
ぜひ、チェックしてみて下さい。
http://www.facebook.com/events/739043102807745/
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以上引用です。
今日もありがとうございました!
タナカミノル
今日もいままで紹介していない
新しい友人をひとり紹介します。
謎組(自称:K)という、
身体の線が細くて口数の少ない青年です。
彼と知り合ったのは
とある起業塾のグループコンサルティングの年間コースです。
当時の彼は大企業に務めるエンジニアで
起業経験もゼロ、副収入もゼロ、
休日に手品(マジック)の練習をする暗い青年でした。
そのグループコンサルティングの年間コースは
少人数制だったので参加者は基本的に最低年商1000万円以上の
ビジネスを作った経験のある人たちばかりでした。
参加費も会社員から考えればそれなりですし、
起業経験ゼロの会社員の場違い感がはんぱなかったわけです。
グループコンサルティングの場所も講師の都合で
沖縄、福岡etc..と、バラバラなうえ、
参加者は自分の問題を解決したいときだけ参加する傾向があるので
月1回のグループコンサルティングに皆勤したのは唯一、彼だけでした。
もちろん、参加すると
「このアイデアはダメだ。来月までに別の起業の企画を立ててきて」
というような無茶ぶりのようなフィードバックを貰ったりもしてました。
それから3年。
現在彼は、
副業での収入が月100万円を越えて1年しないうちに退職し、
独自のブランドで体験型謎解きサービスを提供しています。
その彼が、今年サハラマラソンを完走しました。
その彼のサハラ体験記を読んで私は、
つい涙してしまいました。
同じように「人生という旅」を歩んでいるあなたにも
なにかインスピレーションになるのではと思ったので、
今日はその内容をシェアします。
以下引用です。
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こんにちは、Kです。
4月6日から12日に世界一過酷なマラソンと言われる、
サハラマラソンに挑戦し、無事完走することができました。
応援メッセージをいただいた皆さま、
ありがとうございました。
先日の読書会でサハラマラソンのことをお話させて
いただきましたが、限られた時間だったこともあり、
この場をお借りして少しシェアさせていただきたいと
思います。
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サハラマラソンに決断はいらない。
====================
サハラマラソンは、最高気温50度、約250kmの道のりを、
水、食料、寝袋など10数キロの荷物を背負って7日間
走る(歩く)レースです。
このようなレースに出場するためには、
並々ならぬ決断とマラソンの実績が必要だと思われる方も
いるかもしれません。
実際、今年出場した日本人選手には、
・月2,000km走行し、ギネス記録を持つ60代男性
・日本国旗に隙間なく書かれた応援メッセージを
ザックに取り付け、風の抵抗を受けながら月300km
のトレーニングをしてきた20代男性
などがいました。
一方、私は、
・気がつくと出場することになっていたので出ることにした。
・サハラマラソン以外のレース出場実績は、
湘南国際マラソン10kmの部
という状況でした。
私がサハラマラソンに出るきっかけとなったのは、
去年の5月、ジッパー(田中実)さん、ちはるさん、
そして、今年サハラを完走したぎんちゃん、オトシさんらと
プーケットに旅行に言ったときに放たれた一言です。
「Kさんは、サハラマラソン出ることになってるから。」
その一言で私の運命は決まってしまいました。
といっても、強制ということではありません。
最終的に出るか出ないかの選択は
その人にしかできませんから^^
プーケットから帰って1週間後、
気がつけば私はトレイル用のシューズを購入していました。
そして、2014年4月2日、
日本から約20時間かけて辿り着いたサハラ砂漠。
その時、私は感じました。
砂漠に呼ばれたのだと。
冒険に誘われたのだと。
守られた日常世界から離れ、異国の地モロッコで、
見渡す限り永遠に広がっているかのような砂漠。
レース前夜、私はその景色を無言で眺めていました。
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完走した実感も達成感もない。
あるのは仲間と一緒に走ったという「体験」だけ。
=============== ========
レース中は、試練、困難、葛藤の連続です。
それも、私たちが映画や小説で見るよりもはるかに
多くの数のそれが自分の心の中で起こります。
それは一人ではとても乗り越えられない強大な敵です。
それでも私が完走できているのは、
一緒に走ってくれる人がいたからです。
「一緒に走る」というのは、
実際に今年出場した仲間もそうですが、
日本で帰りを待ってくれてる人、
応援メッセージを送ってくれる人、
レース戦況を見守ってくれる人、
を含む関わるすべての人だと思っています。
そして、大きな変化が訪れたのはレース最大の難関、
5日目のオーバーナイトステージでした。
81kmを夜通し2日間に渡り進む過酷なステージです。
深夜0時、私は、真っ暗な砂漠を一人で、
歩き続けていました。13時間以上歩き続け、
体力的にも精神的にも限界を越えていました。
左右を見ると、家族、地元の友人、
会社の後輩・先輩、ラボのメンバー
など見慣れた顔ぶれが私の歩くペースに
会わせて一緒に歩いてくれていました。
この時間帯に幻覚を見る人はたくさんいます。
私が見たのもそうだったかもしれません。
その時から、それまで頑張っていた「わたし」は、
「わたしたち」に変わりました。
その後も苦しい状況は続きましたが、
心は穏やかな気持ちでやりきることができました。
そして最終日のゴール地点で
完走メダルを首にかけてもらった時、
気がついたら終わっていたという感覚で、
完走した実感はなく、
やり遂げたという実感もありませんでした。
完走した瞬間よりも、
この7日間の過程で体験したものすべてに価値がある。
そう思ったからかもしれません。
=======================
心の奥底にある、あなたを駆り立てるもの。
それは、あなたを新しい旅へ誘う招待状。
=============== ========
わたしが、幸運だったのは、
恵まれた「環境」の中にあったということです。
もし友人がサハラマラソンの体験談を話してくれなかったら、
冒険への招待状を受け取っていなかったら、
わたしはサハラマラソンへ出ることは一生なかったはずです。
今回サハラを完走した、
ぎんちゃん、オトシさん、そして私の3名が
サハラマラソンの体験やどのような変化があったのかなど
シェア会をさせていただく機会をもらいました。
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5/18(日) 15:00-18:00
●会場:都内某所(決定し次第お伝えします)
●金額:500円(会場代として)
★イベント情報の詳細はこちら★
http://www.facebook.com/events/739043102807745/
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どんな物語も、主人公は自分が元いた場所に還ります。
そして、そこで主人公は異国の地で体験した物語を語ります。
その物語が、また誰かを旅に誘う招待状となります。
わたしも砂漠を冒険し、日本に還ってきました。
そしてあなたにこの体験をシェアすることで、
素晴らしいインスピレーションを得られるかもしれません。
当日、あなたにお会いできるのを楽しみにしています。
★今後、写真やレポート等もアップされる予定です。
ぜひ、チェックしてみて下さい。
http://www.facebook.com/events/739043102807745/
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以上引用です。
今日もありがとうございました!
タナカミノル