一言に パーティー と言っても、 主旨 によって 名称が変わる 場合もありますから、
現実的に言えば、これがこうだ・・・と 格式・種類別 にすることは無理があると思います。
ですから数え方によっては、5 ~ 7種にもなりますし、現代の現実的な実例から言えば、
2種 + ホントのレセプション( プロトコル )で足りているようにも思います。
・・・そりゃ、乱暴だ ! ・・・と、 プロトコルの有識者 の方々からはお叱りを頂戴するでしょうが、
ここではあくまで 一般人を対象に解釈 ( 解説 ) を添えたものです。
国際儀礼( プロトコル ) に接する方、
例えば、大手商社ご勤務で海外支社のマネージャークラスであったり、
国内でも、宮内庁の催しにご出席される方、
政府に入閣される方、
あるいはその可能性のある方はその都度、ちゃんと調べられることをお奨めします (^^
この レベル の プロトコル・エキスパート は、外務省を経て、宮内庁へ勤務が変わる方が多いようですが、
別項で記したように、 時流 で 現実 は結構変わっていますから、
海外支社滞在中に その国の公人 に招かれた方は、 外務省 か 大使館 へ、
宮内庁行事 に招かれた方は 宮内庁 にお問い合わせされることをお奨めします。
結構、ちゃんとお答え頂けるので、昔の本 や 時間が止まったまんまのマナーの先生 に聞くよりは 最新情報 を得ることができます。
今回は、あくまで 一般人 を 対象 にした パーティーシーン のおハナシです!
日本人には、まだ馴染みが薄い パーティー ですが、欧米ではごく当たり前なこと。
この スキル は まだ 日本人の一般層 には根付いていません。
でも、ボーダレス時代の昨今、これからは日本人も、国内で、海外でも、仕事、プライベートのシーンで接する機会は増えていくと思います。
では、今回は簡単に パーティの形式 をば・・・。
reception:レセプション > buffet:バフェ > cocktail:カクテル
・・・左から順に 「 重さ 」 、つまり 格式 が落ちます。 いい飯を食える順とも言えます。
◎ Reception:レセプション
・・・ ホントは、国家レベルのパーティー。 だからそう簡単に一般人が列席する レセプション ってないです。
よく日本のパーティーでは、簡単に登場しちゃう レセプション は、まぁ、イメージ的にタイトルに付けられていて、外人のソコソコの方が見たら笑われちゃうこと必至です。
・・・以前、赤坂見附界隈で催された、あるイタ服飾ブランドのブラック・タイ指定の レセプション・パーティー を覗いたことがあります。
張り切って滅多に着ない タキシード で「 なーっ! 今日は美味いもん食えるな~っ(^o^)」
・・・って思っていたものの・・・ (*_*) ほとんどコレ着る必要なかっでしょー・・ 単なるブラックタイのコスプレに終わってました。
ですから、パーティーのタイトルには惑わされないで、 招待状の主旨 を良く読んで解釈しましょう!
そして、現代( いま )現実的 に 開催されるパーティー は、以下の2つのバリエーションって言っても過言じゃないです。
☆ Buffet:バフェ( パーティ )・・・立食スタイルの宴会。
でも、テーブルと椅子をセットする場合もあります。
ホテルで開催されるパーティー/会で、非常によくある形式ですね。
一応、駆けつけスーツで可・・・なんですが、Vゾーン は 必ず着替えて 「 礼装 」 とするか、
色目 まで気を配ったスーツ 、更には セレモニー用のスーツ で列席したほうが、
「 礼装 」 をちゃんと解っていて かしこそう に見えます。
何かの 披露パーティー などでよくこの 格式 が使われています。
☆ Cocktail:カクテル(パーティ)
・・・ 格式よりも、みんなで会話を楽しむことを優先しますよ・・・パーティー。
仕事が終わってすぐの時間帯から始める場合多し。
ですから、駆けつけスーツで可。
でも、最低、Vゾーンは着替えて 「 礼装 」 として整えましょう。
カクテルをはじめ、酒をちょいちょい頂きながら、ツマミにカナッペを頂く格式が語源ですが、
今は時間が早めならば若干酒類もあるものの、ティー主体にしたり、
遅がけなら、ワイン、シャンパンが主体で カクテル抜き = つまりバーテンダーを置いていなかったりで、
この辺も 現代アレンジ されているのが現状です。
何かの 発表会 とかでよくあてがわれる格式です。
外国でも、日本でもだいたいこの 2つ の バリエーション を中心に開催されています。
タイトル、形式 よりも何よりも、注意すべきポイントは パーティ-の主旨 です。
欧米に育った彼らは、自身のポジション( 肩書き )や 家柄 に応じたパーティー慣れしてると言うか、
どんな主旨のパーティ-か?
レシ-ヴィング・ライン(主催者=ホスト)がどのレベルの人か?
主賓のレベルは?
等々を 招待状から読み取って その 程度を量る ことができます。
従って、どんな格式の 「 礼装 」 で臨むべきか、どこまで ハズシ = お洒落 が許されるのか・・・が判っちゃうんですね。
やっぱり、この ブブン は 日本人の一般層 には まだ浸透してはいません。
ある女性誌の編集者が・・・、 フルコースを食する結婚披露宴はレセプションだ!・・って言い張った方がいました。
それ、根本から考える順序が テキストブック になっちゃってます。
形式 が 格式 を語っていて、 「 礼装 」 も決まる?
それ、現代( いま )は違うでしょ。
よく雑誌のうしろのほうのページに パーティー・ファッション・チェック! みたいなページありますよね。
その雑誌にもあります。 そのページ。
そのページは、一般読者にとっては ファッション・サンプル なワケです。
でも、有名人も含めて 格式を無視 して 出過ぎ (>_< ズタズタです。
ひとつの主旨のパーティーの中で、 「 礼装 」の格式 = グレードが違う ってことはすっごくみっともないことなんです。
ハズし過ぎて 浮いてても気付かず に、思いっきり ボケ丸出し してる人・・居ます (-_-
次回は、今回の パーティー形式 を頭の隅に置いて頂いた上で、 「 礼装 」 のグレード( = 格式 ) のおハナシを・・・(^_^)/~