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Remarks


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「Demonicon」 2010

ポーランドのベテランブラックメタルバンド Besatt の7thアルバム。

ポリッシュブラックの有名どころと言えば Behemoth だが、お国柄と言うべきかこのバンドも相当にやかましいタイプのブラックメタルである。音圧のある演奏でマシンガンブラストを炸裂させる暴走機関車の様な激速楽曲が連なり、ほとほと聴く耳が疲れる(笑。Behemoth がデスメタル寄り(デスブラック)なのに対しこのバンドはヴォーカルの質感にしろブラックメタルらしいスタイルを保つ。暴虐なばかりではなく、薄らと聴き易いリフを乗せてアクセントを設けている。緩急自在、途中で息切れしないクオリティの高さはやはりベテランバンドとしての風格と言ったところ。もっとも、最近ではこれくらいの作品を出すバンドはそう珍しくないので、この先どの様なアプローチで存在感を出していくか考えるべきでもあるだろう。聴いて損の無い非常にカッコイイアルバムではあるが。

お気に入りは2曲目「The Leader Of Fallens (Azazel)」、5曲目「Ruthless Warrior (Moloch)」、8曲目「Master Of Ceremonies (Mephistopheles)」


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「Vae Victis」 2009

ドイツのメロデスバンド Enraged By Beauty の2ndアルバム。

中途半端にモダンヘヴィネスの雰囲気を出そうとしているのがダサいが、野暮ったさと突き抜けない感じが微笑ましく、最終的にはきちんとB級メロデスしている。適度な疾走とバスドラ尽くしの曲調。何と言っても野郎臭さみなぎるツインリードが熱いのだ!これだけのメロディを作る事が出来るんならフツーにメロデスしてて良いよと思うんだが。プレイタイムも各曲3分程度とコンパクトに纏められておりストレスになりません。でもやっぱりヴォーカルの普通声パートが全然サウンドスタイルに合っていない。もう少し自分達がどんな音を出しているのか意識しなさい。その辺を別にすればなかなかGoodなメロデスなだけに勿体無い。

お気に入りは3曲目「None of Your Excuses」、6曲目「7 Years to Come」



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「Highest in the Hierarchy of Blasting Sickness」 2005

スウェーデンのブルータルデスメタルバンド Soils of Fate の音源集。初期のDemo2作の抱き合わせに新曲1曲とLive音源をくっつけた内容である。

さて、中身は撲殺系のバキボキした音圧とスラッシーな攻撃性がなかなかよろしいです。ギタリストが Maze of Torment の人ですが、確かにジメッとしたカビっぽい空気は似通っている。それとまるでゴリラの様なヴホヴホヴォーカルがかなり強烈で、コイツのせいか若干gore臭い感じもしないでは無い。基本的にヴァイオレンスな曲調だが曲によってはメロディックなギターソロが入るものもあり、方向性を模索していた雰囲気が伝わる。

アウトローな野郎臭さが結構好み。


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「Splatter Tekk」 2002

チェコのゴアグラインドバンド Ahumado Granujo の1stアルバム。

人外の生物が担っているとしか思えないやり過ぎ変幻自在のヴォーカルがまず凄い。これはもう私の表現力じゃとても…聴いてくれとしか言いようがないッス。それだけじゃ終わらないのがこのバンドで、カンカンスネアが心地良い形振り構わぬ突進力もさることながら所々に混ぜてくるエレクトロ系のエッセンスがイロモノ好きのハートをくすぐる。ピコピコポンなイントロから脈略もなくゴアパートへ切り替わる様には目が点になる。正に確信犯的なセンスの悪さ!!スバラシイネ~(片言

ところでこのジャケットはふざけ過ぎだと思うのだが(ゴア的に


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「For Kunsten Maa Vi Evig Vike」 1995

ルウェーのブラックメタルバンド Kvist のアルバム。夕陽を望む薄暗がりに佇む墓地と言うジャケが良い感じ。

ブラストビートで突進する楽曲にアトモスフェリックなキーボードが、不穏な響きと胸を締め付ける様な切迫感を与えているのが印象的。叙情的でありながら聴き手を威圧する張り詰めた空気があり、目を閉じれば真正の闇を宿す暗黒の世界が広がる。何をどうしようともこの空気を今の時代に再現することは不可能。「その時」にしか創る事が出来ないモノは確かに存在するのだ。正に圧巻。オールドスクールブラックの名盤ここに在り。

お気に入りは3曲目「Stupet」、6曲目「Vettenetter」