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Remarks

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「The Death Dealer」 2005
ベルギーのブルータルデスメタルバンド Sons Of Jonathas のアルバム。
ブルデスの性質上、並のバンドだとドラムありきの楽曲になってしまい勝ちな中で、このバンドは躍動感のある有機的なツインギターが主導権を握っている。時々メロデスっぽくなってしまうのは御愛嬌として、非常にノリノリでヘドバンを誘発する。ソロパートにおいてもド派手に弾きまくっており、⑥などはブルデスを聴いて久し振りにオオッ!と唸ってしまった。かと言ってドラムが目立たないわけではなく、ギター、ベースと一体となって突進する様は堪らないものがある。時折覗かせるブラックメタルテイストもミソ。ヴォーカルは Peter Tägtgren そっくりの極悪非道系グロウルで最初、Peterさんこんなバンドもやってたんかと勘違いしてしまった。どうもこの一作だけでフェードアウトしてしまったっぽいが、もっと作品を聴いてみたかったなぁ。

「Final Call」

谷山浩子さんのソロライブに参加してきた。


10月~12月にかけて行われる今回のソロライブツアー。北海道公演の会場は札幌市のKRAPS HALLである。


初参加の私。開場時間が17時と言う事で、5分前くらいに到着した。ロビーでは既に参加者達が列をつくっており、私も列の後方へと進んでいく。


歩きながら横目でちらちらと参加者をチェック。うーん、40代、50代が中心だ。その次は30代か。20代は後半の方が何人かいそうだが…。も、もしかして私が一番若いのか!?かろうじて3、4歳くらいの女の子がお母さんと一緒に来ていたが、それを除くとどうやらホントに私が最年少っぽい。なんか明らかに浮いている感じがするし…もっと地味な服を着てくるべきだった…



間もなく17時となり、開場。ホール内には椅子が並べられており、私は自分の場所へ(全席指定)。一番後ろの列ではあるが、ステージとの距離が10メートルちょいしかない小さな場所なので十分。収容人数は120人くらいだろうか。


ステージ上にはグランドピアノと机が一台。ソロライブだからピアノ伴奏のみと言う事か。

会場で買ったジンジャエールを飲みながら開園を待つ。やっぱり私は年齢的にも服装的にもやや浮いている。谷山さんの曲って時代に捉われないところがあるから、幅広いファンがいると思うのだが、若い世代でライブまで足を運ぶ人はそんなにいないのかな。


17時30分。いよいよ開園。ホール内の照明が落とされ、ステージのみ明るくなる。そして、谷山さん登場!ほ、本物だ(アホ)!あの谷山さんが目の前に!一気にテンションが上がる。

谷山さんは深々とお辞儀をして早速演奏へ。一曲目は「窓」。


彼女のライブ音源はいくつか聴いた事があるが、やはり声量が素晴らしい。55歳とは思えない、CDなどで聴くのとまったく変わらない歌声。プロなんだなぁと実感。


「窓」を歌い終えた谷山さんはマイクを取りトークへ。今年の北海道公演は暖かい日になりましたねと切り出す。宿泊先の窓から見た、落葉の散らばる札幌の景色が嵌まっていると感じ、「窓から見る景色」→「窓」にしたんだとか。


ちなみにソロライブでは基本的にリハなどはほとんど行わず、谷山さんのその日の気分で演奏曲を決めているらしい。ピアノ伴奏だけのシンプルなライブだからこその自由さだろう。


公演日の11月12日は「洋服の日」らしい。11月29日だったら「いい服」でわかるけれどもと首をかしげる谷山さん。確かになんでだろう?後で調べてみるか…


洋服の日にちなんで、前半は歌詞に服が登場する楽曲をやるそうな。

「ポンピィ・クラウンの片思い」、「LADY DAISY」の2曲を演奏。知らない曲だったが「LADY DAISY」はいい感じ。


再びトーク。谷山さんは最近NHKの朝ドラに凝っているらしい。今放送されているのは「カーネーション」と言う作品だが、私は見たことが無い。「朝の放送には間に合わず…そして昼の再放送にも間に合わず、なので予約録画して見てます」谷山さんの言に会場は爆笑。やっぱり音楽家は夜型の人が多いのかな。かく言う私もそうなのだが。


洋服シリーズの続きで「パジャマの樹」、「まもるくん」を演奏。「まもるくん」はネットでも何やら話題になっていたな。曲名言った瞬間に客席から苦笑が漏れていた。



ここでソロライブ恒例らしいリクエストコーナーに入る。「リクエストある人は?」と尋ねられ、当然全員挙手。ジャンケンで決定することに。

もし勝ったら何を歌ってもらおうかなと心の中で悩む私は捕らぬタヌキの何とやら。

「ガラスの巨人」、「鳥籠姫」、「月見て跳ねる」、「壊れたオルゴール」などが頭に浮かぶ。


結局一発目で負けた。最終的に残ったのは5人。リクエスト曲は、


「道草をくったジャック」

「夜明け前声がやってきた」

「恋するニワトリ」

「ガラスの巨人」

「冷たい水の中を君と歩いていく」


に決定。「ガラスの巨人」をリクエストしてくれた人ありがとう!!「冷たい水~」も嬉しいなぁ。


生で聴く「ガラスの巨人」は圧倒的。そして会場には微かにすすり泣く声が。多分リクエストした人だろう。私も思わず涙ぐみそうになった。次は「鳥籠姫」を聴きたいなぁ。

ところで「道草を食ったジャック」は非常に短い曲で、歌詞にして5行。谷山さんも「この曲が好きなの!?」と苦笑いしていた。



リクエストコーナーを終えたところで前半は終了。15分ほど休憩に入る。この間私は記事のために前半の演奏曲をメモ。と、退場したはずの谷山さんがひょっこり現れて、ピアノを弾きながら「小樽の人よ」を口ずさみ始めた。
「北国の街は冷たく遠い……何が舞い散るんだっけ?」

すかさず年配の方が「粉雪」と突っ込む。歌い終えると拍手が。「いや、休憩中だからいいですよ」と照れる谷山さん。



休憩明けの一曲目は、木製探査機はやぶさの帰還にいたく感激した谷山さんが、ぴったりだから今年のソロツアーで必ず歌う事に決めたと言う「僕は帰る、きっと帰る」。この曲も好きなんだよなぁ。ホントは犬の歌ですけど。。。


お次はニューアルバムから、「わたし帽子」と「さよならDINO」の2曲を披露。「わたし帽子」はプロデューサーさんの泣きのツボなんだとか。「さよならDINO」は、原曲はシンセが耳を惹くアレンジですが、ピアノだけでもあそこまで迫力を出せるものなのか。


(よく理解してないけど)理数系の理論の本を読むのが好きだと話す谷山さん。物体はその運動速度によって時間の進み方が異なるという学説を読み、時間とは一体何なのかと色々疑問に思っているらしい。前日はそのせいで寝不足だとか。でも今日は元気ですと微笑んでいた。

理数系の話にちなんで(?)、「うにょうにょした感じの曲」を3曲演奏。


「クルルカリル」

「ドッペル玄関」

「うさぎ穴」


「ドッペル玄関」を生で聴けるとは!サビが大好きなんですが、ホント音源そのまんまで素晴らしい。こんなピッチの高低がややこしい曲もそつなく歌ってしまう谷山さんはすごいです。



いよいよ最後の曲。最近「愛着障害」と言う本を読んでいて、まさにコレだと思った曲があるから、それをやると話す。そこまで聞いて予想がついた。「よその子」。

この曲もとても好きな曲ですが、最後にこういう重い曲を選曲する辺り谷山さんらしいと思う。終盤のあの歌詞は何度聴いても胸が熱くなる。


最後の曲を歌い終え、退場する谷山さん。もちろん観客はアンコール。鳴り止まぬ拍手の中、しばしの後谷山さん再登場。

テレビ塔のある札幌にぴったりだと言う「電波塔の少年」を歌う。あまり聴いてなかった曲だが、このライブで聴いて良い曲だと思った。

アンコール後も尚も止まない拍手に、「行きたいって言ったら良いよって」と谷山さんは再々登場。歌詞カードの収められた太いファイルを抱えている。「最後はどんな終わり方にしたい?」と言う谷山さんの問いに、客席からは「みんなで歌いたい」との声が。周りも賛同し、最後は「カントリーガール」の大合唱でライブは終了。



初参加の谷山さんライブ。とても楽しかった。

小さな会場なだけに、すぐ目の前で見られるのがやはり良い。そして谷山さんのあの声量。歌唱力をあまり評価されている方ではないが、生で聴くと違う。何が違うのかと言われると上手く書けないのだけれど、とにかく聴き手を惹き込むパワーがある様に思う。それに、ライブになると変にくずして歌う歌手も多いが、谷山さんは音源そのままで歌ってくれるのが嬉しい。谷山さんの曲を聴く方はぜひライブにも足を運んで欲しい。


ぜひ来年も参加したい。そして次はリクエストを勝ち取りたい(笑)。谷山さん、どうもありがとう。


曲目


1.「窓」

2.「ポンピィ・クラウンの片思い」

3.「LADY DAISY」

4.「パジャマの樹」

5.「まもるくん」

6.「道草をくったジャック」

7.「夜明け前声がやってきた」

8.「恋するニワトリ」

9.「ガラスの巨人」

10.「冷たい水の中を君と歩いていく」

11.「僕は帰る、きっと帰る」

12.「わたし帽子」

13.「さよならDINO」

14.「クルルカリル」

15.「ドッペル玄関」

16.「うさぎ穴」

17.「よその子」


アンコール

1.「電波塔の少年」

2.「カントリーガール」

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「In Bondage To The Serpent」 2011
ノルウェーのブラックメタルバンド NunFuckRitual の1stアルバム。
Gorgorothや1349のギタリストMorten "Teloch" Iversen氏を中心に結成されたバンド。まず再生してすぐに飛び込んでくる極度に歪みまくったギターの音に圧倒されるのだが、楽曲自体もドゥームメタル出身のドラマーによるどんよりとしたリズムに乗せて不協和音の如き暗黒の旋律を垂れ流すタイプであり、煮え滾った地獄の釜でじわじわ煮られているかの様な逃げ場のない重苦しさに包まれている。延々と弾き続けられるギターの音に重ねられる不穏なSEが余計に鬱で、正直1曲1曲聴き通すのがかなりしんどい。しかしその日の気分などで「波長」が合ってしまうとどっぷり浸ってしまう作品だろうなぁ。④の終盤などを聴いていると脳が掻き毟られている様で気が狂いそうだ。

「Theotokos」

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「Squalor」 2011
カナダのメロディックデスメタルバンド Shades Of Dusk の3rdアルバム。
カナダのバンド=テクニカル・モダンで自分の好みじゃないと言う固定観念に捉われていながらあえて入手したのだが、思ったより正統派のメロデスでなかなか良いですぞう。どっしりパワフルな演奏で突進し、サビでは憂いを漂わせまくりの鬱メロが冴える①はのっけからキラー。フュージョンとデジタルのエッセンスがミックスされたシンセで幕を開けながら、一転して怒涛のブルータリティとダークなギターリフをブッ放す③、同じ流れを汲む④、⑤と息つく間もない激烈曲の畳み掛け。後半では暗黒の叙情とも言うべき主題が印象的な⑨が光る。ギターフレーズや高低を使い分けるヴォーカルの歌唱などモロBDMじゃんと思う箇所もあるんですが、このクオリティなら文句も出まい。密度が高過ぎて少々疲れますが。。

「The Satyr 」



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「Unsane, Insane And Mentally Deranged」 2001
スウェーデンのデスメタルバンドMurder Squadの1stアルバム。
Dismember のMatti Kärkiをはじめ、Entombed や Unanimated のメンバーらで構成されるバンド。そんな連中が作る音なので予想を外す事無く大変に泥臭いスウェディッシュデスアルバムとなっております。Dismember をより下種で血生臭くした上にデスロールっぽさを付加した感じでしょうか。70'sロックを思わせるギターサウンドがそこかしこで聴けます。ジャケもそうですが、全体的にどうもエグくてガラの悪い雰囲気があります。Mattiのヴォーカルスタイルも初期のVomit感が強いです。本業バンドのしがらみから解放されてこそ出せるヤケクソさ、暴走加減がタマリマセン。やっぱ並のバンドとは気迫が違います。

「Twisted High」