gravestone -10ページ目

gravestone

Remarks

$gravestone
「Light From Darkness」 2011
ロシアのペイガン/ウォーブラックメタル Thunderstorm の5thアルバム。
2006年に一度解散した様だが、その後再結成しこの最新作をリリースした。ギターだけ聴くと荒涼としたペイガンサウンドそのものと言った感じだが、ドラムは激烈にブラストしまくっており、かなり激しくテンションの高い作風。根はペイガンなので全体的に一本調子だし、弦楽器のみで通しているため派手さも無いが、ツインギターの悲壮感漂うメロディはかなり魅力的で、クサメロ好きにも結構ピンと来るタイプだと思う。④などは一切捨てどころが無く、キラーチューン決定。音質面についてはLowに仕上げられている。扇情度の高いなかなかグッドなアルバムだ。

「To End This Life In Battle」

$gravestone
「On Pestilent Winds...」 2009
ドイツのデスメタルバンド Excoriate の1stアルバム。
イントロも含めて僅か7曲の作品だが、とにかく熱気が尋常ではない。スラッシーなリフを引っ掻き鳴らし、ドスンバスンと突撃する楽曲は終始異様なまでにテンションが高く、聴き手の鼓膜をブチ破らんばかりに圧倒してくる。ヴォーカルは通常の非人間的なデス声とは少々異なり、滑舌の悪い怒鳴り声と言った印象なのだが、これがまた精神の底を抉る様な生々しさを出していて良い。計算の上で形成された秩序ある激しさではなく、音質も演奏もラフにキめ、剥き出しの本能と本能をぶつける原始的な衝動のみに身を任せて放つゴリゴリのゴリ押し感。これこそがブルータリティの真髄!バンドは既に解散している様だが、凄まじい一作をこの世に残してくれた。

「On Pestilent Winds」

$gravestone
「Fragments of I」 2009
ドイツのメロディックデスメタルバンド Frozen Infinity の1stアルバム。
ギターリフ主体の正統的なメロデスサウンドにちょっとキーボードで味付けした、と書けば凡庸な作品に思えるかもしれないが、そのギターが奏でるメロディとやらがホントにヤバイ。メロメロにメロい。流麗なメロディと言うのはこう言うモノの事なのだとお手本を聴かされているみたい。高レベルの扇情度を持つフレーズが1曲の中に何度も登場し、しかもアルバム中の全ての曲がそう言う状態なのである。曲展開の巧さもあって、天に昇るかの様な心地良く果ての無い音の波が、まさしく無尽蔵に耳へと流れ込んでくる。⑪のサビ部など、あまりに扇情的でどこまで行くんだと不安にすらなる程だ。こいつらメロディ作りの才能が有り過ぎるんじゃないのか?確かにメロデスとしては激しさが足りないし聴き易過ぎるとは思うが、北欧メロデスに対する敬意は良く感じられるし、むしろそんな事は心底どうでも良くなる程のメロディ面の魅力に溢れているのだ(と言うか全編デス声で通している時点で個人的には黒点以上だ)。希代の超新星が放つ強力メロディアス盤!次作を心待ちにしているぜぃっ!

「The Everwicked」

$gravestone
「Tales From The Morgue」 2010
スウェーデンのデスメタルバンド Entrails の1stアルバム。
結成は91年ですが1stDemoの発表時点で2008年。かな~り片手間で活動されてきたんだろうなと思うわけですが、General Surgeryのドラマーをはじめ、スウェーデンのエクストリームメタルシーンの底を支えるベテランミュージッシャン達によって作られたサウンドはまさしく生粋のスウェディッシュデス。鋭角なギターリフに時折薄ら叙情を纏わせながら突っ切る楽曲。ギターソロのメロいこと!③などはオーソドックスだが好事家のツボを突いたスマッシュナンバーだ。他にも⑦の冒頭のシンセアルペジオなんて90's過ぎて涙が出そうだぜ。意義とはこの音自体に存在するのだ。小汚ねぇ野郎共のやさぐれ魂に乾杯…いや、完敗!Die!!

「Voices」

$gravestone
「Hospital Carnage」 2011
スペインのCarcassライクなゴアグラインド外科医(ウソ)共 Haemorrhage の6thアルバム。
20年以上に渡り嫌がらせの様な下劣音楽をやっておられるその精神には心底頭が下がる思いです。勿論今作も残虐ゲロゲロブッチャーなゴアサウンドに変わりはなく、長年培ったその聴くに堪えないウギョーヴォエーはまさに職人芸と言うべきもので、我々の様な内臓ぶち撒け願望を持つ変態共は安心して身を任せられるのでございます。年を経てもなお漲るこのヤケクソ感を見よ。そこいらのバンドとはリフの出来が違うのです。が、一方で今回のギターソロはかなりメロディアス志向で、発狂系のものはあまりプレイしていない。むしろ叙情の域に達しているのだがいいのかこれは?ま、アクセントっつー事で納得しておきましょうや。

「Splatter Nurse」