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針の効果7「針の効果と経済的価値」

資本主義社会はピラミッド構造です。世の中は経済的格差が広がってきている事を問題視していますが、これはピラミッドの上の方が大きくなれば当然底辺も比例して大きくなるように資本主義を採用する我が国にとって当然起こることが最初からわかっていた現象です。我々は常にピラミッドの上の方を目指して誰かと競い合わないといけない運命なのです。

この競争社会において経済的優位に立つためのポイントは動き、つまり「どれだけ動かせたか」です。俗に人、物、金と言うようにこれらをどれだけ大きく動かせたかで経済的優位性が決まります。もちろんこれらを動かすために自分の身体も動かす必要があり、その身体活動のパフォーマンス向上に針は優れていると言われています。そしてそのパフォーマンスの向上を少しづつ積み重ねて行くことにより後に大きな価値を生み出す事に繋がるのです。

楽天の三木谷社長は「みんな99.5%までは努力する。けど成功を決めるのは残り0.5%を努力できるかだ」とおっしゃられています。一見この成功に至らない0.5%の努力不足の理由を単に怠けたという根性論のみで捉えてしまいそうですが、掘り下げて考えてみるとこの努力不足の理由には経済的、環境的、そして身体的理由が含まれています。例えば仕事の成功を目的としている場合では直接仕事に関する事をするしない云々の問題ではなく仕事をするための経済的環境的身体的状態を整える為に日頃から努力をしているかという事です。

身体的努力について例えば1日仕事をして疲れて帰ってきて思わず倒れ込んでいる時に「この倒れ込んでいる時間に身体を動かす事が出来たら...」という事は誰もが1度は考えた事ではないでしょうか。例えば疲労のピークで集中しなければならない大事な時なのに身体や頭がついてきてくれない時等々。身体の疲れが限界で倒れ込まなければならない時間を何とかする、あるいは疲れていても集中しなければならない時に集中できるようにする、これが前述の例でいう成功について足りない0.5%の身体的理由についての改善努力です。これを通常は体力や集中力の問題と捉えて結構な時間をかけてジムに通ったりランニングをしたり寺で座禅を組んだり等いわゆるトレーニングという努力方法を選択します。しかしこれを身体内の動きの問題と捉えて針を受けるという選択をすると結構簡単かつ効果的に解決してしまうのです。

社会的現役時代から針を受け続けたと仮定して次第に歳を重ねて所謂第二の人生の選択が迫ってきた時を考えてみます。普通の会社勤めの場合、定年を迎えたら身の振り方をどうするのかという進路計画を立てると思うのですが、大半の人は自分の現在の身体の状態を基準に年々身体が動かなくなっていく事を前提に退職後の進路を考えます。もしこの時に身体的リスクをあまり考えなくてもいい身体状態だったら選択する進路はどうなるでしょう。身体が動かない事を理由に排除される進路が見えてくるのですから経済的に有利な選択を取りやすくなるのではないでしょうか。

身体は正しく使えば老化を遅らせる事が出来るということを現役スポーツ選手の平均年齢の上昇化は証明しています。40歳を越えても20歳の若い選手と戦えるのです。これは経済社会において80歳の人間が60歳の人間と渡り合えるという事と同じです。「40歳20歳と80歳60歳では意味が全く違うだろう、80歳で現役とかあり得ない!」と思ってしまうのは我々が今の「動き」が抜けてる医学を身体の常識と考えているからです。

資本主義社会において現在、針を受けるということは大きな経済的価値を手に入れる事だと私は考えます。「現在」というのは資本主義社会では誰もしていない有益な事をするから経済的優位に立てるのであって、皆が同じ優れた技術を用いてそれが標準になると経済的優位に立てないからです。

針はこれまで説明したように効果の測定が出来にくい事と、動きというあまり馴染みのない学問分野を目的としているため社会の理解が薄くあまり受け入れられていないのが現状です。この事は受け止め方によって皆様の人生において絶大な利益にもなりえるということを知って頂きたいと思うのです。


※この記事で針の効果の一連の記事は終了です。長々と書きましたが分かりにくい箇所も多いと思います。私の学問への理解の進行に合わせて随時訂正していこうと思います。読んで下さった皆様ありがとうございました。



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