さいたま市の着物ファン応援隊、master_minminです!


着物イベントボランティア&日本着物スタイリスト協会認定着物フォトスタイリストでもあります。

(「着物フォトスタイリスト」は登録商標で、協会に認定されないと名乗れません)


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2018年11月17日(土)「きものば」イベントとして、初の屋外撮影会でした。

撮影パターンその2、をアップします!ウインク


座りのポーズも撮ってみました。

男女3人ずつの参加者さんなので、適当にペアになっていただきました。おねがい


(Photo by なべし)




(Photo by なべし)



(Photo by なべし)



なんか、仕上がりに変化がなくてすみません。。キョロキョロ



さて、これら(↑)は私が手を加えた上で撮ってもらいましたが、以下によくある座りポーズのあるある、をご紹介。




以下はスナップ的に、自然な感じで。


スナップ的に撮ったので、ピントが合って、表情とかいい感じに撮れていればオッケーなのです。ウインク



ですが、、、


「もし、何か気にするところがあるとすれば」という視点から書いてみますね。


(「全部の写真がこうあるべき」なんて、全然思ってませんので、その点は誤解ないようにお願いします。)


まず1枚目。女性の自然な表情がいい感じに出ています。ニコニコ

が、やはり座り姿勢で難しいのは足元なんです。


(Photo by なべし) 加工はmaster_minmin

右の女性の場合、このくらいはほとんど目立ちませんが、女性が膝を頑張ってくっつけるため、草履が大きく離れてしまう事はよくあります。写真的にはこれが結構目立つのです。


あと、どうしても足も見えてしまいますよね。(左の男性)


なので、「オレンジ線の下からは、撮影範囲に入れない」という選択肢もありだと、私は思います。(もちろん、撮ったあとにトリミングしても良いでしょう)



さて、2枚目です。


(Photo by なべし) 加工はmaster_minmin

このケースは女性の草履はくっついていますが、足を引き気味なので、ちょっと短く見えます。膝が直角になるくらい、前に出して良いと思います。


また、二人とも深めに腰をかけているので、特に男性は後ろ重心になって、骨盤が寝ている状態です。もう少し浅く座って、骨盤を起こすと姿勢良く見えますよ!



最後の3枚目。

こちらのケースもオレンジの線から上を撮影範囲にすると良いかも。男性の足首が見えている、女性の着物が床についてしまっているので。(裾部分は結構スタイリストが手を入れないと綺麗に出来ないことも多いのです)


(Photo by なべし) 加工はmaster_minmin



こういう事は気にしだすとキリがないのですが、NGな事例はなかなか世の中に出ていないので、知りたい人にとっては参考になるのでは、と思います。


裾が、、草履が、、というのは和装ならではですしね。もちろん、洋装でも足の位置ってカッコよくなるか、ダサくなるか、違いはでますけどね!


あと、姿勢も大事なのは洋装でも和装でも同じこと。強いて言えば、洋装はかかと側に重心、着物は爪先側に重心を、と言われていますウインク



という事で、写真は


・撮る人

・撮られる人

・その他のその場にいた人(本格的な撮影では、ディレクションする人もいますよね)

(ヘア、メイクなどした人がいればその人たちも)


の合作なので、その中に和装撮影のノウハウがある人がいると、より良い写真になりますよ〜、ということです。


今回ご紹介したように、和装は特に独特のノウハウがあります。(なので、私たちのような「着物フォトスタイリスト」という仕事もあるわけです。また、カメラマンもプロとして和装を撮るなら、NGを見分ける基本的なノウハウは必要です。通常は仕事で契約するスタジオなどでの研修を経て、現場に出るようです)


もちろん、普通のスナップ写真は堅苦しいことを言わずに、楽しい瞬間が切り取れればOK!ラブおねがい


みなさんもステキな写真を残してくださいね!


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「立つ」正面向き、ななめ向き 

撮影パターンその1(第23回「きものば」より)

https://ameblo.jp/masterminmin/entry-12422068291.html