さいたま市の着物ファン応援隊、master_minminです!
(2018年は「着物ファン応援隊」と名乗ってみようかと思っています)
着物イベントボランティア&日本着物スタイリスト協会認定着物フォトスタイリストでもあります。
(「着物フォトスタイリスト」は登録商標で、協会に認定されないと名乗れません)
昨日は成人式でした!
(場所によっては、おとといだったところもありますね!)
昨日は成人式業務で、写真館のお手伝いでした!
撮影スタイリストではなく、撮影前の着崩れ直しです。(成人式当日なので、着付けしてすぐ撮影、ではないため)
襟周り、おはしょり、帯揚げ帯締め、裾、脇、潰れてしまった帯など、のお直しです。
あとはカンタンなヘアのお直し。(髪が飛び出してきちゃった、など)
だいたいみなさん常識的な手直しで大丈夫でしたが、帯の巻がやや緩めで、帯の下に紙をくしゃっと丸めた、握りこぶし大の詰め物(あらかじめ作っていきます)を詰めた方が何人かいました。
お一人、ちょっと十分に対応仕切れなかったケースが。。(ベストを尽くしたのですが、私の技術では苦しかったです)
着物は普通に着られていたのですが、帯結びがありえないくらい低く、帯締めも緩そうで、帯の巻きも整っていなくて、前を直している途中で、後ろの飾り結びがほどけてしまい
どうやら、帯締めで固定していた後ろの部分が緩んだためらしく。
これは困った〜!!!
とはいえ、なんとかせねば。。
状況を分析すると
・帯がとても硬い(背中に詰め物入れようとしたら、帯芯でなく帯板が入ってる??と思ったくらいです)
・帯枕が筒状
(多分?お母様の時代に作られたのか?なにか布を丸めて円筒形にしたものにガーゼがかかっていました)筒状なので、背中にピッタリくっつくわけもなく、帯枕の紐を締めなおしても転げ落ちようとします。
・文庫系で最後に上からぐるっと回して帯締めで固定する部分の長さがかなりギリギリ
お母様も、「着付けの先生もかなり苦心されてましたが、時間がなくて急かしたので余計にこういうことに。。すみません、他でやっていただいたものを直してもらって。」とおっしゃっていたので、状況はご理解いただいていたのがありがたかったです。
帯を巻き直すことはできないので、無理に形を作って、巻いた帯の下に詰め物を2つ詰めて送り出しましたが、1日持たなかったかも、、、
せめて羽を作るゴムをもともとの1つでなく、自分が持っていたもう一つを追加すればよかった
と後から後悔の嵐〜〜
お母様のお着物と帯だそうで、とても素敵だったのですが、お母様も「昔のものはダメなんですね」とがっかり。。
「いえ!そんなことはありませんよ。お着物はとても素敵ですし、帯だけ変えて着るということも十分考えられます!ただし帯枕は変えた方が良いですね」
とお話ししました。
力不足ですみません。m(_ _)m
着崩れ直しでは、カンタンな場合と、難易度の高い場合の差が大きいです。
ここ、3-4年同じ現場に伺っていますが、毎年お一人くらいは冷や汗ケースがあります。
※帰りはパフェでご褒美!