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| 「現代劇は無理なくできるけれど、かえって難しい」と話す一路真輝(写真:産経新聞) |
若年性アルツハイマーと向き合う人たちの音楽劇「リタルダンド」に、女優の一路真輝が出演している。「書き下ろしの新作で、実年齢に近い現代劇は初めて。ウソのないように演じています」という。
音楽雑誌の編集長(吉田鋼太郎)がある日、若年性アルツハイマーと診断される。同僚で再婚したばかりの妻(一路)は、その看病のために自宅を職場にするが、記憶がどんどん消えてゆく夫に戸惑い、部下や先妻の息子など彼を取り巻く人たちの思いや関係もしだいに変わっていく…。
演出のG2が10年近くあたためていた企画で、脚本は中島淳彦、音楽は荻野清子。ほかに高橋由美子、伊礼彼方、山崎一らが出演している。「リタルダンド」とは音楽用語で「だんだんゆっくりと」という意味。病気の進行が少しでも遅くあってほしいという思いを込めているそうだ。
「脳の病気って人によって症状がさまざまなんですって。お芝居と現実は違うって思われるかもしれませんが、みんなが協力し合うことで、希望があるという気持ちになっていただければと思います。切ないけれど、音楽が救いになっていて、とても手作り感がある作品です」
一路は出産後、約5年の休養を経て昨年、ミュージカル「アンナ・カレーニナ」で女優復帰した。今作は2作目の舞台になる。
「『アンナ-』は再演だったので、すごーく久しぶりにセリフ劇をやってる実感がありますね。鋼太郎さんとの共演は初めてで、ミュージカル系とストレートプレー系のキャストが、互いに助け合ってやっているのが、とってもステキですよ」
31日まで東京公演。大阪公演は8月6、7日にシアターBRAVA!(問い合わせは梅田芸術劇場(電)06・6377・3888)。
一路はこのあと、10月にコンサート、来年は舞台「女たちの忠臣蔵」と、次々と仕事が決まっている。(平松澄子)
「この記事の著作権は産経新聞に帰属します。」
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