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| 書籍『タネナシ。』を発表したダイアモンド☆ユカイ (C)ORICON DD.inc |
「ダイアモンド☆ユカイ」のプロフィール
「男として死刑宣告を受けたようだった」と当時の心境を語り、無事に子どもが生まれた後も、発表するかどうかは悩み抜いたというユカイ。だが東日本大震災を経て、命の尊さを実感。赤ちゃんが瓦礫の下から産声を上げたというニュースに突き動かされ「自分と同じ様な不妊治療で悩む人がいるなら、少しでも力になれれば」と書籍化を決意した。発表後は、予想以上の共感の声や、同じ不妊症に悩む人から「勇気づけられた」という反響が届いた。
同書で伝えたかったのは、カミングアウトではなく“夫婦間”のことだという。「結婚したら、ファミリーとして子どもを持つ将来を想像するよね。特に俺なんか“何歳になっても子どもは作れる”ってタカを括ってた。でも、無精子症と知って初めてわかったんだ。子どもを授かるって、男と女の責任はフィフティ・フィフティ。昔じゃ、子どもが出来ないことを全部女性側の責任にしてたけど、それってすごく愚かなことだって気づいたし、女性の心の苦しみも知ったんだよ」と、穏やかな口調で話す。
続けて実際の不妊治療の過程や顕微授精と人工授精との違いを述べ「自分の痛みなんてたいしたことない。でも妻の肉体的、精神的な苦痛は並大抵じゃない。自分の体は健康体なのに、俺のせいでその苦痛を強いることも、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。頭が上がらないよね」と照れ笑いを浮かべる。この妊娠準備期間で得た夫婦間の絆は揺るぎないものとなったようだ。
そして2010年2月に愛娘が誕生する。だが、同年11月にユカイは浮気がばれて家を閉め出されてしまう。なぜ、そこまで強い夫婦の絆がありながら浮気をしてしまったのだろうか? 「それは……男の性かな(笑)。でも、もうそういう過ちはしないよ。絶対ない!って言えるよ」とキッパリ。
ユカイ家にはこの秋に双子が出産予定。2度目の不妊治療にも成功し、3児のパパとなる。既に育児書などで双子の接し方を勉強しているそうで「知識をつけて分かったことは、とりあえずとんでもない台風がやってくること。間違いないよ」と目尻を下げる。病気の発覚、不妊治療を乗り越えたからこそ感受できる喜び。「俺の仲間内でも同じような不妊症の悩みを抱える人は一杯いてね。でも、そこで立ち止まっちゃう人がほとんどなんだ。不妊治療に関しても女性の方が積極的だけど、男性は受け身だったり。だから、この本を読んで次に何か方法を考えるきっかけになって欲しい」。
最後に「失敗談も全部さらしてるからさ。改めて書き残してみて、妻の傷ついた気持ちを受け止めつつ、前を向こうって思ってる。子どもを授かるまでの期間は人間として問われることも大きかったし、離婚寸前にもなった。だから子どもが出来たことに本当に感謝しているんだ。夫婦間の葛藤を抱えながら、未来に向かっていく。そこを読んで欲しい」と、家族への想いを口にするユカイ。「男性というものについて勉強させられたんだよね。今回のことが無く、ずっと“男” として歳をとってたら気づかなかった。殿様のまま終わらなくて良かった」と、静かに微笑んでいた。
「この記事の著作権はオリコンに帰属します。」
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