わだかまりの夜を越えて、
そのとき、初めて知ることができた。
本当の気持ち。
すれ違いの迷路の中を彷徨い、
いつまでも続く螺旋の向こうに、
光が指している。
そんな気がしたんだ。
見上げた空から飛び込んできたのは、
鮮やかに染まる虹色の涙の雫。
苦しんだのはぼくだけじゃない。
同じ思いをしていたんだ。
視線の先にいる君、
思わず口にした言葉。
「ありがとう」
その一瞬が、すべてを終わらせてくれた。
そして、明日を与えてくれた。
ずっと、この言葉を言いたくて、言えなくて、
言えない苦しさを言うだけだった。
知らなかった。
見えなかった。
どこにもないものだと思っていた。
でも、あったんだ。
なにもかもわかる時が・・・