どのくらい読めば良いのか

 では、どのくらいのペースで読むのが良いでしょうか?


 自分が生徒に勧めているのは、週に1冊以上です。


 もちろん、より多くの本を読んで欲しいのですから、1冊しか読んではいけないなんて思わないでください。


 そして、読み終わったら、日付、本の名前、作者、3行以上の感想文を書きます。



5月25日(土)、西遊記、呉承恩、
三蔵法師が孫悟空、沙悟浄、猪八戒を伴い、遠い天竺までありがたいお経を取りにいきます。ぼくは金閣、銀閣の名前を呼ばれると吸い込まれるひょうたんに、うまくだまして二人を吸い込ませてしまうところがおもしろかったです。


 こんな具合に、1冊ずつ書いていきます。もちろんていねいに字を書きます。


 これが最初はたいへんですが、読み進むとこれも楽しくなっていきます。

音読の効果

 それから、宿題に出ることもある『音読』ですが、これも大変効果がある方法です。


 だから、保護者としては家事などしながらで良いので、しっかり音読は聞きましょう。ちゃんと聞いていると日に日に上手になっていくのがわかりますし、子どもたちの聞いてほしい欲求も満たされます。


 『音読』は本を読み慣れている子は、スラスラと読んでいきます。

 

 だから、音読を聞くとその子の読書量が推測できます。

 

 最初はたどたどしい読み方にはなりますが、毎日読んでいるとどんどん上手に読めてきます。


 すると内容の理解も進み、国語のテストは留まること無く解答出来るようになります。

 

 さらに国語が面白くなって、読書にもつながっていきます。


 『音読』は中学生にも有効なのですが、それはまた別の機会に書きますね。


 保護者のみなさんも一緒に本を読みましょう。