そして最後に訪れたのは
かつて漁港として 楽しい港町として栄えた 閖上

ようやく瓦礫が撤去された がらんとした景色に残る校舎
閖上中学では追悼の式典が行われていた
地震発生時刻に捧げる黙祷を前に
司会の方は話した
「あの日 あの時間を思いだしてください
あなたは どう過ごしてましたか?
どんな行動を起こしましたか?
あの日の夜の雪を覚えてますか?
次の日の空が青かったのを覚えてますか?
しっかり思い出して 現実を受け止めましょう
そして 前に進みましょう 」
本当の意味で乗り越えるということは
辛いことに目を背けてはいけないということなのか
その司会の方は
克明にその地震の恐怖や哀しみさえも思い出すよう促した
そして 2時46分 大きな音でサイレンが唸るなか
みんな手をあわせ 黙祷した
サイレンの音はお腹の底からつきあげるように響き
感情もつきあげる
何も考えてないのに
涙が溢れ出す
地震発生
あの時のあの瞬間と 今とを繋げるように
海に 空に 散った魂と 今を生きる私達を繋げるように
サイレンが鳴り響く
生きろ!
生きろ!
恐れるな!
生きろ!
ただひたすら心の中に感じる熱い魂は
私の想像なのか
いや そう 思えなかった。
たくさんの魂の叫びのように感じた心の声はまるで
あきらめてんじゃないぞ!
ためらってんじゃないぞ!
どんと行け!
思いきり進め!
と言わんばかりに強く胸に響き
私にもっともっと自分を生きろ!
と背中を押してくれた


黙祷を終え
白い風船を 空に放つ時間が来た
お空にいる人達に届けと
鳥の形の風船に書かれたメッセージ
風にのって高く高く海の彼方まで
飛んで行った

卒園の記念に描かれてきた
閖上わかば幼稚園の残された壁画にお花や千羽鶴がならぶ
震災以降バラバラのお友達ともういちど会って
前向きな 出発をやくそくしたいと行われた一年後のお別れ会
そんな特別の会に去年呼んでいただいた
天国のお友達と先生にみんなで歌ったピンクぼうしのドレミファソ♪
金スマというテレビ番組で その様子が放送されたお陰で
たくさんの人達から寄せられた 反響
亡くなった先生と子供達との話は
涙だけで終わらなかった
見てる方々にあたたかい気持ちを与えたのは
きっと。。。
天国から見守るリエ先生や子供たちが
今を生きる子供達を
あったかく照らすように見守ってることが分かったから
献花のもとに集まった園長先生や父兄の方々
そして金スマスタッフの方々もプライベートでお花を持って来られていた
幼稚園のあとを去る前に お別れ会にも来て下さっていた
亡くなったお子さん
りゅうせい君の おじさんと話しができた
まだ全然あれから前に進めていない
重い胸のうちを私に打ち明けてくれました
ただ 去年のお別れ会に私が身重で行ったことを気にされていて
お腹の赤ちゃんが無事産まれたことをきいた時
とっても嬉しかった と 言ってくださった
「りゅうせい が 産まれたときみたいに うれしかった」
って。
それを聞いて私もとてもうれしかった
初めて訪れた避難所の小学校には閖上の方達が避難していて
初めて震災後初のライブとして呼ばれたのは閖上漁港復活ライブで
歌いに来て下さいと声を頂いた幼稚園のお別れ会も閖上の幼稚園で
震災後 自然と閖上の人々との縁がつながって 続いている

今回 被災地に行って初めて抱いた気持ち
また 行かなくちゃ ではなく
また 行きたい という気持ち
本当に強い気持ちをたくさん頂きました
「よっしゃ! もっと生きるぞっ!! 」
ありがとう 閖上の皆様 山元町の皆様
かつて漁港として 楽しい港町として栄えた 閖上


ようやく瓦礫が撤去された がらんとした景色に残る校舎
閖上中学では追悼の式典が行われていた
地震発生時刻に捧げる黙祷を前に
司会の方は話した
「あの日 あの時間を思いだしてください
あなたは どう過ごしてましたか?
どんな行動を起こしましたか?
あの日の夜の雪を覚えてますか?
次の日の空が青かったのを覚えてますか?
しっかり思い出して 現実を受け止めましょう
そして 前に進みましょう 」
本当の意味で乗り越えるということは
辛いことに目を背けてはいけないということなのか
その司会の方は
克明にその地震の恐怖や哀しみさえも思い出すよう促した
そして 2時46分 大きな音でサイレンが唸るなか
みんな手をあわせ 黙祷した
サイレンの音はお腹の底からつきあげるように響き
感情もつきあげる
何も考えてないのに
涙が溢れ出す
地震発生
あの時のあの瞬間と 今とを繋げるように
海に 空に 散った魂と 今を生きる私達を繋げるように
サイレンが鳴り響く
生きろ!
生きろ!
恐れるな!
生きろ!
ただひたすら心の中に感じる熱い魂は
私の想像なのか
いや そう 思えなかった。
たくさんの魂の叫びのように感じた心の声はまるで
あきらめてんじゃないぞ!
ためらってんじゃないぞ!
どんと行け!
思いきり進め!
と言わんばかりに強く胸に響き
私にもっともっと自分を生きろ!
と背中を押してくれた


黙祷を終え
白い風船を 空に放つ時間が来た
お空にいる人達に届けと
鳥の形の風船に書かれたメッセージ


風にのって高く高く海の彼方まで

飛んで行った

卒園の記念に描かれてきた
閖上わかば幼稚園の残された壁画にお花や千羽鶴がならぶ
震災以降バラバラのお友達ともういちど会って
前向きな 出発をやくそくしたいと行われた一年後のお別れ会
そんな特別の会に去年呼んでいただいた
天国のお友達と先生にみんなで歌ったピンクぼうしのドレミファソ♪
金スマというテレビ番組で その様子が放送されたお陰で
たくさんの人達から寄せられた 反響
亡くなった先生と子供達との話は
涙だけで終わらなかった
見てる方々にあたたかい気持ちを与えたのは
きっと。。。
天国から見守るリエ先生や子供たちが
今を生きる子供達を
あったかく照らすように見守ってることが分かったから
献花のもとに集まった園長先生や父兄の方々
そして金スマスタッフの方々もプライベートでお花を持って来られていた
幼稚園のあとを去る前に お別れ会にも来て下さっていた
亡くなったお子さん
りゅうせい君の おじさんと話しができた
まだ全然あれから前に進めていない
重い胸のうちを私に打ち明けてくれました
ただ 去年のお別れ会に私が身重で行ったことを気にされていて
お腹の赤ちゃんが無事産まれたことをきいた時
とっても嬉しかった と 言ってくださった
「りゅうせい が 産まれたときみたいに うれしかった」
って。
それを聞いて私もとてもうれしかった
初めて訪れた避難所の小学校には閖上の方達が避難していて
初めて震災後初のライブとして呼ばれたのは閖上漁港復活ライブで
歌いに来て下さいと声を頂いた幼稚園のお別れ会も閖上の幼稚園で
震災後 自然と閖上の人々との縁がつながって 続いている

今回 被災地に行って初めて抱いた気持ち
また 行かなくちゃ ではなく
また 行きたい という気持ち
本当に強い気持ちをたくさん頂きました
「よっしゃ! もっと生きるぞっ!! 」
ありがとう 閖上の皆様 山元町の皆様