世の中情報入手に忙しい。

われ先に自分が幸せになる情報を得ようとする。

それで成功したらいいが、失敗することも多い。


何でも知ればいいものではない。

知らない時期が幸せのときもある。

特に余命宣告などは。


いつからか、余命宣告を気軽にするようになった気がする。

どれくらい前か、家族に本人に伝えてもいいか、と聞いていたはず。

それが、最近の医者はいきなり準備していない患者に言う。


5年前の父がそうだった。

本人は単なる胃痛と思っていた。

それが、県立病院でいきなり胃がんステージⅣはいいが、余命1年と言われた。


それから亡くなるまでの10ヶ月、本人は余命のことばかり意識していた。

夏に実家の九州に行った際も、帰りがけの太宰府天満宮の道中では項垂れて(うなだれて)歩いていた。

その光景がいまでも記憶に焼きついている。


この5年前という時期は、家内も直腸がんとは知らなかった。

がんの芽は確実に存在していたが、本人は知らず。

知らないから、何の心配もなく過ごした。


知らないことがいい場合もあり、悪い場合もある。

前者の父の場合は、知らなかった方がよかった。

後者の家内の場合は、早く知っておきたかった。


知る知らないのも運命なのか。

まだまだこの世のロジックはよくわからない。

わかることは、知る知らないに限らず、自分の心次第で幸せにも不幸せにもなれること。


今日も一日ありがとうございました。


すべてに感謝。