世の中、ポジティブ思考に関する自己啓発本は無数にある。

確かに本を読めば前向きな気持ちになる。

ただ、それは本を読んだ直後だけであって、その気持ちをどんな場合になっても持続できるかは?である。



自分もそうだが、身体が痛くなくて普通に健康である人は、その逆の人の気持ちは真から自覚できない。

表面的に理解することはできても、腹の底から理解が自覚にまでは至らない。

簡単に言えば、ウクライナ人の気持ちは、日本人には絶対にわからないのと同じ。



自分が状況を経験していないのに、その厳しい経験をして悩んでいる人にポジティブ思考でモノは言えない。

ただ、その状況を聞いてやるだけ。

何も言えない。



いまの家内は2年間の闘病生活を経て、メンタル面が低下している。

睡眠も断続的。

今朝誤って舌を大きく噛み、血だらけになって更に落ち込んだ。



気分転換も含めて、比較的近場だが初めての場所に車で行った。

いつもは歩いて行ける海で癒すが、今日は緑を追加。

気分を変えるには、自然に接するのが効果的。



少しずつではあるが、家内に明るさが戻りつつある。

焦らず、ゆっくりと進んでいこう。

いま闘病中の方も、焦らないで。



すべてに感謝。