タイトルを見てすぐわかる方、?と思われる方様々だろう。
?と思われた方は、下記の十牛図の説明をご参考に。
へんぽんげんげん、と読む。
人の成長過程を10の図で表現している。
タイトルは9の図のテーマ。
初めに十牛図を知ったのは、25年くらい昔に出版された京極夏彦氏の著書「鉄鼠の檻」から。
かなり当時インパクトを受け、十牛図に関する本を読んだ。
ところで昨日、家内のがん再発•転移有無確認の一年経過観察で無事だったことから、埼玉県行田市にある行田八幡神社に御礼参りに行った。
ここは、昨年1月に家内の直腸がんが分かり、どうすべきか右往左往している中、見つけたがん封じの寺。
昨年2月、飛び込みで訪問したところ、本来予約が必要だったが運がいいのか祈祷をしていただけた。
そして神符というものもいただいた。
あれから一年を超えた。
経験者はわかると思うが、一度がんになるとやはり再発•転移を心配してしまう。
特に家内の場合、お母さんが肺小細胞がんを患い、一度は寛解したものの、転移が分かり余命宣告を受けて亡くなったから尚更だ。
行田八幡神社の後、さきたま古墳公園という場所で歩く気功をした。
自然はいつも同じ。
ただ、人の心次第で見方が変わる。
経過観察前は、大丈夫とは思いつつも、油断してはいけないという表現できない思いは確かにあった。
当事者の家内は特に。
十牛図第9図「返本還源」には以下の詩がついている。
染めいだす
人はなけれど
春来れば
柳は緑
花は紅
古墳公園は古墳と名がある通り、いくつかの古墳がある。
この古墳は、私たちの短い人生の時間に比べたら、遥かに遠大な時間をかけて存在している。
先の詩にある通り、人が何を思おうと人がいようといまいが、春になれば木々は緑色になり、桜は鮮やかに咲く。
それが宇宙の動き。
結局、最後は宇宙の源に還る。
身体という肉体を返して。
返すまで、還るまでは生きている。
生きていること、それだけでもなんと感謝すべきことか。
すべてに感謝。
