昨年3月、家内の直腸がんに対して最初の腹腔鏡手術が実施された。
本来なら普通の経過観察であるが、何分縫合不全による腹膜炎の後遺症もあり、今日の経過観察結果に対して家内ともに複雑な気持ちで迎えた。
その証拠として朝早く出なくてもよいのに、家内とも3時半には起きた。
結果は、異常なしだった。
家内の気持ちまでは描写できないが、これまで見守り続けていた者にとっては、結果を聞いた後、妙な脱力感を感じた。
下半身から力が抜けたような。
がんセンターを出る前のトイレで、なんとも言えない感情が昇り、涙を浮かべた。
なんだろうな。
母が脳梗塞を患い身体が不自由になり、それからしばらくして他界。
続いて父が末期がんで余命宣告を受け、宣告よりも早く他界。
間髪入れず、家内の直腸がん診断、そして術後にあわや死ぬ一歩手前となる縫合不全。
なんとかここまで来た。
いや、ここまで来れた。
さすがに今日は気持ちもゆっくりとしよう。
そして家内の検査結果が良かったことに乾杯しよう。
自己満足と言われようと、気にしない。
この人生、自分が自分の素直な気持ちで進めばいいから。
いま厳しい境遇に置かれている方も多い。
いま雨でも、続かない。
いつかは晴れる。
いま受けている経験もきっと役に立つ、
あとはすべてに感謝。