ちょいと最近、スマホからの一発ネタ投稿に頼っていたので、
腰を落ち着かせてPCでネタを書くことに。
今回のお題は、「水曜どうでしょう」である。
HTB(北海道テレビ放送)で96年10月から放送されているテレビ番組である。
これまで、2002年にレギュラー放送を終了しても、数回にわたり単発で復活放送したり、2013年にも最新作がOA予定。
レギュラー放送時のDVDが発売されるたびにオリコンチャートでランキング上位に喰いこむ、怪獣のような番組である。
私が知ったのは、大学時代の同級生が北海道在住(出身)で、ある日何気なく送ってくれたVHSのテープの中に、「水曜どうでしょう」の名企画「サイコロ2」が入っていた。
テレビの前で、腹抱えて笑った。
すぐに「面白い」と大絶賛の手紙を返した(当時は、インターネットもまだ黎明期で、動画配信などもってのほかの時代であった)。
そこからいろいろVHSを送ってもらうたびに、テレビの前で笑い転げ、どんどんとはまっていった。
今思えば、新婚旅行でロンドン郊外の村「ハートフィールド」に出かけ、『クマのプーさん』を捜し求めた、まさにメルヘンな旅行をしたのも「水どう」がきっかけだったし。
私が四国遍路に浸かるきっかけを戴いたのが、「水どう」だった。
初めてVHSをみてから相当の年月が経ったが、同じようにはまったファンは多い、というのを、明けて昨日まで行なわれていた「水曜どうでしょう祭り UNITE2013」の会場ライブ配信をずっと見ながら、感じた。
よくマニアックだ、とか、面白さが分からない、とか、他人の趣味を一蹴する人がいるが、
笑いのツボの波長が
たまたま合った
のだ。
ライブ配信の中で、樋口了一氏が、11年の東日本大震災の被災地での話を引き合いに出し、
被災地での避難生活を余儀なくされている人々の中で、避難所で誰かが発した、
「ここを
キャンプ地とする」
この一言で、避難所に笑顔が戻った、という話をされた。
・・・ええ話。
どこかで聞いたことがある。
人間は、自分自身の過去の経験を「心の拠り所」として生きる。
今後生まれ、大きくなっていく未来の日本を背負ってたつ人たちにも、みておいて損のないテレビ番組かな、と思う。